1. トップ
  2. レビュー
  3. タウン
  4. あいたま
  5. 6巻感想

あいたま - 6巻

がじろーさん、いつの間ににんじん好きになったんだろ。肉食だった筈なのに。
というわけで、6巻は中等部の3人と糸子さまという異色の組み合わせからスタート。
ここから文化祭のアイドルユニットに絡んだ話が中心でエピソードが進みます。
上記では糸子さまがユニット名を考え、他にも衣装や曲の決定、練習風景などなど。
それを通じて樹里ちゃんと雪乃ちゃんもすっかり普通の友達に。
最初はぎこちなかった2人ですが、少しずつ距離も縮まりました。
それにこのプロジェクトではホントに「え?最終回?」というくらい今までの関係者が大集結。
上記の様にユニット名は糸子さまが、衣装は鈴木さんが、ダンスはリオ先輩、ポスター制作は金田さん(他校の生徒)。
それにあの展開・・・。そりゃ誰だって最終回を疑いますよ?(P52で鈴木さんも言っていますが)
私もちっちゃいですがスクールのライブに出してもらった事が何度かあるんですが、「人に観られる」ってホント独特。
あいちゃんの「視界が変わった」というセリフ、よく分かります。
自分が今まで知っていた世界と全く違う世界。よく見ていた筈なのに、そこに立ってみると何もかもが違う世界。
色々経験して大人になったつもりでしたが、流石に緊張で頭の中が私も真っ白になりましたよ。
ただ、ホントにいい経験でした。
何が一番良かったかって、「経験者の視点でこのエピソードを読めた」です。
「素人が初めてステージに上がる瞬間」を経験しましたからね。
それに、3回目のライブの時は先生方とユニットで出たので、「サポートしてもらえる安心感」での舞台も。
あいちゃんも同じような感じだったのかなぁ。
それ以降のエピソードも「あれ以来あいちゃんが学園のアイドルに」に絡むお話が幾つか。
バレンタインも当然ですがプチ「お姉様」ポジション。
この時のP72の蓮ちゃんの「太るならみんなで・・・」は全ての真理です。

普段は若い彼女達のお話。そして、たまにあいちゃんがほとんど登場しない事もありますが、あいちゃん絡みです。
でも、この巻では珍しく大人達にスポットを当てたお話も。
というか、大人の数が少ない・・・
そんな貴重な大人のホワイトローズさんとひなこさんです。や、後者は大人に見えないですが、ちゃんと母親ですよ?
そう、2人とも母親。
芸能界での親子なのでちょっと特殊な関係性になってしまうローズさんとはみ子ちゃん。
そのはみ子ちゃん、さすが業界の人という事で凄い髪質。
P89では髪を縛ったそばからゴムがするりと外れてしまう・・・
もう、コンディショナーのCMに出たらいいと思います。

1日限定アイドルユニットレベルアップ
6巻のトピックス!(P56扉)毎日レベルアップ中・・・(P107右4コマ目)

あいちゃんはどんどんレベルアップしています(P107でも言われています)。
まず「ユーレイは恐くない ただし美少女(アイドル)に限る」と豪語。
さらに、「美少女 × 廃墟」を開拓。
加えて「アイドルもいいけど 妹もいいね!!」と新しい属性が追加。
もう、何でもアリです。可愛けりゃOKになってきました。
ホント、この子は生まれてくる時に性別を間違えないで本当に良かった・・・
で、その最後の「妹」なんですが、リオ先輩の妹で中等部所属の「ミオ」ちゃん。
この子は本編では身長が156cmとされていたんですが、その直後のプロフィールでは150cmになっていました。
どっちが正解だろう・・・(や、どっちでもいいんですけどね。気になっただけです)

戻る