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作品ID:491
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美少女は危険を連れて来る 外伝

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


いきなり「動くな!」っと言われたのだが、どうすればいいだろうか? by黒夜

前の話 目次 次の話

 このお話は黒夜視点のお話です。



「黒夜」

 なんでもない午後のひと時・・・

「お使いを頼みたいのだが」

 ・・・が一瞬で壊された。

「四季」

「何だ?」

「拒否権はあるのか?」

「拒否するのは構わないが・・・もうお前の大好きなチョコレート菓子、またはそれに類する甘い物関連は完全に尽きたぞ?」

「分かった! 今すぐそのお使いに行ってこよう!」

 緊急事態だった。甘い物が無ければ私は三時間後に死ぬ。

「ほら、これが買ってきて欲しい物のリストだ」

 メモ用紙と紐が付いた財布が渡された。

「それと・・・これ」

「? 何だそれは?」

「お前用のおやつ代だ・・・あれ? さっき手の上にあったのに・・・」

「確かに受け取った」

「速! お前自分に都合が良い時だけ凄い力を個人で発揮するよな!?」

「では、行ってくる」

「行ってこい、あと、さっきニュースで有名な強盗集団がここら辺にいるらしい。気をつけろよ?車にも気をつけろ?」

「分かった」

 私は首に財布をぶら下げて家をでた。

 分かったとは言った物の・・・

「ごうとうしゅうだんとは何だ?」



 黒夜の初めてのお使いは、果たして成功するのだろうか?









 家を出て、商店街を通って目的のデパートに向かう途中・・・

「じ???」

 リンゴに遭遇、とてもおいしそうだ・・・

「よう! 嬢ちゃん! 嬢ちゃん・・・ここらでは見ない顔だね」

 この店の店主と思われる男の人が現れた。

「そうだと思うぞ、私は最近ここに来のだから」

 リンゴから視線を外さず答える。実においしそうなリンゴだ・・・

「そうか! いや?しかし嬢ちゃんかわいい顔してるね?!」

「褒めても何も出てこないぞ?」

「こりゃガードが固いね・・・そのリンゴ美味そうだろう」

「そうだな、とてもおいしそうだ」

「・・・嬢ちゃん顔が獲物を狙う肉食獣のようだぞ?」

「褒め言葉として受け取っておこう」

「良かったら一つやろうか?」

「本当かっ!!!」

「ああ! 嬢ちゃんのかわいさと元気な声を賞してな! 気に入ったらぜひ買いに来てくれ!」

 そう言って私にリンゴを投げてきた。この男性は良い人のようだな。

「おっと、どれどれ・・・シャク・・・」

「どうだ!」

「もぐもぐ・・・ごっくん! おいしいな! 今度四季にねだって買ってもらう事にしよう!」

「そうか! 気に入ってくれたか! うちはリンゴ以外にもいい物があるからな!」

「ふむ、ではまた!」

「またな嬢ちゃん!」

 ここはいい人が多いらしいな。



 その後黒夜はいろいろもらっていた。







 私はその後目的地に着き、四季に頼まれた物を買い終えて自分のおやつを物色していると・・・

「動くな!」

 そんな声と共に発砲音と悲鳴が聞こえてきた。音から判別するにショットガンだろう。

「動くな! 変な気は起こすなよ」

 声がするほうに行くとよくテレビの中でアクロバットな技を掛け合っている・・・ぷろれすらー? とか言うやつらが被っている・・・ますく? に、似ている黒い被り物をしているなぞの集団がいた。確認できるだけで10?13人ほどいる。

「他の出口にも俺らの仲間がいる逃げる事は出来ないぞ! 死にたく無いやつは今すぐここに来い!」

 ふむ・・・あんな事を言っているが、どうするかな。



     数分後



 私は今、一箇所に集められた集団の中にいる。あまり面倒事を起こすと四季が迷惑するかも知れないからな、四季め、大人な思考が出来る私に感謝するのだな。周りにはさっきの集団の数人が立っている。全員ポンプアクションのショットガンとますくで武装していた。

 すると、無線で会話をしていた男が・・・

「そこの店員」

「は、はい!」

「お前、ATMの鍵の場所を知っているか?」

 さされた女性は少し考えた後。

「し・・・知りません・・・」

「嘘をつくなぁあああ!」

 ショットガンを女性に向ける男性、向けられた女性以外も恐怖の叫びを上げる。私も便乗して悲鳴を上げておく、少し楽しい。

「うるせぇ! 静かにしろ!」

 怒られた・・・あそこはああするべきではなかったらしい。ちょっと落ち込む・・・

「本当に知らないのか?」

「は、はい・・・」

「嘘だったらこいつでお前に風穴を開ける羽目になるのだが・・・」

「本当に知りません」

「じゃあ撃つか」

「それは理不尽すぎないか?」

 見てて気分が良い物ではないので口出しをした。

「うるせぇな! 死にたいか!」

「私に怒鳴っているヒマがあるなら他の情報を持っていそうなやつを尋問したほうがいいのではないか?」

「ほう、そこのガキ、いいこと言うじゃねぇか」

 そう言って今度は男性に尋問を始めた。

「お前は知らないのか?」

「し、知りません」

「本当か? なら、ここに来い」

 そう言って自分の前を指す。男は言われたとおりにその場所へ

「おらぁ!」

 着くと同時に殴られた。

「もう一度聞く、鍵の場所は?」

 男はすんなり言う事を聞いた。根性の無いやつだ・・・



     再び数分後



 あれから結構時間が経った。正直飽きてきた・・・どうしよう。

「! そこのお前!」

 集団の一人がいきなり叫んだ。発狂したか?

「そこで何をしてる!」

 男が見たほうが見ると一人の女性がけーたい? を握っていた。

「てめー! こうなりたいか!」

 ショットガンを自分の横にめがけて発砲、弾が飛んでいった方向には・・・



     お菓子売り場コーナー



 グシャ! ドササ!

 目の前でズタズタになり、宙を舞うお菓子・・・

 ぶちっ

「ふは、ふはははははははは!!!」

「そこのガキ! 何を笑っている! 黙れ!」

 何か言っているがどうでも良かった。私はゆらりと立ち上がり。

「君たちは私の前でやってはいけない事をしたな・・・」

「何だガキ! 死にたいか!」

 もう一回発砲、銃口が向いてる方向は・・・



     お菓子(略)



「ふははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!」

 その先は覚えていない。







「っで」

 自分の背後の光景を見て叫ぶ。

「これはなんだぁああああああああああああ!」

「何か知らないがもらった」

「この量のお菓子をどうやってもらってきたんだ! さっきテレビで強盗集団が逮捕されたとか言うニュースでお前が映ってたけどよ! まさか関係してないよな!」

「さぁ・・・私には分からん」

 

 こんな感じで黒夜の初めてのお使いは成功(?)したのだった。

 なお、黒夜がテレビで「四季?見てるか?」などといってたのが幼馴染に四季が見つかった理由と言うのは後で四季は知る事になる。

後書き


作者:総 誉
投稿日:2010/10/30 04:05
更新日:2010/10/30 23:50
『美少女は危険を連れて来る 外伝』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。

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作品ID:491
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