蜜雨

、お前の希望通りじゅくじゅくの卵と伸びきった麺だぞー」
「きゃー、浜田ったらあたしのことよくわかってるんだから―!」
「まあ、からだの隅々までな」
「深夜だからってなんでも許されると思うなこの下僕が」

真夜中の3時20分に若い男女がチキチキラーメンをこれまた下品にずすずすずそずそいわせながら食うのってなかなか乙なもの…ってんなわけあるか。 ちなみに浜田ンちにはチキチキラーメンどーんぶりー♪の専用どんぶりがあたしと浜田の分まであります。 たまにむっしょーに食いたくなるよね、不思議!これどんぶりごと火にかけられるから便利だなあ! チキチキラーメン以外に使い道がないって言うかチキチキラーメン以外にこのどんぶり使いたくないって言うか、専用だからね、使っちゃいけないと思います! え、なに、何言ってんだろあたし…まあ夜だからね、深夜だからね、何でも許されちゃうしなんでもアリなんだよ!この際! えーと、ただいまネットの動画サイトでガキ使見ながら食ってまーすってこれどうゆう状況なの、ねえ!仮にも彼氏と一緒だよ? しかも肌寒いからって頑張って浜田の為に履いてきたミニスカを浜田の中学ン時のジャージで隠してるなんてなんて! あ、ちなみに今ガキ使の「品川七変化!」を見ております。SM色強いよこれ!え、なにこれなんで浜田とこんなの見てんの?!(本日二回目の感想。マンネリ!) どうゆう状況なのよ、ねえ!あ、途中で終わっちゃったよこれだから無料動画サイトは! てゆっか、周りがエロ動画サイトの情報だらけで上と彩とか、え、なに、まじかよあんな大女優が?ひろみが!?(エエースーエエースエエースー、エエースーをねらーええええ♪) えええと、ハイ次!「?クイズ山崎あややの500のコト?」ああ、山崎ホーケーの奥さんだよね、ああああああああああああああままままあああちがったちがうよ!! ほーけーじゃなくってほっけじゃなくってあ、冬のほっけって油のってておいしいよね! じゃなくてだね、この人美人だよねー、何気に山崎ほーせーすきなんだよねー。 あややはうちの父ちゃんが好きだよ!ずっと前本気でカレンダー買おうとしてるのおかーさんに止められてました。娘は見た!(そっちのあややかよ) やっぱりさ、いつなんときでもマナーを持って行動して、境界線なんてないんだよ、昼だろうが夜だろうがいつでも慎ましく平等に! え、あたし何言ってんだろやっぱり夜だから…あああもああう!いきなり盾と矛じゃん!矛・盾!

※もうなにがなにやら

「浜田浜田、なんかさーつまんないから冷蔵庫にあるモンてきとーにチキチキラーメンに入れようよ」
「つまんねーっておま…、あんまねーぞ冷蔵庫に残りもんなんて」

とか言いながらすごすごと冷蔵庫に言ってくれる浜田はあたしに甘甘だゲロ甘だ。

ー、納豆とバナナしかねーぞ」
「えっ、何その微妙な組み合わせ」
「ハーブ&レモンの青じそドレッシングとかゴマ香味のドレッシングとかマヨとかならあるけど…」
「(浜田ってドレッシング好きだよね…最近のマイブーム新しいドレッシングの味見っつってたしな…)ま、いいや、手始めに納豆入れてみて、浜田のに」
「ってオレのかよ」

なんだかんだあたしにベタ惚れなもんだから浜田は納豆パックを開けた。あたしたちは銀の粒食べよー♪じゃなくって美味派です。 透明なシートは真ん中に箸を刺してくるくるさせるとあまり糸をひかないでとることができまっす! これぞ庶民の知恵!加藤家の食卓!おばあちゃんの知恵袋!そして仕上げにからしを全部注入! はい出来上がりー!納豆っていいよね、食物繊維いっぱいで!スゴイ大豆!納豆菌!…すいませんあんまり納豆の栄養素とかわかりません…がん予防とか美肌とか…?

