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作品ID:1395
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ドライセン王国シリーズ:滔々と流れる大河のように(冒険者編)

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


第四章「シュバルツェンベルク」:第20話「新居」

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第4章.第20話「新居」



 ゴーストとの戦闘を終え、ギルドで換金しているとギラーからの使いが現れ、屋敷の引渡し準備ができたと伝えてきた。



(屋敷を買ってから、もう一ヶ月か。四十階攻略や初めてのアンデッド戦の所為で忘れていたなぁ)



 使いの者には翌日引き取ると伝え、宿に帰る。



 翌日、風の月、第六週土の曜、すなわち、あと三日で西方暦一二九九年が終わる日、屋敷を引き渡してもらうため、ギラーの商会に来ている。



「タイガ殿、よう来られた。屋敷の方は要望通りに仕上がっておりますぞ。現地を確認してもらえますかな」



 ギラーに伴われ、改装の担当者、五人の護衛とともに屋敷に向かう。



 屋敷は二階建ての石造りの立派な洋館で、一階にリビング、食堂兼ホール、応接室等があり、二階には寝室、客室などが十部屋ある。裏には厩舎と物置小屋などがあり、三mくらいの壁に覆われた敷地には大きな庭に池、噴水まである。



(本館の建物分だけで五百平米以上あるよな。庭も含めると五千平米くらいありそうだ。一年前までただの学生だった俺がもつには分不相応な屋敷だよな)



 中を案内されると、大きな食堂兼ホールには二十人くらいが一度に食事ができる大きなテーブルがあり、リビングには立派な暖炉もある。



 二階の部屋は一番大きな部屋が二十畳くらい、その他の部屋も八?十畳くらいの大きさがある。すべての部屋にベッド、クローゼットなどの家具が収められており、すぐに使えるようになっている。



 ギラーは、寝室の造りやベッド、家具の出来について自画自賛しており、俺に向けてにやけた顔を見せてきた。



 最後に俺が拘った浴室に案内される。

 浴室には七、八人くらいは入れる大きな大理石製の浴槽がある。

 浴槽は外の水路から水車を使って給水できるように工夫し、加温の方も、外に設置した釜と銅製のパイプで結んでいるため、他で沸かした湯をわざわざ運ぶ手間を省く設計になっている。



 ギラーの説明では、この浴室にかなり金を掛けており、本当かどうかは不明だが、二百Gのリフォーム資金に足が出たと言っていた。



(元々風呂好きだし、できれば毎日入りたいから、かなり拘ってしまったが、ここまで大きいものは頼んでいなかったはずなんだが。しかし、風呂の管理も含めて、この広すぎる屋敷をどうやって管理しようか)



 一通り、屋敷の中を確認し、ギラーから引渡しを受ける。



 ギラーに屋敷の管理について相談してみると、



「ここシュバルツェンベルクに、余っている労働力は少ないと思いますぞ。宿なども家族経営のところが多いですしな。一人、二人なら雇えるかもしれんでしょうが、ここには五人くらいは必要でしょう。いっそ、奴隷を購入されては如何かな?」



「奴隷ですか……。四、五人買うとどのくらいになりそうですか?」



「質によりますな……夜伽を考えなければ、四十から五十くらいの女で構わんでしょう。一人金貨五十枚もあればそこそこ良い奴隷が買えますな。見た目を気にしなければ、十代二十代の女でも七十Gくらいを見ておけば充分と思いますぞ。」



「若くても意外と値段は変わらないもんですね」



「歳を取っていれば、それだけの技量を持っておりますしの。慣れた女中を手放したがらない方も多い。その分供給が少なくなると言うことですな。若い方は教えるところから始めないとならんので、どうしても安くなると言うことですな」



「なるほど。ギラーさんのところにお勧めの奴隷っています?」



「う?ん。儂の所は娼館相手の娼婦ばかりですからのぉ……タイガ殿は近々ノイレンシュタットに行く予定はありませんかな。ノイレンシュタットの奴隷商グロスハイム商会が手広く商っておるので、紹介することもできますがの」



(あと二ヶ月くらいで、デュオニュースとの約束の半年だ。その頃にドライセンブルクに行くつもりだから、移動時間を考えて、少し早めに行ってもいいかもしれないな)



 屋敷の確認、引渡も昼ごろには終わり、ギラーたちは商会に戻って行った。



 一人で屋敷に残っていても仕方が無いので、ノーラたちを迎えに行くことにする。

 ノーラたちは今日も訓練に励んでおり、俺は彼女たちの訓練を見ている。



(一ヶ月で大分、物になってきた感じだな。この分だと、訓練はあと二ヶ月くらいかな。指導員たちに確認しておこう)



 訓練を見ていると、時々、同じように訓練をしている十代の若い男たちが声を掛けていく。

 彼女たちは特に相手をするわけでもないが、一言二言、話をしているようだ。

 なんとなく、嫉妬めいた感情が浮かんでくる。



(自分から手を出す気はないと言ったけど、若い男と話しているのを見るとどうもあんまりいい気がしない。よく考えたら、これって父親が抱く感情と同じなんじゃないのか?)



