「と、冨岡先生……」
 水泳の授業後、ひとり更衣室に残っていた。次の授業に遅れそうになってようやく出てきたは、更衣室の近くで待っていた教師の姿に気付いてびくっと肩を震わせた。にしては珍しい反応に、しかし義勇は頓着することはなく。いつも以上に身を縮こまらせているを見下ろして、義勇はむすりと眉間に皺を寄せた。そして、深い溜め息を吐く。
「……早退だ」
「え?」
「早退だ、鱗滝。荷物も許可も取ってきている。帰るぞ」
「……っ、」
 の鞄を持った義勇は、有無を言わせずの手を引く。真っ赤な顔で俯いたを人目から隠すように、義勇はを連れて帰ったのだった。

「あ、あの……義勇さん……」
「…………」
「すみませんでした……」
「……次からは、制服の下に水着を着ていくのはやめろ」
「はい、すみません……」
 家に帰ってきたは、即座に義勇に頭を下げる。プール授業があるからと横着して、水着を制服の下に着ていったのが悪かった。替えの下着を忘れたことに気付いたのは、授業が終わった後のことで。着替えるに着替えられず、クラスメイトたちが出て行くのを待ってひとまず下着以外の衣服は身につけたものの、途方に暮れていたのだ。ひとまず教室に戻って真菰あたりに連絡を取り、助けを求めようかと思っていたのだが。義勇が待っていてくれたおかげで、人目に触れずに帰ることができた。そういえばどうして義勇はが下着を忘れたことに気付いたのだろうと不思議に思って問いかけると、義勇は渋い顔をする。朝、ベストを着る前に水着が透けて見えていたときに既にそんな気はしていたのだという。それでも大丈夫だろうと思って黙っていたが、授業後のがなかなか更衣室から出てこない。思いすごしであればそれでいいと、適当な理由をつけて早退の手筈を整えて。出てきたの様子を見て、予感が的中してしまったことに頭を抱えつつも自分がいてよかったと胸を撫で下ろしたのだった。
「……反省しているか、
「は、はいっ」
 鋭い目付きで問う義勇に、はぴゃっと飛び上がって即座に返事をする。を壁に追いやった義勇は、するりとスカートの下に手を這わせて剥き出しの秘部にぴたりと手を当てた。
「ひうッ……」
「こんなに無防備な状態のまま、校内を歩く気でいたのか」
「……ご、ごめんなさい」
 今にも発火しそうなほど真っ赤な顔で、は俯く。スッと目を細めた義勇は、もう片方の手で胸を掴むと探るように人差し指で撫で回す。ベストの上から突起を探り当てると、かりかりと引っかくようにそこを責め立てた。
「んぅ、」
「もし、俺以外に知られていたら」
「ッ、ふぁ……」
「誰かに見られていたら……そう考えるだけで俺はどうにかなりそうだが、」
 お前は違うのかと問いかけられて、はぶんぶんと首を横に振る。説得力がないのはわかっていたが、否定せずにはいられなかった。
「恥ずかしい格好だな、
「は、い……」
 下着以外はきちんと身につけているからか、下着だけがないのが余計に恥ずかしい。片手はぴたりと割れ目に沿わせていた義勇は、じわりと手の濡れる感触に目を細める。
「……濡れている」
「っ、」
「恥ずかしいのが好きなのか」
「ち、ちが、います、」
 指先で、つうっと割れ目をなぞられる。とろりとした感覚が伝い落ちるのが自分でもわかって、恥ずかしさに涙が溢れた。
「恥ずかしくてこうなってるんじゃないのか」
「っ、ぎ、義勇さんが、」
「…………」
「義勇さんが……好きだから、こうなってます……」
 の言葉を聞いた義勇は、ぴたりと動きを止めて。視線を落とすと、深い深いため息を吐いた。
「……すまない、いじめすぎた」