「どうどうどう?」
「…なめこ汁みたいなもったりねっとりスープと納豆6チキチキラーメン7のにおい配分で、たまに思い出したようにからしのぴりりとした刺激が舌を…ってオレはうなばら雄山か!」
「ていうか割合10超えてるし、アンタほんと馬鹿ね」
「え、ちゃん酷い!」

納豆チキチキラーメンを食っているばか浜田はそこら辺に置いといて、次々! えーと、あややの質問は田中さんが優勝して、次ーはっ、まつもっちゃんのテクニシャン対決!はい、キました深夜ネタ!

「んやーやっぱ浜田さんにつっこまれたいよねー!ドSドS!」

腰振るのってこんな大変なんだーってマジマジと見てたら、浜田がマジな顔してあたしを後ろから抱き締めてきた。 あれー、浜田くーん、発情ですかー、そういうのは歌舞伎町でやってくれませんかー、お呼びでないんですよー。 乳首出してマラカス持って街行っていっちょ指差されてこいやあって言いたかったんだけどこいつがあたしの首筋にちゅーしてきたからしてきたから動揺しちゃってあたあたしちゃって、 さっきの忠犬みたいな顔はどうしたあって言うくらいに浜田は目を細めて底意地悪い顔した。あーあーああーあああーあああああ!さんちょっと調子乗りました勘弁して下さい! ほら、次「力を合わせてチャル曽根を倒せ!大食い対決」だし性欲よか食欲だよ浜田く、ん!

「な、なんかさ、たまに無性にお好み焼きとかぎっとぎとのおたふくソースのもの食べたくならない?焼きそばとか冷やし中華とかにマヨネーズはうまいよねー!」
「オレはをいつでもどこでも食いたいよ」
「ほ、ほらまつもっちゃんがんばってるよ!口ピッカピカにして焼そば食ってるよ!ってかトロ食いてー!」
「オレはがくい「あああーあーあーああああーあーあ!!!」

あたしはジタバタしてなんとか浜田の魔の手から逃れようとしたら、あっさり浜田が手を離して拍子抜けした。 え、え、ええなにさ、あたしが変みたいじゃん、どこぞの拳法の構えみたいになっちゃったじゃん!ばか浜田!

「そーいやバナナあったよな」

あたしから離れて立ち上がった浜田は、台所に行ったがすぐに戻ってきた。 テーブルにバナナを置いて、また浜田の顔があたしの顔に近づいてきて身じろぎしたけど、浜田は大して気にも留めず無表情のまま耳元に口を寄せた。

「なに」
、セックス、しよ」

人の話なんてハナから聞く気がない浜田は、言うと同時にあたしの口をふさいだ。ブラの肩ひもと一緒にパーカーのえりも一緒にずり下げてあたしの首筋を噛んだ。 いった、って声なんか出せずに吐息だけ浜田の指と指の隙間から吹き出た。ニヤニヤしながら唇で首筋をなぞって服と一緒にブラもたくしあげられた。 抵抗しようとした手と浜田の手を口から離れさせようとする手が動く前に、浜田があたしの乳首を口に含んだ。

「ふーふーっ!」
ラーメン伸びてる方が好きだからちょうどいいじゃん」
「(息、息が耳にいいいああああ!!)んーんーっ!」
、乳首攻められんの好きだよね」
「んんっぅ!」
「言葉攻めとか、‥あ、左乳首の方が感じやすいって知ってた?」
「はっ、あ!」

ぎゃわああああ!こいつ乳首舐めてるよれろれろってべろべろって!左乳首って…知るかあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!! 激しくどうでもいいことを言いながらも浜田は乳首を舐め続けて、あたしはびくんびくんって自分の意思に反して身体が反応しちゃって、上半身が反ったり上がったり繰り返して、 どうにかこのにゃもにゃもした刺激を分散させようと浜田の髪の毛を痛いくらいに鷲掴みした。 とろんと半開きの目でパソコン画面を見たらまたまつもっちゃんのテクニシャン対決「ビーチクいじりマッチ!!」になってて浜田これに便乗してんじゃねー!!!!!!!!!!
「なあ、…そろそろどっかうずうずしてこねー?」
「ふあー!!!(てめのせだろっがばっか!)」
…時々手に舌が当たってオレとしてはちょっと感じちゃう、みたいな?」