 そんなことを考えながら、しばらく見ていたが、槍の訓練をしていたカティアが俺に気付いた。



「珍しいですね。今日はお休みですか?」



 嬉しそうな顔でそう言いながら、小走りで近づいてくる。



「ああ、屋敷の引渡しがあったからな。午前中はそれで潰れた。みんなを呼んできてくれないか」



 各々汗を拭きつつ、笑顔で走って近づいてくる。

 五人が揃ったところで、今日中に屋敷に入り、明日から年末年始の三日間は訓練を休みにすることを伝える。



 屋敷に関しては微妙な表情をしていたが、休みに関しては歓声が上がる。



(冬至祭もあるし、休みが欲しかったんだろうな。もっと前に言えばよかったかな。やっぱり屋敷に行くのは嫌なんだろうな)



 五人が泊まる宿に行き、五人に荷物をまとめさせる。

 二十分ほどで五人は戻ってくるが、皆僅かな持ち物しか持っておらず、スカスカの背負い袋を手に持っているだけだ。



 五人を引き連れ、屋敷に向かう。屋敷に向かう道すがら、家事について聞いてみるが、五人とも村にいるときに家の手伝いをしていたので、ある程度の心得はあるとのことだった。



「五人の中で誰が一番料理がうまいんだ」



 そう聞くと、それぞれ自分が一番だと思われないように、他の誰かを指名していく。



(どうも料理は皆苦手なようだな。だから微妙な顔をしたのか。明日は冬至祭りだし、屋台で外食もありか)



 十五分ほどで屋敷に到着し、五人とともに中に入っていく。

 ギラーから聞いた説明を五人に繰り返すと、皆、目を丸くしている。

 二階の寝室に行き、五人に



「一番大きい部屋は俺が使うから、好きな部屋を選んでくれ」



 五人は広めの一部屋を選び、「この部屋にします」と言ってきた。



「いや、一人一部屋使ってくれて良いから。どうせ余ってるんだし、適当に選んでくれ」



「えっ! 私たちは奴隷みたいなものですよ! こんな良い部屋を使わせてもらうだけでも充分なのに、一人一部屋も……」とアンジェリークが呟く。



 村で育ったため、個室が与えられることに驚いたようだ。

 ノーラに聞いてみると、家に家族全員分の個室があるのは貴族か大商人くらいで、騎士クラスでも主人夫婦の部屋と子供達の部屋、使用人の部屋に分かれるくらいだそうだ。



(日本だと子供の時から個室を与えられるのが普通だったから、こっちの常識から大きく外れてしまったな。ギラーが寝室で見せたあの好色そうな表情は、”こいつ何人女を囲うつもりだ”という意味だったんだ……)



 部屋を遊ばせておいても仕方が無いので、強引に一人一部屋選ぶように言うと、五人は俺から離れたところに集まり、何事か相談している。



「銅貨の裏表で勝負するのでいい?」



「最後まで裏表を当てた人が一番。その人から選んでいくのね」



「絶対に負けられないわ」



「じゃ、勝負よ!」



 なにやらコインを使って順番を決めているようだ。



(どの部屋もそんなに変わらないと思うんだが、日当たりとか見晴らしとかにこだわりがあるのかなぁ?)



 二階の部屋の配置は一番西に階段があり、中央を廊下が通り、南北に部屋が並ぶ形になっている。

 俺の部屋は階段から一番遠い、東のドンツキにある部屋。



 俺は彼女たちの勝負が終わるまで、自分の部屋をゆっくりと眺めている。

 俺の部屋は三方に窓があり、東と南の窓にはガラスが使われている。ガラスと言っても透明な板ガラスではなく、ステンドグラスの色抜き版のような表面がでこぼこしたガラスだ。

 それでも昼間は十分に明るく、真冬で窓が開けられない時でも蝋燭なしに読書が楽しめる。



 五分後、勝負に勝ったのか、ガッツポーズを決めたレーネが俺の部屋の隣の南側の部屋を選ぶ。

 二人目がクリスティーネで同じく俺の隣の北側の部屋を選ぶ。アンジェリークはレーネの隣、カティアがクリスティーネの隣、最後に涙目のノーラがアンジェリークの部屋の隣を選んで、部屋割りが終わった。



(どうもわからないな。わざわざ俺の部屋に近いとこから選ばなくてもいいのに。用事があったときに便利だからか? ああ、客室を西側に固めるためか)



