「あ、ふっ……ぅ、」
柔らかな母の体に全身を委ねさせられ、は必死に呼吸を整えようとしていた。豊かな胸に頭を抱え込まれ、一滴残さず搾り取ろうとするかのように陰茎を締め付けてくる母の動きに意識が飛びそうになる。何度も何度も母の中に射精させられたの藍色の目は虚ろに凪いでいて、びくびくと震える華奢な体は限界を訴えていた。
「あら、、もう限界なの?」
「んむっ、」
ぎゅっと強く胸に頭を押し付けられ、一瞬息が詰まる。玉艶の肌からは甘く鮮烈な花の香りが漂っていて、強い匂いには頭がクラクラとした。ぐったりとしたとは対照的に玉艶はまだまだ余裕といった様子で、控えていた従者を呼びつけると何かを持ってこさせていた。
「このくらいで動けなくなってしまうなんて、まだまだ子供ね……可愛い子」
優しく、抱えた頭を撫で回す玉艶。繋がったままのそこはとろとろと温かく、胸元に抱え込まれた頭も母の優しい熱に包まれている。全身を溶かされるような玉艶の愛撫にぼうっと蕩けているの様子に、玉艶は口元を歪めて微笑んだ。すっかり力の抜けきっているの尻に手を伸ばし、くちゅりと指先を挿入する。未だ先ほどの行為の余韻が残っているのか、簡単に拡がっていくそこには半ば意識を飛ばしながらも身体を震わせ、玉艶はますます妖しい笑みを深めた。従者から受け取ったものをぺろりと舐め、唾液を塗りたくる。男根の形を模したそれを、拡がり始めた後孔に突き立てた。
「ひうッ!?」
びくんと大きく体を震わせ、は目を見開いて引き攣った声を上げる。ぐぽぐぽと浅いところで抜き差しを繰り返す張型に怯え、は掠れた声で母に縋った。
「お、おかあさまっ、これは、」
「あら、そんなに怖がらなくても大丈夫よ。これはおちんちんの形をした玩具なの」
「ひっ……!?」
「言ったでしょう? 女の子は穴に指やおちんちんを挿れられてイくのだって。お尻の穴でイッちゃう可愛いには、ぴったりよね?」
母のたおやかな手が、凶悪な見た目をした玩具をの尻の穴に押し込んでいく。女のように穴に挿れられて果てろと言う母に、なけなしの少年としての自尊心を砕かれてはえぐえぐと幼子のように嗚咽を漏らす。
「何を泣いているの? 気持ちいいのでしょう? 私の中で、あなたのおちんちんが元気になっているわ」
「え、あ……ぅうんッ!」
「あら、可愛い声ね。そう、気持いいのなら何だっていいのよ、。男だとか女だとか、そんなのは些細なことよ……ほら、ここもこんなに悦んでいるわ」
ぎゅうっと張型を締め付けた肛門の様子に、玉艶はにこりと笑う。反り返しの部分が前立腺を刺激すると、は背中を反らせて甘い嬌声を上げた。ぞくぞくと背筋が震える快感に、は何か大切なものが剥がれ落ちていくような気がしてぎゅっと強く目を閉じる。お尻の穴に玩具を突き込まれて犯されることが気持ちいいのだと認めてしまえば何かが壊れてしまいそうで、けれどそんなことを気にかける余裕もないほど母の手は容赦なくに快楽を植え付けるように動く。
「あっ、あ、んぁ、」
「いやらしい声ね……気持ちいいでしょう? 。お尻の穴をおちんちんでぐぽぐぽされるの、気持ちいいでしょう?」
「ぅ、あ……そんな、ぼく、」
「駄目よ、嘘を吐かないでちゃんとおっしゃいな。気持ちいいって、認めなさい?」
ぐちゅりと大きく音を立てて、一気に深くまで玩具を捩じ込まれる。高い声を上げて仰け反ったの思考は、与えられる快楽と玉艶の甘い声に毒されて朦朧としていた。
「ほら、。いい子でしょう?」
「あ……きもち、いい、です、おかあさま……」
ぽろりと、侵された思考はもはや理性を留めておけずに求められた言葉を零してしまった。瞳を歪めて愉しそうに笑った玉艶の表情も知ることなく、ぎゅっと強く抱き締められたは安堵にも似た気持ちを抱く。何か大切なものを失ってしまったような虚しさと、一線を越えてしまったことへの奇妙な開放感が綯い交ぜになって胸を満たしていた。
「本当にいい子ね、……私の小さな可愛い……」
がっちりと愛息子の体を抱き込むと、玉艶は玩具を突き込む動きを速めていく。ぐりぐりと前立腺を刺激し、敏感な粘膜をいたぶる。びくびくと震え始めたの腰を優しく撫でつつも、容赦なくの後孔を責め立てる。同時に膣内で震えるの陰茎をキツく締め付けると、到底耐え切れるわけもなくは達した。
