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作品ID:399
「龍は虎を見下せない」へ

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龍は虎を見下せない

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


龍、最後の戦い 後編

前の話 目次 次の話

『・・・・・・』

『・・・・・・』

5人の男は相手の様子をうかがっていた。

「・・・・・・学さん」

「どうした?」

「俺がアニキと勝負します、学さんはあの2人 を」

「ああ、わかった」

龍神 空は羅生門 学にヒソヒソと話した。

「・・・・・・真」

「わかってる」

「わかってたか、俺と雀で学を止める」

「OK」

万石 玄武は龍神 真と話し、国枝 雀にアイコンタクトで伝えた。



ザッ!

先に動いたのは空だった。

空は2人には目をくれず、ただひたすらに真へと突っ込んでいった。

「甘い」

真は空の背中を飛び箱にして、高く飛んだ。

「なにっ!?」

空は天井を見たが、そこに真はいなかった。



__学は2人に定規を投げた。

「雀!学の動きは真ソックリだ!」

「て、ことは・・・・・・」

雀は学に向かって棍を振り下ろした。

「おっと!」

学は雀の攻撃をよけたが、玄武が投げたナイフをよけれなかった。

「なにっ!?」

学が驚いていると、玄武はナイフのワイヤーを燃やした。

「学さん!」

遠くで空が燃える学を見ていた。

「さて、後は真のだけだな・・・・・・」



__空は燃えた学を見た。

意外にやさしい学が死んだと思い、呆然と立ち尽くしていると、

「どこを見てる」

「!?」



ドゴッ!

「ぐわぁ!?」

真が横から蹴りとばし、空は吹っ飛んだ。



ズザザ・・・・・・

真は床にひれ伏す空を見た。

「・・・・・・」

真は空に背中を向け、白虎 翔子に近づいた。

「真君っ!」

白虎は真に抱きつき、3人を見た。

「ホラ会長さん、帰りますよ」

雀はそういって階段を降りた。

「白虎も早く来い」

玄武はポケットに手をいれ、降りていった。

「それじゃ、俺たちも降りますか」

真は、白虎と一緒に降りた。__



__もう少しで出口だ。

真はそう思いながら歩くと、

「うおおおおおおおおおお!」

ナイフをかまえた学が後ろから白虎を刺そうと迫ってきた。



ザクッ!

白虎たちはおそるおそる目を開けると__



__真が白虎と学の間で、胸にナイフが刺さっていた__

後書き


作者:四神 麒麟
投稿日:2010/10/11 20:27
更新日:2010/10/11 20:27
『龍は虎を見下せない』の著作権は、すべて作者 四神 麒麟様に属します。

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作品ID:399
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