「義勇さまは優しいです。優しくて、強くて、かっこよくて、真っ直ぐで、誠実で、えっと、私なんかには言い表せないくらいすごいひとです、私は義勇さまが大好きです、心底お慕いしてます」
「……」
俺は嫌われているのだろうか、とに問うた義勇は、指折り数えて義勇が好きだと頬を染めるにじんわりと柔らかい表情を見せる。周りに嫌われてるかとかそういう話ではなかったかな、とそのやり取りを聞いていた炭治郎は思うものの。ともかく二人の仲が良いのはいいことだと、一人頷くのだった。
190409
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