 謝られて、はふるふると首を横に振った。義勇の指が離れて、「あ……」とまるで惜しむような切ない声が出る。赤くなった顔を両手で覆って俯くと、ふいに再び指が割れ目に触れて上擦った声が出た。つぷっと中に埋まった指が、ゆっくりと抜き差ししては弱いところを突き上げる。視界を自分で塞いでしまっているは、ありありとその形や骨ばった関節の硬さを感じてしまって。耐えられずに手を離すと、正面に義勇の顔があって目を逸らしてしまった。普段は涼やかな義勇の目が、焼き付きそうな熱を宿しているのが少しだけ怖い。おろおろと視線を彷徨わせるに、義勇が手を伸ばす。大きな手での両目を覆った義勇は、膣内を暴く指の動きを激しくした。ぐちゅぐちゅと、卑猥な水音が耳を犯す。くぱりと大きく陰唇を広げられ、空気に晒される感覚がたまらなく恥ずかしかった。
「あッ……!?」
「……っ、」
 ずむ、と胎内を埋められる感覚に、は背を反らして身を震わせる。指よりも太く大きな熱の塊を、のそこは容易に呑み込んでしまっていた。咥え込んだ陰茎をきゅうきゅうと締め付ける感覚が、目を塞がれているせいでいつも以上に鮮明に感じられて。義勇の堪えるような吐息だとか、膣内でびくびくと脈打つ様子だとか、視界を塞ぐ義勇の手が熱くて汗ばんでいることだとか、そういった感覚全てに胸がどきどきとうるさく鼓動を打った。の着衣はほとんど乱れていないのに、ぷくりと可愛らしく勃起した乳首が服を押し上げていたり、少し捲れたスカートの下では小さなソコがずっぽりと義勇のものを咥えて離さないでいたりと、義勇から見たの姿はあまりにも淫猥で。薄く開いた口は、小さな嬌声を漏らしている。義勇が腰を動かすたびに震えるその唇に、噛み付くように口付けた。
「んん、ふっ……!」
 舌を絡めながら弱いところを突き上げると、口内も膣内もびくびくと震える。熱く濡れた粘膜が擦れる感覚に頭まで溶けそうで、義勇は片手での腰をぐっと押さえつける。パンパンと、肌のぶつかる音と共に愛液が飛び散ってのスカートを汚した。もし、万が一、のこんな姿を他の誰かに見られようものなら。そう思うと、頭がカッと熱くなる。怒りにも似た感情のままに何度もの狭い膣内を突き上げると、はぎゅっと縋るように義勇の背中に手を回す。ちゅくちゅくと音を立てて絡まる舌が、熱をねだるように陰茎に絡み付く襞が、蕩けるほどに熱かった。子宮口をこつこつと叩かれて、溶けそうなほどどこもかしこも熱くて気持ちよくて、息ができなくなる。何度も何度も口付けてくれる義勇が愛おしくて、は義勇に抱きつく腕にぎゅっと力を込めた。
「……~~~ッ!!」
 びくびくと、大きく体を震わせてが達する。痙攣する膣内にぎゅうぎゅうと締め付けられて、義勇も白濁液を中に吐き出す。どぷりと広がる温かさに、は半ば無意識で愛おしそうに自らの腹をすり、と撫でた。
「…………」
 こんなふうに淫らな反応をするようになってしまったのは誰のせいだろうと思いつつも、それは自分しかいないわけで。保護者としての罪悪感に苛まれる気持ちが半分と、自分のせいで色めいた仕草を身につけていくが愛おしい気持ちが半分ずつ、胸の奥で混ぜ合わさって溶けていく。その葛藤すら心地良いのが危うい自覚はあったが、結局のところは手遅れなのだろう。肩で息をするの視界を塞いでいた手を退けてやり、ちゅっちゅと繰り返し口付ける。疲労を滲ませながらも嬉しそうにはにかむが可愛らしくて、むくりと再び膨らんだ熱に自分でも呆れた。繋がったままのそこの温かさにしばらく甘えていたが、慎重にずるりと引き抜く。とぷりと溢れた半透明の液体が太腿を伝うのを、指先で掬い上げた。
 
190920
 制服の下に水着を着てきたせいで着替えを忘れて今ノーブラノーパンの受け
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