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MEDIGIRL - 1巻

医大生の実態をリアルに描く異色の作品。
リアルガチに「こんな勉強してるんや!」という連続です。いや、勉強だけでなく「こんなキャンパスライフなんや!」という更に広い驚き。
とはいえまだ入学直後を描く最初の数回は作品としての地盤やキャラを固めるためかある程度普通のキャンパスライフ(授業も専門が増えるのは1年生後期以降ですし)。
医学テイストのJC4コマ、という雰囲気です。
ですが回を増すごとに医学テイストが増していき、やがてこの作品でしか描くことのできないまさに「MEDIGIRL」となるのです。
割と早い段階でその姿になるので(P52で早くも2年生に進級。1巻はその後ずっと2年生)、導入でキャラを固めて一気に医学テイストの本編へ!という感じです。
そこからは専門用語や普通は触れることがない医学部ならではの授業などが飛び交う独自の世界。

あおい君イジリ男なんです・・・
加速していく医学部要素(P72左1コマ目)医学生って大変なんです!(P85左4コマ目)

上記のようにその特殊な授業や実習がメインの作品のため、それらのシーンがよく描かれます。
学生モノで授業がメインで描かれるのは珍しいかもしれません。
加えて、医大生の勉強量は半端じゃないです。
そのため日常的に自ら勉強しているシーンが多いのも特徴。
きょーこがある程度ちゃらんぽらんですが、それでも医学部に入っている以上一般人よりは圧倒的に成績がいいです(一般教養では余裕も見せていますし)。
勉強の習慣がついている人たちは強いです。
そんな彼女タイでも毎日勉強しないと追いつかない医学の世界。
つか、期末試験の1科目の範囲が800ページってどんな世界だ・・・(P46)。
しかも2年はそれが9科目・・・
医学部、想像以上に大変なところだっ!

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