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PC名:烏間 逢(からすま あい)
性別:女
学年or担当教科:2
指名PC:穂村 遥斗 先生
アイコンサイト:Belle(http://...)様
その他:温和で平凡な雰囲気を醸し出す2年生。通常あっけらかんとしており大抵のことは受けて流すタイプ。柔軟性が高いといえば聞こえはいいが単に楽観主義なだけかもしれない。それでも考える頭はそれなりにあるようで、聞けばある程度の回答は返ってくるだろう。人付き合いは得意でも苦手でもないがスキンシップが過剰だと言われることもあれば、人と距離感を縮めたがりがちなのは自覚している。バレー部では170cmの細身な体躯を活かしスパイカーとして日々鍛錬中。スポ根に見えて意外とインドア派。読書と静かな音楽が好き。休み時間には図書室に出入りしている姿がしばしば見られる。
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(放課後、物の輪郭が影となって地に落ちゆく最中に。顧問の都合で部活が中止となった折、友達と帰る筈だったのだが寸でのところで、今持っている図書の貸し出し期限が本日までだったことを思い出した。挨拶もそこそこに図書室に寄った帰りのこと、薄曇りに肌寒さを感じて臙脂色のマフラーに顔を埋めながらひとり帰路に着かんとするところで――なぜか、足が旧校舎の方へ向いた。新しい本を手に入れたかんばせ、そこには若干の喜色が増していよう。ざりざりと舗装のない道を踏み躙る音に、微かに鼻歌が混じり合う。無意識に綴られたそれは、今現在の時刻を謡ったような有名な童謡。一番を諳んじ終える頃合いに)――あ。やっぱりいた。(そこに佇む彼の姿を目にするや否や眦下げて駆け寄って。)穂村せーんせ。まあたこんなところでおサボリ?(サボタージュなんて概念が教育実習生にあるのか定かではないが、その誂うような口調から批難や叱責の色がないことは察するに容易いだろう。彼に何か言おうと言われまいと「はいはい、わかってます。ほかのひとには内緒ね」と笑みを揺らした筈。なぜなら彼と私、ふたりだけの時間を共有していることを誰かに言いふらすつもりなど、最初から無いのだから。そうして思い出したように、「そうそう、」と口を開けば)旧校舎にある自販機のラインナップがいいって誰かが言ってたんだよね〜。先生、知らない?ついでに奢ってよ。いいじゃん、一本くらい。ね。(軽やかな調子でねだる様子は、馴れ馴れしいとも人懐っこいとも捉えられよう。嫌がる素振りこそあれば何事もなく手を引っ込めるが、そうでなければ歩を進める隙に彼の腕に己の腕をしゅるりと絡ませ。栗毛色の下ろした髪からささやかに漂うは、石鹸の香り。一時の逢瀬を、遥かなる夕刻を、このちいさな感情を、忍ばせて。――おててつないで、みなかえろ。)
PC名:烏間 逢(からすま あい)
性別:女
学年or担当教科:2
指名PC:穂村 遥斗 先生
アイコンサイト:Belle(http://...)様
その他:温和で平凡な雰囲気を醸し出す2年生。通常あっけらかんとしており大抵のことは受けて流すタイプ。柔軟性が高いといえば聞こえはいいが単に楽観主義なだけかもしれない。それでも考える頭はそれなりにあるようで、聞けばある程度の回答は返ってくるだろう。人付き合いは得意でも苦手でもないがスキンシップが過剰だと言われることもあれば、人と距離感を縮めたがりがちなのは自覚している。バレー部では170cmの細身な体躯を活かしスパイカーとして日々鍛錬中。スポ根に見えて意外とインドア派。読書と静かな音楽が好き。休み時間には図書室に出入りしている姿がしばしば見られる。
