さて、この巻からは「コミックハイ!」に移籍後。
アニメ化もし、絶好調!制服もニューバージョンです!
新キャラクターも引き続き投入中♪
恋する小学5年生・関とまりが登場!
男の子みたいですが、中身はしっかり女の子♪
ひょんなことで出会った哉純にホの字でございます。
そして、これ以降メインメンバーの1人として参加。
学校関連では流石に小学生と中学生なので舞台自体が違うため出て来れませんが、それ以外では積極的に参加。
当然、哉純関連のネタが多いですが、ぽてまよやぐちゅ子のちびっこチームとしても登場します。
あまり他人と絡まないぐちゅ子ですが、京ちゃんを除けばぽてまよやとまりは例外でよく一緒に出演。
元々ぽてまよはほとんどしゃべれませんし、ぐちゅ子は完全に無口。
京ちゃん以外に喋る事が出来る相手が出来、しかもそれがちびっこのため、とまりはぐちゅ子にとっても新たな展開を生み出すキーパーソンになったような感じです。
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とまり登場!(P50左3コマ目) | | ぽてまよの双葉(P77・3コマ目) |
この2巻での最も大きなイベントといえばやはりぽてまよとぐちゅ子の「開花合戦」。
ぽてまよが発情期だと発覚。
時を同じくしてぐちゅ子の頭には花が咲く!?
それについてはその場で終わり、しばらくはまた日常でしたが・・・
P77〜 にてぽてまよの頭に双葉が。一方のぐちゅ子の頭には三つ葉。
これ以降、2人の競争(?)がスタート。
話が進むにつれてそれが成長していきます。何故か常にぐちゅ子の方がリードしていますが。
ぽてが三つ葉になるとぐちゅ子はつぼみ。
ぽてもつぼみになるとぐちゅ子のつぼみはさらに大きく。
そして、最後には・・・
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みかんと素直(P115右4コマ目) | | 少年の成長(P116左3コマ目) |
なんだかんだでベースはラブコメです。
みかんの素直への憧れ。
むったんとねねの奇妙な関係。
2巻で登場のとまりの哉純への思い。
薫のむったんへの・・・ああ、これは何か違うか。
中/小学生達の淡い恋心が様々な形で描かれます。
もう一つのベースがコメディで、そちらの色が濃いですし、ぽてまよ達不思議生物を軸としたストーリーもありますが、そちらも目が離せません♪
特に、みかんと素直に関してはこの2巻で大きく動きます。
1巻では元々みかんの奥手もあって絡むこと自体がなかなかできませんでしたが、2巻では素直と父・皇大の喧嘩の仲裁に入り、そのため思い悩むことに。
母との過去の事もあり、色々な思いもありますが、みかんの言葉のお陰で素直と父の喧嘩は無事解決。
ほんとに自分の事を大事に思ってくれているからこそしかってくれたみかん。
これまで何も考えずに父を殴っていたのが(ツッコミとして)、ちゃんと謝れるように(特にこのネタは後々まで引っ張ります)。
それは、みかんに言われた言葉があったから。
感情をほとんど表に出さない彼ですが、身内やぽてまよを除けば唯一彼の心に大きな変化をもたらした人物。
多分、この一件をきっかけに素直自身の中でのみかんの存在も大きく変わったと思います。
彼が感情を表に出さないのは母の一件からなんだと思います。
父とぶつかって、みかんにしかってもらって、そしてぽてまよが死んでしまって・・・
でも、最後のは実は勘違いで。
様々な経験を経て、人間として成長する子供。
P116にて初めて見せた優しい笑顔。それが彼がぶつかったり転んだりしながら変わっていった答えなんだと思います。
「ありがとう」と「ごめんなさい」、そして悲しみと喜びを経て、少年は少し大人になりました。
あとがきで先生自身が「4コマ漫画にあるまじき少し重めの展開」とおっしゃっていますが、これがあるからこそ「ただ可愛いだけではない作品」であり、私がこの作品を大好きな理由なのかもしれません。
子供を描く中で、しかも時間が経過していく。
なら、「どうやって成長するのか」「どういう風に成長するのか」は大きな要素ですもんね。