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作品ID:226
こちらの作品は、「お気軽感想希望」で、ジャンルは「一般小説」です。
文字数約1529文字 読了時間約1分 原稿用紙約2枚
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中間テストだってーのに!
作品紹介
『中間テスト一週間前』。それは丁度、テストのため部活動類が中止になり、そろそろテスト勉強に頭を悩ます生徒や、テスト勉強を怠り焦る生徒など。
様々な素が見える時期である。
……しかしこのクラスではそれは通用しない。
なら見てみるといい。きっとそのほうが分かりやすいだろう。
様々な素が見える時期である。
……しかしこのクラスではそれは通用しない。
なら見てみるといい。きっとそのほうが分かりやすいだろう。
中間テストを今月6月に控えた春陽中学校。
勿論、既に中間テストなんて大きな試験を一週間後に控えている俺はテスト勉強を家でも、学校でも怠る事はなかった。
小学6年の時の学力テストも事前のテスト勉強の成果もあってか、なかなかの手ごたえだった。
きっと、この中学校でもテスト勉強やテストそのものに焦る生徒など、色んな生徒が居るのだろうと思っていた。……しかし。
「お前ら、ちょっとは勉強しろよっ!!」
あぁ、忘れていた。この学校、俺が所属するこのクラス1-Aはかなりの自由人ばかりだということを! そしてテストなんて近づいてきてもテスト勉強なんてしないで、テストが帰ってきたあとの言葉は決まって……
『テスト? 何、それ? 食べれるの?』
『え!? 私、食べ物大好きってか、食べ物嫌いな人いないか!』
こんな状況だということを!
つまりだ。このクラスは勉強を何一つしない! この4月から6月までの二ヶ月間、俺はこの目でこのクラスを見続けてきた!
何だろう。このクラスがかわいそうに見えてきた。何でだろう。あぁそうか。
〈こいつら、どうしようもない阿呆共だからか……!〉
予習用ルーズリーフにシャープペンシルを走らせながら数学の累乗をといていく。
BGMに、このクラスの阿呆共の歓声を聞きながら。
「え、何々。少年ーお勉強中!?」
「少年って。っていうか! お前たちが勉強しないのが訳分からないんだよ! 普段の勉強と、テスト勉強、予習復習以外は勉強なんてしなくてもいいけどさ! 今は中間テスト一週間前だぞ!? テスト勉強ぐらいしろよっ!!」
「えぇ?勉強なんて面倒だもんー! ねー! 皆ー!」
『勿論!!』
〈あぁ?! こいつらはっ!〉
右手で握っているシャープペンシルを粉々に割れるぐらい力を込めて、俺は先日教師に言われた言葉を言ってやる!
「お前ら、今回の中間テストで平均点取れなきゃ、強制追放! つまり強制的に退学させられるんだろうが!!」
……残念ながら。このクラスで一番頭がいいのは俺だ。といっても俺もそんな突飛な点数は取れない。精々、平均かそれより少し上ぐらいだ。
しかし。俺だけを見れば、だ。このクラス全体でみれば話は違う。
このクラスは平均点すらも取れないような、むしろ30点も取れないようなクラスなのだっ!!
「つーことで! お前ら、今から勉強するぞっ!! ほらそこ、面倒だ的な目線寄越すんじゃねぇ! 勉強は学生の仕事だろうがっ! ほら、教科書とノート出せ! ついでに補助教材! 後、全員苦手な教科教えろ!」
一気に命令をだす。当然、勉強をするといったらクラスの連中は「めんどいー」など言っていたが、全て無視だ!
今は……この学校に残れるか否かの危機的問題を解消すべきだ!
――一週間後。
俺はこの一週間、この30点も取れないようなクラスを相手に自分の勉強とクラス連中の勉強とを両立させて見せた!!
大丈夫。こいつらは平均点を取れるぐらい、成長したんだ! 大丈夫、俺が教えたんだから大丈夫だ!
そしてテスト本番。五科目出される内の一教科目・数学。
数学は俺が得意とする教科の一つだ。
すぐに回答欄はうまり………………そこで俺の意識は途切れた。正確に言えば俺の視界は真っ暗になった。
「んあっ!?」
飛び起きる。
何だ、この不吉な夢は!
でも、何でだろう。ありそうだ。あのクラスならばっ!
皆さんも、できれば、テスト勉強など、まめに勉強なさるほうがよろしいでしょう。
勿論、既に中間テストなんて大きな試験を一週間後に控えている俺はテスト勉強を家でも、学校でも怠る事はなかった。
小学6年の時の学力テストも事前のテスト勉強の成果もあってか、なかなかの手ごたえだった。
きっと、この中学校でもテスト勉強やテストそのものに焦る生徒など、色んな生徒が居るのだろうと思っていた。……しかし。
「お前ら、ちょっとは勉強しろよっ!!」
あぁ、忘れていた。この学校、俺が所属するこのクラス1-Aはかなりの自由人ばかりだということを! そしてテストなんて近づいてきてもテスト勉強なんてしないで、テストが帰ってきたあとの言葉は決まって……
『テスト? 何、それ? 食べれるの?』
『え!? 私、食べ物大好きってか、食べ物嫌いな人いないか!』
こんな状況だということを!
つまりだ。このクラスは勉強を何一つしない! この4月から6月までの二ヶ月間、俺はこの目でこのクラスを見続けてきた!
何だろう。このクラスがかわいそうに見えてきた。何でだろう。あぁそうか。
〈こいつら、どうしようもない阿呆共だからか……!〉
予習用ルーズリーフにシャープペンシルを走らせながら数学の累乗をといていく。
BGMに、このクラスの阿呆共の歓声を聞きながら。
「え、何々。少年ーお勉強中!?」
「少年って。っていうか! お前たちが勉強しないのが訳分からないんだよ! 普段の勉強と、テスト勉強、予習復習以外は勉強なんてしなくてもいいけどさ! 今は中間テスト一週間前だぞ!? テスト勉強ぐらいしろよっ!!」
「えぇ?勉強なんて面倒だもんー! ねー! 皆ー!」
『勿論!!』
〈あぁ?! こいつらはっ!〉
右手で握っているシャープペンシルを粉々に割れるぐらい力を込めて、俺は先日教師に言われた言葉を言ってやる!
「お前ら、今回の中間テストで平均点取れなきゃ、強制追放! つまり強制的に退学させられるんだろうが!!」
……残念ながら。このクラスで一番頭がいいのは俺だ。といっても俺もそんな突飛な点数は取れない。精々、平均かそれより少し上ぐらいだ。
しかし。俺だけを見れば、だ。このクラス全体でみれば話は違う。
このクラスは平均点すらも取れないような、むしろ30点も取れないようなクラスなのだっ!!
「つーことで! お前ら、今から勉強するぞっ!! ほらそこ、面倒だ的な目線寄越すんじゃねぇ! 勉強は学生の仕事だろうがっ! ほら、教科書とノート出せ! ついでに補助教材! 後、全員苦手な教科教えろ!」
一気に命令をだす。当然、勉強をするといったらクラスの連中は「めんどいー」など言っていたが、全て無視だ!
今は……この学校に残れるか否かの危機的問題を解消すべきだ!
――一週間後。
俺はこの一週間、この30点も取れないようなクラスを相手に自分の勉強とクラス連中の勉強とを両立させて見せた!!
大丈夫。こいつらは平均点を取れるぐらい、成長したんだ! 大丈夫、俺が教えたんだから大丈夫だ!
そしてテスト本番。五科目出される内の一教科目・数学。
数学は俺が得意とする教科の一つだ。
すぐに回答欄はうまり………………そこで俺の意識は途切れた。正確に言えば俺の視界は真っ暗になった。
「んあっ!?」
飛び起きる。
何だ、この不吉な夢は!
でも、何でだろう。ありそうだ。あのクラスならばっ!
皆さんも、できれば、テスト勉強など、まめに勉強なさるほうがよろしいでしょう。
後書き
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