 一瞬、俺に好意を持ってくれて近くに選んでくれたのかなとも思ったが、ここ数ヶ月魅了の効果を実感したことが無かったので、その考えはすぐに脇に置いた。



 部屋割りも終わり、私物を部屋に入れるが、手拭いやカップなどは共用で使っていたようで、五人ともほとんど私物を持っていない。



 個室になったため、部屋で使う小物類が足りないようなので、買いに行かなければならない。

 五人とともに、夕食の食材とともに小物類を買いに商業地区の方に向かった。



 調理道具、食器類はギラーに揃えてもらっていたので、大物を買い足す必要はないが、俺が気付いていないようなものは、これから少しずつ揃えていかないといけないだろう。



 商業地区に着き、五人にそれぞれ金貨一枚ずつ渡す。



「女に必要なものは俺には判らないから、これで必要なものを買ってきてくれ。足りなければ、遠慮せず俺に声を掛けろよ」



 五人が買い物をしている間に、今日の夕食の食材を買っておく。五人の料理の腕が不安なので、今日は俺が料理を作ることにしていた。



(学生時代に少しだけ自炊してたけど、レンジもないし、ガスコンロもないから、うまくできるかな。肉を焼いたものと茹で野菜を作って、パンとデザートの甘いものは買っていけば良いだろう。あとはワインでも買えば最低限格好は付くだろう)



 五人の買い物は一時間くらいで終わると思っていたが、どの世界でも女性の買い物には時間が掛かるようで、二時間近く掛かっていた。



 屋敷に戻ると、既に午後三時を過ぎており、今日は風呂を諦めることにした。



(楽しみにしていたのになぁ。明日は絶対に風呂を沸かす!)



 そう心に誓って、俺は一人で夕食の準備に取り掛かる。

 五人には買ってきたものの整理をさせ、終わり次第手伝うよう言ってある。



 厨房にあるのは、暖炉のようなかまどと石窯オーブンだ。

 今日買ってきた食材は、雉のような野鳥一羽と猪肉三ポンド(一・四kg)、キャベツのような葉野菜、にんじん、ジャガイモ。調味料として、塩、砂糖(甜菜糖)、ビネガー、オリーブオイル、しょうが、ハーブ類と非常に高価だったがブラックペッパーも買ってきた。



 かまどで火をつけた薪を石窯オーブンに入れ、オーブンを充分に暖める。オーブンが温まる間に猪肉に塩と胡椒、ハーブで下味をつける。

 鍋にキャベツ、にんじん、ジャガイモと野鳥のぶつ切りを入れて火に掛け、塩、胡椒で味を調えていく。

 ジャガイモを薄切りにしたものと猪肉の塊をフライパンに載せ、温まったオーブンに入れ、焼いていく。

 石窯オーブンどころか、普通のオーブンすら使ったことがないため、何度も焼き加減を確かめながら、猪から出た油を肉の上に掛けていく。



(なんかこんな手法を見たことがあったような。まあ、焼けていれば食べられるだろうし、出た肉汁に砂糖を混ぜてソースを作れば、何とか誤魔化せるだろう)



 準備から二時間ほどで、いい匂いが厨房に漂い始め、後ろを見ると五人が興味深そうに覗いていた。



「もうちょっとでできるから、食器を並べておいてくれ」と言うと、五人は一斉に準備に入る。

 猪が焼けたようなので、少し切ってみると中はロゼ色になっており、ほぼ完璧な焼き加減だった。



(ビギナーズラックだな。あとはソースがうまくできればいいんだが、砂糖としょうがでしょうが焼き風のソースができれば万々歳なんだが)



 肉汁と砂糖、しょうが、ビネガーでソースを作り、肉に掛けておく。

 まだ暖かいオーブンにパンを入れて暖め、準備完了だ。

 食堂に鍋ごと持っていき、野菜と野鳥のごった煮風スープを取り分け、猪肉は食卓の上で切り分けることにする。



 結論から言うと、猪肉はかなりの出来で、しょうが焼き風ではないが、しょうがと酢と砂糖の効いたソースは大好評だった。

 野鳥のスープは、スープと野菜はそこそこうまかったものの肉は出汁が抜けてまずかった。



(まあ、初めての料理でこのくらいできれば充分。自画自賛しておこう)



 五人とも焼いた肉を食べたのが久しぶりらしく、特に一番おっとりとしたクリスティーネが、肉にかぶりつきながら、



「ごひゅりんはぁま、おいひいれひゅ(ご主人様、おいしいです)」を連発していたのが印象的だった。



 しかし、買い物から料理を出すまで四時間。

 毎日は厳しい。



(専業主婦は大変だな。これに掃除と洗濯、子供の世話。ほんと尊敬するわ)



