小説鍛錬室
小説投稿室へ運営方針(感想&評価について)
投稿室MENU | 小説一覧 |
住民票一覧 |
ログイン | 住民登録 |
作品ID:247
こちらの作品は、「お気軽感想希望」で、ジャンルは「一般小説」です。
文字数約908文字 読了時間約1分 原稿用紙約2枚
読了ボタン
button design:白銀さん Thanks!※β版(試用版)の機能のため、表示や動作が変更になる場合があります。
あなたの読了ステータス
(読了ボタン正常)一般ユーザと認識
「キツネのペンが恋をした」を読み始めました。
読了ステータス(人数)
読了(174)・読中(1)・読止(0)・一般PV数(650)
読了した住民(一般ユーザは含まれません)
小説の属性:一般小説 / 未選択 / お気軽感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし /
キツネのペンが恋をした
作品紹介
北キツネのペンは、
小さな小さな銀色のスプーンに恋をしました。
絵本用に書き上げた、
ちょっと不思議な物語。
小さな小さな銀色のスプーンに恋をしました。
絵本用に書き上げた、
ちょっと不思議な物語。
彼女は小さな小さな銀色のスプーン。触れると冷たく、叩くとチンと硬い音を奏でる。その体いっぱいで光を反射させてキラキラと輝いて、見つめている者をニッコリとさせる不思議な力があるような美しさがある。
ペンは彼女に一目惚れをした。しかしペンは北キツネだから、この恋心が報われないと分かっていた。それでもペンは彼女の事が好きだった。しかし彼女は小さな小さなスプーンだから、この想いが届かない事をペンは感じていた。それでもペンは深い愛情を持って、小さな小さなスプーンを見つめてしまうのだ。
ペンは考えた、どうすれば彼女と仲良くなれるのかと。そして、彼女と釣り合える存在になろうと思いついた。
始めに『マスクメロン』になろうと試みた。しかしあの網加減が難しいので、ペンはマスクメロンをあきらめた。次に『レアチーズケーキ』になろうと試みた。しかしチーズ嫌いなペンにはレアチーズケーキに変化(へんげ)する事が出来なかった。
その後いくつかの物に変化を試みた。彼女が心を開いてくれる物、そう思える物すべてに変化してみたが、彼女は心を開いてはくれなかった。
最後にペンは、自分の持っている変化の能力をすべて使って『バニラアイス』に変化した。とっても甘く、口に入れるとクリーミーな味を残してス?っと溶けてしまうバニラアイスに。そして彼女のそばに近づいた。
「そんな…。あなたを信じていたのに、どうしてそんな事を…」
彼女はようやく心を開いてくれた。しかし悲しそうに、辛そうに泣いていた。
「ワタシはスプーン。ですからバニラアイスのあなたを傷つけてしまう。かといって、何もしないとあなたの体は溶けてしまう…。ワタシはどうすればよいのでしょうか…」
彼女は泣きながらそう言い残して、ペンの前から消えてしまった。
ペンは彼女に恋をしていた。しかしペンは北キツネだから、そして彼女は小さな小さなスプーンだから、二人の恋は儚く終わりを告げられた。
それでもペンは彼女が好きだから、今日も彼女を待って、変化の葉を集めて考えている。そして彼女が戻って来る事を信じている。
―――――― 終
ペンは彼女に一目惚れをした。しかしペンは北キツネだから、この恋心が報われないと分かっていた。それでもペンは彼女の事が好きだった。しかし彼女は小さな小さなスプーンだから、この想いが届かない事をペンは感じていた。それでもペンは深い愛情を持って、小さな小さなスプーンを見つめてしまうのだ。
ペンは考えた、どうすれば彼女と仲良くなれるのかと。そして、彼女と釣り合える存在になろうと思いついた。
始めに『マスクメロン』になろうと試みた。しかしあの網加減が難しいので、ペンはマスクメロンをあきらめた。次に『レアチーズケーキ』になろうと試みた。しかしチーズ嫌いなペンにはレアチーズケーキに変化(へんげ)する事が出来なかった。
その後いくつかの物に変化を試みた。彼女が心を開いてくれる物、そう思える物すべてに変化してみたが、彼女は心を開いてはくれなかった。
最後にペンは、自分の持っている変化の能力をすべて使って『バニラアイス』に変化した。とっても甘く、口に入れるとクリーミーな味を残してス?っと溶けてしまうバニラアイスに。そして彼女のそばに近づいた。
「そんな…。あなたを信じていたのに、どうしてそんな事を…」
彼女はようやく心を開いてくれた。しかし悲しそうに、辛そうに泣いていた。
「ワタシはスプーン。ですからバニラアイスのあなたを傷つけてしまう。かといって、何もしないとあなたの体は溶けてしまう…。ワタシはどうすればよいのでしょうか…」
彼女は泣きながらそう言い残して、ペンの前から消えてしまった。
ペンは彼女に恋をしていた。しかしペンは北キツネだから、そして彼女は小さな小さなスプーンだから、二人の恋は儚く終わりを告げられた。
それでもペンは彼女が好きだから、今日も彼女を待って、変化の葉を集めて考えている。そして彼女が戻って来る事を信じている。
―――――― 終
後書き
未設定
|
読了ボタン
button design:白銀さん Thanks!読了:小説を読み終えた場合クリックしてください。
読中:小説を読んでいる途中の状態です。小説を開いた場合自動で設定されるため、誤って「読了」「読止」押してしまい、戻したい場合クリックしてください。
読止:小説を最後まで読むのを諦めた場合クリックしてください。
※β版(試用版)の機能のため、表示や動作が変更になる場合があります。
自己評価
感想&批評
作品ID:247投稿室MENU | 小説一覧 |
住民票一覧 |
ログイン | 住民登録 |