正真正銘、生粋のアホだバカだボケカスだこんちくちょーう!!!!!!!浜田はスッと今まであたしの口を覆っていた手を外してふわりと笑った。

「笑うなばか!むかつくっ」
「はいはい、そんなとろけそーな顔しちゃって説得力無いぜー

くあああああああああああああああ!!!!!!!!!!1111あたしが睨みつけても浜田は何ともない顔をしてスカートをまくった。 寒いからってスカートの下に履いていた中学ン時の浜田のジャージすらも手に掛けていた。 さすがにヤバイって思って浜田のアソコを蹴って阻止してやろうと足を伸ばしたら、浜田が素早く後ろに下がってジャージを脱がしてえええええうあああああああああ!!!!!!!! 浜田はそのままあたしのオレンジのぱんちーまで脱がしてええとあの説明すんのはずかしいんだけどしゅーちしーんしゅーちしーん泣かないでー♪泣きたいっ!

あ、あのですね、あたしの下のアソコのしげみをかき分けて割れ目をひと撫でして、浜田があのえとあたしの粒を指で押したりつまんだりと…ああもあたしの下の口を浜田が舌でかき回しているんですよねこれが……!!!! あたしにはいろいろ刺激が強すぎです自分の説明にすら耐え切れないうあああああああああああああ!!!!!

「うぁ、ん、んっあひ、ひんっ!」
「ぬらぬらしてる…
「ばかはまだあっ、や!」

浜田の絶妙ともとれる憎たらしい刺激で肩で息し始めているところをおもしろそうに眺めながら、テーブルにあるバナナを取って皮をむきはじめた。 なになになになんでこいつバナナ食おうとしてんのなんだよ精力でも切れたのかこんにゃろー!!!!! とか思ったら浜田はにやにやとやらしい笑みで半分皮をむいたバナナを持ったままあたしに近づいてきた。

、男の永遠の夢、で叶えさせて」
「ちょ、や、浜田?」

すでにあたしのアソコはべしょべしょで、床まで濡らしていて、更に浜田の指を一本二本とツッコまれて、今は三本の浜田の指があたしのナカを暴れ回っていた

「んあ、む、ふぇ、ああ!‥や、やだやっんんん!」
「ふたりえっちって男のバナナで表現するよね」
「ひ、あ…ってえ!!!?????」

あたしのアソコをじゅうぶん慣らして、浜田がバナナをツッコもうとしたら、浜田の動きがぎくりと止まった。 あれ、なに、充電切れ?いやいや、あたしの嫌がる姿を見て思いとどまったとか?いやいや、浜田ってドSだよこう見えても。 笑顔の裏には真っ黒いのがあるんだよ、普段浜ちゃん浜ちゃんって後輩を中心に親しまれてるんだけど実はドSだよ、えっちの時は容赦ないよ。 飴と鞭って言うか覚醒って言うかうん、種割れ?(しーどですてにー!)いまダブルピーだよね、今度セカンドシーズン始まるんだよ、見なきゃ。 ってそうじゃない、脱線し過ぎだばかやろっ!

「っっ………、ごめんオレトイレ!」

そんな広くない浜田ンちはほんとにすぐ近くにトイレがあるからそんなに急がなくてもいいのに、駆け込み乗車みたいに浜田は急いでダラダラと冷や汗を垂らしながらバタンってすごい音をたててトイレに入って行った。 あーあ、近所迷惑だようすらとんかち浜田。お隣さんうるさいんだから。 セックスレスの熟年夫婦が、万年発情期浜田に襲われたあたしのあえぎ声を聞いて「なんとまあ最近の若者は破廉恥な!」うんたらかんたら最後はザマス!って言ってくるんだよ。

じゃー、と水音が聞こえたと思ったら今度は静かながちゃって音がして、ドアが開いた。酷くげっそりした浜田がとぼとぼと影を背負って歩いていた。

「…浜田、チキンラーメンと納豆のブレンドはどうだった?」
「オレ…腹ン中ぐるぐるいってるんだけど…」

結論。やっぱりチキンラーメンと納豆は別々に食べた方がいいです。

「あ、今度マヨネーズ入れようよ」






シリカゲルの分際で





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