「はッ、ぁ、あんッ!!」
びゅっと、勢いよく精液が吹き出す。それを飲み込むように腰をくねらせた玉艶は、達したを更に追い立てるように尻の穴を玩具でかき回す。許容しきれない快感に気の狂いそうなを責め立てながら、玉艶は胎内に広がるとろりとした液体に幸せそうに瞳を歪めた。
「頑張りなさい、。頑張って、お母様を孕ませてみせて」
「……――、」
ぼんやりと目を開けたは、自分が意識を飛ばしていたのだと朧げながらも理解する。ぼやぁっとした様子のが最初に知覚したのは、グチュグチュと鳴る粘着質な水音だった。
「あら、。やっと起きたのね、お寝坊さん」
「……ぁ、」
かすれた声を発した喉は、ひどく乾いていた。からかうような母の声が背後からかけられたことを知覚して、はぼうっとしながらも自分がどうなっているのか意識する。うつ伏せになった体は腰だけを高く持ち上げられ、繰り返し尻の穴にナニかを突き入れられている感覚がする。母に両手首を掴まれて腕を引っ張られ、後ろから犯されているのだ。けれど段々と意識のはっきりとしてきたは、そのことに違和感を覚え揺さぶられながらも首を傾げる。そして、自分の中を前後するそれがビクビクと脈打ち体温があることに気付くと、真っ青になって母を振り向いた。
「お、おかあさま……ッ!?」
「ああ、驚かせてしまったかしら?」
ずるりと引き抜かれた熱は、玩具とは違う確かな生々しさを持っていた。呆然と言葉を失うに、玉艶は嫣然と笑って見せつけるように硬く反り勃つ自らのそれに指を這わせる。
「ずっと同じようなことをしていると、飽きてしまうでしょう?」
隆々としたそれは幼いのものよりも太く長く、立派な大人のそれだった。怯えからヒクっと喉を鳴らしただったが、母の股間に生えた陰茎から目を逸らせない。脈打つそれはどちらのものともつかない体液で濡れて、薄明かりの中ではひどく悍ましく恐ろしいものに見えた。
「あなたのお尻があまりに気持ちいいから、もう何回も出してしまったわ。でも、まだ全然足りないの」
「あッ……!?」
怯えるを仰向けに押し倒し、玉艶は息子の脚をはしたないほど大きく広げさせる。それまで中にあった質量が引き抜かれて切なそうに収縮する後孔に自らの熱を宛てがい、既によく濡れて滑りのいいそこに何の躊躇いもなく陰茎を押し込んだ。
「はぁうッ!」
息の詰まるような感覚に、はぎゅっと固く目を瞑る。ずんずんと中を貫いては引き抜かれる大きなモノに、玉艶の手で快楽に従順にさせられた体はあっけなく屈服した。恥ずかしいと、受け入れがたい気持ちを無視して、自分の体が熱くなっていくことに耐えられない。けれどその感情も、玉艶に唇を重ねられて舌を絡め取られれば熱の中に沈んでしまいそうになる。意識を失っている間にもうすっかりの体を暴いてしまった玉艶は、いたぶるようにわざと弱いところの周辺ばかりを責め立てる。響くような快感がもどかしく、ひとりでに腰が動く。浅ましい体に余計傷ついて涙を零すの淡い桃色の乳首をくりくりと指先で撫で、玉艶はうっそりと笑った。
「気持ちいいのね、……そんなに顔を赤くして、可愛い子……」
「あっ、ゃ、はぁんッ! ぅあ、」
「乳首もおちんちんもこんなに硬くなって、辛いでしょう? イきたい? ねえ、イきたいでしょう?」
「やぁ……こわい、こわいです、おかあさま……ひゃうッ!!」
「ダメよ、怖がる必要なんてないわ」
きゅうっと乳首を抓った玉艶は、パンパンと腰を打ち付けながら興奮に頬を紅潮させる。少年のものとは思えない細く薄い腰を両手で鷲掴みにすると、の弱い部分を集中的に突き上げ始めた。本来ならの知るはずのない、体内を撫で擦られる快感に段々と頭の中が白く染まっていく。白い喉を晒すように身を仰け反らせて、は達した。ぴゅるっと、押し出されるようにして出た精液が陰茎を伝う。それに続くようにして、玉艶も腰を震わせて絶頂を迎えた。
「あぅ……」
どろりとした液体が、の中を侵す。孕んでしまうかもしれないと、馬鹿なことを思った。
「いい子ね、。私の可愛い子。でもまだまだ足りないわ」
の腹を濡らす白濁液を指で掬い取り、口に運ぶ玉艶。茫然自失とそれを見ているだけのに、玉艶は再び手を伸ばす。もはやそれを恐れる心さえ溶かされ、は絡みつく母の腕を受け入れるのだった。
170909