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氷室の天地 Fate/school life - 1巻

ぱれっとの誕生と共に連載スタート。その後、休載一切せずに今もなお走り続ける名実共にぱれっとを代表する作品です(2014年2月現在)。
間違いなくぱれっとの最古参作品であり、創刊前から続く唯一の作品でもあります。
そして・・・私は未だに原作をろくに知らない読者です。
ゲーム(しかも年齢制限付き)なのでどうにもね。
とはいえ、そういった知識が一切不要なのがありがたい所。
レビューでも語っておりますように、必要なのはパロディネタの数々に対する知識。
1巻のド頭から全力のパロディネタのオンパレード。ブレない作品です。
そう、この作品ってホントブレません。
ネタや作風もそうですが、先生は元々同人で彼女たちを描き続けてきた方。
作画も一切ブレないのです。

球技大会では早速前後半に分かれたお話に。
そう、この作品では複数話にわたるお話が多いです。それが早速登場。それ以降も修学旅行などさらに連続したお話も続きます。
また、作品を通して大きな流れがあります。そのため1話目から順番に読むのが楽しむコツなのですが、この1巻ではまだ独立したお話がほとんどです。
とはいえ、何気ないお話が後々重要な意味を持ってきたりもするのでやっぱり順番って大事です。
恐らく「ストーリー4コマ」に属するタイプの作品。
1巻では日常を幾つか挟みながら「球技大会」「修学旅行」が描かれます。
特に後半はほとんど修学旅行一色です。
とはいえ、まだまだ「因縁」や「過去のエピソードを引っ張って」等は薄いです。
唯一、球技大会で氷室と一成の因縁が生まれ、修学旅行でそれの決着を付けようとしたという点くらい。
まだまだ過去の話や直前の出来事を知っている必要のあるお話は出てきていません。
が、2人の因縁はこの後非常に長くに渡って描かれることになりますので要チェック!

氷室の軍師っぷりも早速解放状態。
とはいえ、最初に采配を振ったのは球技大会。ここでは成果を上げられませんでした。
その後は修学旅行にて再び・・・が、こちらも成果なし。
知略家イメージの彼女ですが意外と出だしは失敗続きでした。
そして、メインとなる彼女の物語。これが作品を通じてのメインストーリーになるのですが、それが1巻のラストでちらりと伏線が登場します。
1巻でメインストーリーに絡むのはその1シーンのみ。それ以外はにぎやかで楽しいパロディネタ祭り。
この1冊だけでどれだけのネタが詰め込まれているのやら・・・
その密度が変わらずずっと続きます。いやはや・・・恐ろしい。

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