19-1.png
----------
PC名:遠地 永(とつくに はるか)
性別:男
学年:2年
指名PC:沼寅碧流
アイコンサイト:Belle様(http://...
その他:2年への進級直後に遭った事故での怪我が原因で退部した、元陸上部員の男子生徒。遊び歩くには金がない。平日のバイトは家族が許可してくれない。家に帰ってもすることがない。そんな理由で、放課後はほとんど校内で過ごしている。身長は175cm、体格は退部してから少し痩せた。沼寅碧流とは去年も今年も別クラス。共通の友人はいても本人同士には交流がない程度の距離感。
----------

(部活にも委員会にも参加していなければ、放課後の過ごし方なんて限られてくる。自習室にでも篭って勉強すれば周りに差は付けられるだろうが、あいにくそこまで真面目じゃない。陸上部を辞めてから数週間、無意味に居残る自分へ怪訝な目が向けられ始めたことも知っている。こんなことならマネージャーとして部に残った方がよかったかもしれないと、一度断った話を思い出してすぐに却下した。さすがにそれは気まずい。ならば別の部に途中入部するのはどうだろうと考えて、調べて、選んだのが)ゲーム研究同好会入部希望、2年の遠地です。どうぞよろしく。とりあえずこれ、差し入れっつーか袖の下っつーか。(西陽の差す教室で、会釈して上げた顔は硬くも緩くもなくニュートラル。他にメンバーがいないのか、今日たまたま活動していたのが彼女だけだったのか。発起人と噂を聞いた同級生がひとりでいた教室に、入室するなり自己紹介を始めて、持ってきたレジ袋を半ば無理やり押し付けた。中身はパーティー仕様の個装チョコレートだ)つっても、俺あんまゲームしたことなくて、ババ抜きは結構強い方なんだけど。持ってるゲーム機も小学生のときに買ってもらったようなやつばっかだし。それでもいいっすかね。(「ですかね」が崩れたような問いかけだ。普段からあまり動かない表情筋が、それでも僅かにこわばっている。放課後の過ごし方なんて、きっと大人から見ればくだらない、けれど少年にとっては確かな死活問題なのだ。それくらいの真剣さは、まっすぐ彼女を見つめる双眸にも宿っているはずだった)
遠地永:2020/2/28 (Fri) 18:58 No.19:
(黄昏に染まる教室で1人、沼寅碧流は携帯ゲーム機の画面とにらめっこをしていた。“ゲーム研究同好会”を立ち上げたものの所属人数はそう多くもない、寧ろ少ない。帰りゆくクラスメイトたちを見送って――冒頭に戻る。不意に聞こえた扉を開く音にゆったりと視線をそちらへと向け、何だろうかと考える最中聞こえた言葉に目を丸くした。)んえ? ……わお、マジか。いらっしゃーい。部長……ってもんでもないけど発起人の沼寅碧流です。よろしくー。……ん? あっはっは! じゃあ有り難く。ちょっと失礼――おおっと……へへ、お主も悪よのぉ。(ゆるゆるとした笑みを彼へと向ければ、ゲームをセーブしスリープモードへ。押し付けられるがままにレジ袋を受け取り断りを入れてから中身を確認してはニンマリ口角を持ち上げ、紡ぐ言葉は楽しげに)嗚呼、いいよいいよ。ゲームは何も、ゲーム機ばっかりのもんじゃない。非電源ゲームだって、立派なゲームの一環だと思わないかい?(ペラペラと舌はよく回る。久々の新入部員とも来れば喜びに胸が躍るばかりであった。一息ついて見遣る先、真剣な瞳がなんだかおかしくてついつい喉を鳴らすも、咳払いの後に真面目ぶった顔をしよう。)嗚呼、そうだ遠地君。この同好会、入部に一個条件があってねぇ。(取り繕った真顔で、真っ直ぐに彼を見遣る。沈黙の中、時計の秒針だけがやけに大きく響いていた。)――……遊ぶからには全力で楽しく、だ! ようこそゲーム研究同好会へ! みんな喜ぶよ。(徐に、ぱっと表情を明るくしては子供じみた笑みを添えてそんな言葉を紡ぐ。ようこそ新たな君、どうか楽しい放課後を。)
沼寅碧流:2020/2/29 (Sat) 05:47 No.21: