※媚薬、♡乱用、新×蘭前提
高校生探偵と持て囃されている工藤新一の知的な顔が襲い掛かる暴力的な性欲に蕩けさせられていると知ったら、マスコミや彼の愛しい幼馴染みはどう思うだろうか。
は寛げたスラックスから聳え立つもうひとりの新一をいやらしく手で扱きながら、どこか他人事のように冷静に思考を働かせていた。
もっと、もっと刺激を。強く、強く。次から次へと溢れる熱情は我慢を知らず、の手を汚し、更に滑りを良くして快楽を生み出した。腰をひくひくと動かし、甘えるようにの手を求める。もそれに応えるように手の動きを速め、絶頂へと導いた。あっあっと短く吐息を漏らす新一はとてもhotでcuteだ。最愛の恋人はいるが、いまだ女を知らない新一は迫り来る射精感にとても素直である。
「今は全て忘れなさい、good boy」
熱に浮かされている新一に理性は残っておらず、快楽の奴隷と化していた。普段の育ちの良さや、初心さは微塵も感じさせない。なんとも恐ろしい薬を投与されたものだ。
そもそもの発端は彼の無防備かつ浅はかな行動であったが、今更責めるつもりはない。いつだって彼は正義感と好奇心の塊で、事件に真っ直ぐで、そして必ず物事を解決に導いてくれる頼もしい探偵であった。しかしそんな彼も人間だ。ミスだってする。今回だってそうだ。麻薬密輸組織の壊滅計画に首を突っ込み、残党に怪しげな薬を打たれ、こんな状態になってしまった。押収した資料と症状から推測するに、打たれた薬は間違いなく媚薬。即効性だが、中毒性がないのが唯一の救いだった。効果は一日中続き、セックスをしなければ身体は疼き悶え苦しむ。そんな状態の新一の鎮め役になってくれるはずの恋人とはいまだ男女の関係でないことは明らかで、大切な初体験をこんなかたちで迎えてしまうのは気の毒である。そこでに白羽の矢が立った。ハニートラップを何度も経験している彼女は、任務として割り切って新一とセックスが出来るだろうという上の指示により、現在と新一は用意されたホテルの大きなベッドで交じり合おうとしていた。
「ぅ……っだめだ、また……あっ♡ ああっ♡」
「いいよ、大丈夫。いっぱい出して」
このまま限界まで出し切ってしまえと口で搾り取るように吸い出し、幾分か薄まった新一のかけらを飲み干した。何回か出したことで少し落ち着いたが、それでも呼吸は荒く、の煽情的な姿に酷く興奮した肉棒が擡げ始める。若いって時に残酷だ。
は自分の犯した罪に無自覚であった。自分の喉元が上下する様で、こんなにも元気になってしまう男子高校生を想像もしなかったの過失だ。そう、襲われても文句は言えまい。
「っさん、……さんっ!!」
「え?」
完全に頭脳派である工藤新一の腕力をなめていた。肉体的にも精神的にも圧倒しているという自信に負け、は新一に組み敷かれることとなった。しかし元軍人であるはそんな状況下に晒されても、そこから抜け出す術を知っている。だが、そうしないのは新一がもはや手と口では欲求が満たされないと如実に瞳で語っていたからだ。実に素直な欲だ。そしてそれに応えようと新一の体液を摂取したのは自分。媚薬を打たれた後に分泌される唾液や汗などの体液には微量ながらも媚薬成分が含まれていて、性行為を重ねれば重ねる程、お互いセックスに溺れていく仕様になっていた。は知っていて口に含んだのだ。これから行われるお互い愛のない行為に備えて。
「Baby……」
ちゅ、と軽く新一の唇を遊ぶように啄むと、それがサインとなり、新一は雄の本能のままの口内を蹂躙した。そこにはテクニックも遠慮もない。あるのは剥き出しにされた沸騰した情欲だけ。それでいい。は全て夢だと言い聞かせるように新一の我儘に応え続ける。触れた舌先で熱を共有し、溶け合う。
「挿れていいよ、新一君。挿れて……」
誘うように汗ばむ頬を親指で撫で付けると、新一はの両脚を抱え、既に泥濘を帯びた蜜壺に容赦なく硬く腫れ上がった欲棒を一気に突き上げた。
「はああぁあんっ♡」
「はあっ……♡ はっ、さん♡ ん、気持ちい、きもちっさん♡」
「ひっ、ぁ、あん♡ あっ♡ 激しっ、あっあっ♡」
「くっ、あ、出る♡ 出るっ♡」
ガツガツとの奥に眠る子宮口を打ち付け、それに反応するように収縮を繰り返す温かいのナカは童貞の新一には刺激が強すぎたらしく、すぐに出してしまった。しかし何回かに甘く締め付けられると、直ぐに屹立を新たにし、今度は浅く抽出をして雁首を刺激し始めた。奥も浅い部分も漏れなく開発されているは、どんな刺激にも反応し、快楽が得られる。
「はぅんっ♡ あっ、んん♡ きもちっきもちいいの♡ はっあ、ひん♡」
竹を割ったようなの性格に加え、男顔負けの戦闘能力や、元軍人というだけあって屈強な精神を持つあのが、自分の手で雌にさせているという支配欲が新一を埋め尽くしていく。頭では恋人である蘭という存在を裏切っている事実が警鐘を鳴らしているのに、獰猛な性欲が掻き乱していく。
「いいの、新一君。今だけは本能に従って。私を好きにして」
意識を混濁させるように、呼吸をも呑み込むように、口付けを交わし、流れるまま舌を絡め、歯列、上顎を撫で回し、唾液を交換する。
「きっと朝には全て元通りだから」
このセックスはノーカウント。これがかの有名な工藤新一の童貞喪失だなんて神が許しても世界が許さない。
夜明け前が一番暗い
(だから今だけはこの熱情の海に溺れておけ。)
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