「今回は緊急会議だ・・・」

　碇ゲ○ドウもとい安部がいきなりあほみたいな事を言い出した。

　ちなみに、現在は机をくっつけている状態である。安部の席には三角形の細長い筒が横にして置いてある。

　友一が作ったらしい・・・筒に書かれてる文字は・・・



　　　この世界が代表するクズ



　っと記されていた。

「っで、会議って何すんだ？」

「うん、ぶっちゃけ作者が本編のネタが沸かないという件について」

「それより俺は横の名前が消えたのが気になる・・・作者、飽きたのか？」

「まぁ、そうだろ。この響の説明が無くても分かる事だな」

「っで、誉のネタ切れがどうしたって・・・あ」

「気が付いたようだな明智君」

「そんな・・・」



「誉のネタが切れたら本編進まないじゃん！」



「確かにそうだな・・・」

「どうすんだよ！　俺が本編で死に掛けてるところじゃん！　何でそんな所でネタ切れ起こすかな？！」

「落ち着くんだ四季・・・焦っても事態は解決しない」

「うぜぇ・・・何でお前が落ち着いてんだよ」

「四季・・・苛立っても事態は進行しな・・・何で淡々と黒夜の武器化始めるの？　もう俺をボコるのに黒夜はデフォルト？　落ち着いて・・・お願いだから、ね？　俺をボコっても良い事無いから・・・え？　あるって？　その悲鳴が聞きたいだけ？　だからおちつ・・・うお！　なにそれ？！　黒夜が箱になった！　あ、分かった！　それあれだろ？　３２からなる拷問処刑道具！　すげ?、黒夜ってそんなのにもなれるんだ！　本当にすげぇ、別の話のメインヒロインが一発でこの世界に召還されたよ。っでそれどうするの？　え？　俺に使う？　冗談きついからぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！」



　―　　　自粛　　　―



「さて、この現状を打開する案はあるやついるか？」

「無い」

「ねぇな」

「じゃあ、これ何のために行われてるんだ？」

「知らん」

「しらねぇ」

「・・・え、何？　今回安部をボコって終わり？」

「そうだな」

「そうっぽいな」

「・・・」

　え、終わり？



「あれ、ここ何所？」



「あ、安部が起きた・・・早いな」

「そうか、じゃあ帰るか」



「いや、安部ここにここに居るけど・・・」



『は？』

「何が起きた？」

「く、あ、四季・・・お前いつか殺す」

「・・・」

「・・・」

『・・・誰？』

「ぎゃーーー！　安部が安部が二人居るーーー！」

『え、っは？　何？』

「おお！　完全にシンクロしてる！」

「・・・俺は安部竜虎、お前は？」

「え・・・俺は四○麒麟」

『はぁあああああああああああ！！！』

　↑　全員

「それよりここ何所？」

「ここはペンネーム総誉著・作、の《美少女は危険を連れて来る》の外伝の第七話だけど」

「ああ、何？　俺なんでこんなとこに居るんだ？　まぁいい帰るか」

　そう言って扉を開けて出て行く四神麒○・・・何があったんだ？

　あと、扉の向こうが何かグニャーンってなってたけど気のせいだろ・・・

「これは深刻なネタ切れだな・・・」

「そうだな・・・」







　その後、話し合いが続いたが、途中で安部が机に置かれた三角形に書かれた文字を読んで友一に殴りかかったりして、結局は何も良い案が出ずに終わった。