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作品ID:533
こちらの作品は、「批評希望」で、ジャンルは「一般小説」です。
文字数約1091文字 読了時間約1分 原稿用紙約2枚
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小説の属性:一般小説 / 未選択 / 批評希望 / 初級者 / 年齢制限なし /
君への手紙
作品紹介
よろしくお願いします
君はそちらで元気にしているだろうか?
ぼくは、きみがいなくてさみしいが、そこそこ元気にしている。
それから、そこは幼い日に2人で読んだあの本の挿絵のような楽園なのだろうか?君がさびしい思いをしていないことを願うよ。
君の両親には会えただろうか?
いつも、強がっていたけれど、ほんとは会いたくてしかたがなかったことを、ぼくは知っている。だって、覚えてないくらい前からずっと幼馴染としていたから。
ぼくも、君の両親が懐かしいよ。
あんなにも素敵な人たちを忘れるわけがないだろう?
ぼくの両親も素敵な人だと思うけれど、あの人たちを親に持った君がうらやましかったよ。
本当に。君といい、君の両親といい、どうしてそんなにも素敵な人たちばかりがすぐに行ってそまうのだろう?
神様は、とても不公平だと思うよ。
でもきっと、そんな人だからこそ神様は欲しがったのかもしれないと思ったよ。
ねえ、こんなことをここに書いたって、もうどうにもならないのにね。
君になにもしてやれなかったこと、本当に悔やんでいるんだ。
もうすこし、何か…わからないけれど何かしてやることができれば、もしかしたら君はまだここにいたかもしれないのに…。
きっと、君は今わらっているだろう?
なんてバカな人なの?って、いいながら。
君はそういう人だよ。
ねえ、届かないってわかってるけど、もし君がこれを読んだのならひとつだけかなえてほしいことがあるんだ。
どうか、僕の前に現れてすこしだけ、ほんとに少しだけ微笑んでほしいんだ。
いま、ものすごくわらっているだろう?…ぼくはものすごく本気なんだけどね。
まあいいけれど。
あと、最後にひとつ言いたいことがあるんだ。
ぼくは、あのときからずっとずっと、君のことが大好きだったんだ。
さようなら、エミル。また会える日まで―――。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
次の日、この手紙を君の眠る場所に置いた。
すると、不思議なことに強い風が吹いたとき、石で押えてあったはずのそれが、どこかへ飛んでいってしまったんだ。
おもしにしてあった石は、1ミリも動いていないんだ。
不思議だろう?
でも、もっと不思議なことがあったんだ。
こんな声が聞こえたんだ。
『私も大好きだったよ。ありがとう。ハル。』
空耳だったのかもしれない。
でも、ぼくはこう思うことにするよ。
君が来てくれたんだって。
だから…
「ありがとう。エミル。…さようなら。」
ぼくはそっとつぶやいた―――――。
ぼくは、きみがいなくてさみしいが、そこそこ元気にしている。
それから、そこは幼い日に2人で読んだあの本の挿絵のような楽園なのだろうか?君がさびしい思いをしていないことを願うよ。
君の両親には会えただろうか?
いつも、強がっていたけれど、ほんとは会いたくてしかたがなかったことを、ぼくは知っている。だって、覚えてないくらい前からずっと幼馴染としていたから。
ぼくも、君の両親が懐かしいよ。
あんなにも素敵な人たちを忘れるわけがないだろう?
ぼくの両親も素敵な人だと思うけれど、あの人たちを親に持った君がうらやましかったよ。
本当に。君といい、君の両親といい、どうしてそんなにも素敵な人たちばかりがすぐに行ってそまうのだろう?
神様は、とても不公平だと思うよ。
でもきっと、そんな人だからこそ神様は欲しがったのかもしれないと思ったよ。
ねえ、こんなことをここに書いたって、もうどうにもならないのにね。
君になにもしてやれなかったこと、本当に悔やんでいるんだ。
もうすこし、何か…わからないけれど何かしてやることができれば、もしかしたら君はまだここにいたかもしれないのに…。
きっと、君は今わらっているだろう?
なんてバカな人なの?って、いいながら。
君はそういう人だよ。
ねえ、届かないってわかってるけど、もし君がこれを読んだのならひとつだけかなえてほしいことがあるんだ。
どうか、僕の前に現れてすこしだけ、ほんとに少しだけ微笑んでほしいんだ。
いま、ものすごくわらっているだろう?…ぼくはものすごく本気なんだけどね。
まあいいけれど。
あと、最後にひとつ言いたいことがあるんだ。
ぼくは、あのときからずっとずっと、君のことが大好きだったんだ。
さようなら、エミル。また会える日まで―――。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
次の日、この手紙を君の眠る場所に置いた。
すると、不思議なことに強い風が吹いたとき、石で押えてあったはずのそれが、どこかへ飛んでいってしまったんだ。
おもしにしてあった石は、1ミリも動いていないんだ。
不思議だろう?
でも、もっと不思議なことがあったんだ。
こんな声が聞こえたんだ。
『私も大好きだったよ。ありがとう。ハル。』
空耳だったのかもしれない。
でも、ぼくはこう思うことにするよ。
君が来てくれたんだって。
だから…
「ありがとう。エミル。…さようなら。」
ぼくはそっとつぶやいた―――――。
後書き
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