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ゆゆ式 - 4巻

私も好きでよく買います、カントリーマアム(P11/12より)。
はい、あえてどうでもいい所のチョイスからのスタートです。

やっぱりこれは触れなきゃ!ですね。
雑誌連載時、そしてこの4巻が出た時に大きく扱われました「ゆゆ式にイベントが!」。
P67〜 で海へ!
でも、8ページ丸々でもないです。後半はやっぱりいつもの3人の日常です。
その辺りがこの作品らしくていいなぁ。

今回の「分かるー!」。
敢えてのチョイスはP21で。
そう、この仕込んでおいてフラれるのを待つ独特の空気。
そして、気がついてもあえて触れない独特の空気。
この駆け引きがまた楽しいのです。
お互いにタイミングを測り・・・その結果がP22。
「分かるー!」
もう一つ。
P48の「なんで急にあんな話したんだろーねー」。
話が連なっていくといつの間にそういう話題になったのやら?っての。
女子は特に多いですねー。話がノンストップで何時間も続きますし。
あと、アルコール入ると性別関係なくこうなりますね。まあ、あれは頭のストッパーが壊れちゃっているのもあるんでしょうが。
私の場合は「引き出しは浅く広く」がモットー。なので人以上に話を横道にそれさせるプロです。
さらにもう一つ。
P49の唯の例え。
渾身のが出た!けど反応はイマイチ。
これって寂しいよね!
特に決め打ちだった日にゃ・・・
で、それ以上のを焦って出そうとするとドツボにハマります(体験済み)。
取り敢えず、落ち着こうね、私。
あと、P101とかも「技」ですよね。
予告したり予想させたりしてそれを裏切る。
新喜劇では「予定調和」の笑いがよく使われます。これは中高年の方がこの手の笑いが好きだから。
敢えて予想させて、その通りのギャグが飛び出す。それが快感に繋がるのです。
一方、若い方に好まれるのはこのゆずこのように「予想を裏切る」という笑い。
笑いってね、ひとことで言ってもホント相手や空気や・・・色々な要素を計算し尽くして初めて成立するんですよ。
まあ、私は出来ませんがね!だからこうやって「レビューを書く方」をやってますから!
いつかレビューされる側っていうのも経験してみたいもんです。

P61とか、ゆずこ上手いなぁ・・・って。
いわゆる「スカシ」なんですが、これってすんごく難しいんです。
なぜなら、まずは空気を作るところからなので。
おまけに外した時のリスクがものすごくでかい。
笑いは「間」というのが私の持論。間の使い方でその人の技量が分かります。
この3人はその「間」の扱いがホント上手いです。
正味な話、描いている先生が「間」の扱いに長けているってことです。
関西に住んでらっしゃった時期があるとのことですので、肌で感じで体で覚えた笑いのセンスなんでしょうね。

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