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(放課後、物の輪郭が影となって地に落ちゆく最中に。顧問の都合で部活が中止となった折、友達と帰る筈だったのだが寸でのところで、今持っている図書の貸し出し期限が本日までだったことを思い出した。挨拶もそこそこに図書室に寄った帰りのこと、薄曇りに肌寒さを感じて臙脂色のマフラーに顔を埋めながらひとり帰路に着かんとするところで――なぜか、足が旧校舎の方へ向いた。新しい本を手に入れたかんばせ、そこには若干の喜色が増していよう。ざりざりと舗装のない道を踏み躙る音に、微かに鼻歌が混じり合う。無意識に綴られたそれは、今現在の時刻を謡ったような有名な童謡。一番を諳んじ終える頃合いに)――あ。やっぱりいた。(そこに佇む彼の姿を目にするや否や眦下げて駆け寄って。)穂村せーんせ。まあたこんなところでおサボリ?(サボタージュなんて概念が教育実習生にあるのか定かではないが、その誂うような口調から批難や叱責の色がないことは察するに容易いだろう。彼に何か言おうと言われまいと「はいはい、わかってます。ほかのひとには内緒ね」と笑みを揺らした筈。なぜなら彼と私、ふたりだけの時間を共有していることを誰かに言いふらすつもりなど、最初から無いのだから。そうして思い出したように、「そうそう、」と口を開けば)旧校舎にある自販機のラインナップがいいって誰かが言ってたんだよね〜。先生、知らない?ついでに奢ってよ。いいじゃん、一本くらい。ね。(軽やかな調子でねだる様子は、馴れ馴れしいとも人懐っこいとも捉えられよう。嫌がる素振りこそあれば何事もなく手を引っ込めるが、そうでなければ歩を進める隙に彼の腕に己の腕をしゅるりと絡ませ。栗毛色の下ろした髪からささやかに漂うは、石鹸の香り。一時の逢瀬を、遥かなる夕刻を、このちいさな感情を、忍ばせて。――おててつないで、みなかえろ。)
:烏間逢:2020/3/2 (Mon) 17:34 No.31:

(長く、ゆっくりと煙と空気を吸い込み同じくらいか、其れよりゆっくりと吐き出した。夕焼け小焼けで日が暮れたその後は闇夜が世界を包むだけ。夜の帳が下りるのをぼんやり、ぼんやりと待ち続ける最中聞こえた童謡におや、と思いながらぼんやり歌声の主が向かってくるであろう方向へと視線をやる。向こうの方から見えてくる女生徒の姿に嗚呼、と小さく声を溢しては残り短くなっていた煙草を携帯灰皿へねじ込んだ。駆け寄る彼女にゆるく手を振れば聞こえた言葉に眉を下げ、少し困った様な笑みを添える。)あはは、休憩という名目のサボタージュ、になっているのかもしれません。(咎められているわけではないと悟ったものの、つい気まずそうな、或いは気恥ずかしそうな笑みを浮かべてしまうのは癖のようなものだった。時折此処へやってくる生徒との会話であるから上手く話せる、等という事はなく何時も通り何処かまごついてしまうものの、ゆっくり深呼吸の後何時も通りの言葉を溢す。帰ってくる返答に「すみません」等と眉を下げて返せば肺に残っていた煙を向こうの方へと吐き出した。)ん? 嗚呼、そうなんですか……? 此処に来るもののあまり中までうろついたりはしなかったのですが……え、その……奢るとか……え、あ、あの……そういうのは少し、困ります。(視線は右へ左へ泳ぐばかり、上手に人としゃべるのはやはりまだまだ先の話らしかった。あれよあれよという間に連行されそうになればやっぱり少し困った顔をして足を止める。「そういうのは、少し」と視線を逸らしながら溢してはまた「すみません」と低い声で、やっぱり困ったような、子供みたいな笑顔を添えてポツリ溢して。)ほら、もう暗くなりますから……気を付けて帰ってくださいね。(下手くそな笑みを浮かべ、相変わらずの声と下がり眉でぼそぼそつぶやく様にそう告げる。さようなら、を口にして、小さく手を振って――また明日。)
:穂村遥斗:2020/3/5 (Thu) 03:01 No.41: