蜜雨

、つらくねぇか?きもちいか?」
「あっう、はっ、ああんっ…!ひゃ、うっ、あ、あっあっ」

の恥ずかしいところを広げて、舌先でぷっくりと膨らんだ芽をしごいてやると、泣きそうなけれども気持ちよさそうな声をあげて、無意識になのか腰をもっともっととねだるようにオレに押し付けてきた。 ぼつぼつとしている上壁を指で押し上げて、粒の数を数えるみたいにたどっていくと、はきゅうっとオレの指に圧力をかけてきて、更に奥まで飲み込もうとしているみたいだった。 だらしなく流れるいやらしい汁とか、生理的に流れたなみだとか、受け止めきれなかったオレとの唾液とかが、シーツにシミを作っているのがやけにリアルだった。

「ははっ、まるで夢みてーだ…と、こんな…」
「た…いが?」
「オレいま、こわいくらいしあわせだ」
「ぃあ!…ん、あ、はぁ、っ、きゃぅん!!」

かわいい。すげーかわいい。…すっげーかわいい、…うん。
大きな声を出してしまったあとに自分の出した声にビックリして恥ずかしいからって声をおさえようと努力したけど、やっぱり我慢できなくて思わず大きな声で喘いでしまって、どうしようもなくなって枕に顔をうずめて唇を噛み締めているのはいいけど、結局鼻に抜けるような甘い声にすり替わっただけだった。
かわいくてしょうがない。なんだこのかわいい生き物。しぬ。

、隠すな。ぜんぶ、ぜんぶみせてくれよ」
「じゃあタイガのもぜんぶみせて」

余すとこなくぜんぶ。
ああ、この瞳に勝てる気がしない。
好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きすぎておかしくなるいやもうなった自分を見失っちまうくらいこんなにも愛してる。

、いい…か?」
「ん、きて…タイガ、きて、おきて、起きて!!!」

そんなでかい声出さなくても起きてる。起きて…?

「タイガ起きろーっっ!!!」
「!!!??」

ぺろぺろのふさふさのわんわん…わんわん?

「どっ…どっせーーーい!!!」
「あ、やっぱ流行ってるんだその掛け声」

オレの顔に肉球を押し付けて顔中を舐めまわしていたロビンを思わず出てしまった謎の掛け声とともに持ち上げて慌てて起き上るが、タオルケットでは隠しきれないアレを隠すためにまことに不本意で恐怖以外のなにものでもないが、ロビンを抱きかかえてその場をしのごうと思う。

「ていうか怖いでしょ無理しなくていいよ?ロビンおいで!」
「おん!」
「いっいいんだ!オレがロビンと仲良くしたいだけなんだから なっロビン」

冷や汗と引きつった真っ青な笑顔で、くぅんと困ったような鳴き声をあげるロビンをその場に留めることに成功した。 は眉をひそめたが、オレの必死さが伝わったのかため息をつきながら踵を返していった。

「じゃあロビン連れて早く下に降りてきてね」

おうと短く返事をしてドアが閉まってが階段を下りていく音まで聞き遂げてから高速でロビンから離れると、真っ先にティッシュに向かって手を伸ばした。…の下着、何色だったっけな…。


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