 早く家政婦かメイドかしらないが、家事をやってくれる人を雇わないと、探索や訓練に回す時間がなくなってしまう。



(エルナは小間使いを昔やっていたと言っていたな。エルナを身請けするのも一つの手かもしれないな。明日にでもエルナに会いに行ってみよう)



と考えていると、



「ご主人様、明日からの食事の準備は? 私たちこんなおいしい料理は作れません」



 ノーラが涙声のようなかすれた声でそんなことを言ってきた。



「俺も初めて作ったから、たまたまうまくいっただけだぞ。どっちにしても五人に料理や家事をやってもらうつもりは無いよ。誰か人を雇おうと思っている」



「誰か心当たりがあるんですか?」



 人を雇う話にクリスティーネが不思議そうな顔で聞いてくる。



(毎日、訓練と迷宮で知り合いなんていないと思われても仕方がないけど、全く人付き合いをしない変人って思われているみたいで、ちょっと凹む)



「あると言えばあるんだが、このくらいの屋敷だと五人くらいは使用人がいるそうだ。運が悪いことにシュバルツェンベルクでは、家事を専門にやってくれる人が少ない。年が明けたら、ドライセンブルクに行くついでにノイレンシュタットで家事をやってくれる人を雇おうと思っている」



 ノーラが何か考えているようで、



「料理はともかく、掃除や洗濯は私たちで順番にやっていったら、どうでしょうか。休みの日がありますから、五人で毎日交替すれば一週間になります」



(”料理はともかく”と言うことは全く料理が出来ないんだな、こいつら)



「そうだな。訓練中は良いとして、迷宮に入る時はそれでは困るだろう。やはり人を雇うことにするよ。明日、知っている人に頼んでみようと思っているんだ」



「あのぉ?、それはご主人様の恋人の方ですか?」



と恐る恐るといった感じでレーネが真剣な目をして聞いてくる。



「俺に恋人はいないよ。もう二年以上いないな。その人は俺の話友達みたいなもんだ」



 俺は自嘲気味にそう言うと



「「そうなんですか!」」



 五人は前のめりになりながら、声を上げる。



(少し嬉しそうな顔をしている気がするが……)



「今は娼婦をしているんだが、いい奴なんだ。明日身請けしに行こうかと思っているんだが、別に構わないだろ」



「「えっ!娼婦なんですか!」」



 五人が一斉に下を向き、ノーラとカティアは困ったような顔、アンジェリークは少し怒った顔、クリスティーネとレーネは泣きそうな顔をしている。



(やはり潔癖な思春期の少女にとって、娼婦は受入れにくいよな。会って話せば判ってもらえると思うんだが)





 食事も終わり、部屋に戻っていくが、五人はノーラの部屋に集まり、



「ご主人様のお気に入りの娼婦かぁ?」



「私たちには手を出さなかったのはその人がいるから……」



「ご主人様はお金持ちだし、きっとすごい美人なんだろうなぁ」



と口々にそう話していく。



「料理ができないっていうのは、マイナスよね。ちゃんと手伝いをしながら覚えておけばよかった」



 彼女たちは大河のお気に入りの娼婦というだけの情報で実態を知らない。

 彼女たちは、美人で家事もできて、話し相手にもなれるということで、自分たちとの差を考え、落ち込んでいる。



「とにかく、早く一人前になって、ガンガン迷宮を探索しないと」



 いち早く復活したノーラが全員を鼓舞するようにそう言うと、アンジェリークも、



「そうね。お金を返すどころか、ずっとお金を使わせているもんね。今日も……」



「でも、明日から訓練はお休みよね?」



 ノーラとアンジェリークはクリスティーネの発言にがっくりと頭を垂れている。





 大河は気付いていないが、大河が特定の女性(達)と一ヶ月以上続けて係わることは今までなかった。

 また、特殊スキルの魅了がレベル依存であること、自分のレベルがここシュバルツェンベルクに来て急速に上がったことを自覚していない。

 このため、彼女たちに魅了が効き、全員が単なる好意以上の感情を抱いていることを薄々は感じ始めているものの、どの程度の好意なのか理解していない。

 リーダーとして無理をしてきたノーラを始め、彼女たちにとって大河という存在は自分を守ってくれる父性を感じる存在であると同時に、見た目はともかく危機を救ってくれた”白馬の王子様”である。

 また、日々ついていくレベル差によって、ただの好意が依存心に近いものに変質していることにまだ誰も気付いていない。



後書き


作者:狩坂 東風
投稿日:2013/01/03 14:28
更新日:2013/01/03 14:28
『ドライセン王国シリーズ:滔々と流れる大河のように(冒険者編)』の著作権は、すべて作者 狩坂 東風様に属します。

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