※オメガバ ※♡喘ぎ ※夢主はオメガ
ふわりと誘うような香りがして、デーゲンブレヒャーは眉を寄せた。不快だったわけではないが、その香りがもたらすものをよく知っていたからだ。
「」
「? はい、ブレヒャーさん」
シャワールームで隣のスペースに入ってきたが返事をする。お互いに訓練の後で肌が上気していたが、の火照りはそれだけが原因ではなかった。
「『匂い』が漏れてる」
オメガ特有のフェロモンの匂いだ。
発情期の申告はあったが、いつもは強い抑制剤を打って普段通りに勤務している。オメガという性を弱みにしたがらない同僚だった。のヒート管理は徹底していて、これまで一度もフェロモンの匂いがしたり、そうと知らない者にオメガだとバレたことはない。いつも変わらない明るさの――だいたいのアルファが『運命の番』と勘違いしてしまうほど本来のフェロモンが強い――が、どれだけ強い抑制剤を打ってその副作用に耐えているか想像するだけで眉間に皺が寄るほどだった。
「ええっ、ごめんなさい!」
は慌てた様子で壁越しだというのに頭を下げる。濡らした頭もそのままにシャワールームを出て行こうとするから、「今すぐどうこうなるほどではないから」とデーゲンブレヒャーはそれを制した。デーゲンブレヒャーはアルファである。香ったそれに腹の奥底がそわつく感覚はあったが、見境なく同僚に襲いかかるほどではなかった。
「この後エンシオディスに呼ばれているんでしょう。そのままだと明日の朝には番にされてるわよ」
「うん、ありがとうブレヒャーさん……追加で抑制剤打たないと……」
はやはりアルファであるシルバーアッシュの『運命の番』を演じている。彼女の首には番の噛み跡を隠す――と見せかけてまっさらなうなじを守るための首輪が常に巻かれていた。のフェロモンはあのシルバーアッシュが自制を忘れかけるほどで、がヒートの時の二人は絶対に素の状態でセックスをしない。シルバーアッシュは首輪を外しかねず、もそれに抵抗しきれないと判断しているからだった。抑制剤を打っても情事中に溢れるフェロモンの影響で翌日のの首輪の周りには夥しいほどの噛み跡が残っているのだ。最初からフェロモンが漏れているような状態でとなると、このお気楽な小鳥はうなじはもちろん体中噛み跡をつけられて雪豹の餌食になることだろう。
はぁ、と重いため息が隣から聞こえる。この極楽鳥(ではないが)のリーベリには珍しいことだった。ただでさえ効果も副作用も強い抑制剤を追加で打つというのは、さすがに堪えるらしい。シルバーアッシュと関係を結んでからフェロモンが強まっている気がすると、これからのことを悩んでいるようでもあった。
「……私が発散させましょうか」
その提案はちょっとした気まぐれだった。テラにおける俗説――肉食獣に近い種族よりは草食獣に近い種族の方がフェロモンの影響を受けにくい――を頭から信じているわけでもなかったが、少なくともシルバーアッシュよりデーゲンブレヒャーの方が『そうした』影響に強いのは確かだった。ヒートはある程度発散――要はヤってしまえば治まるのである。完全に治まるまでとは言わずとも、二回か三回付き合えば危ういほどにフェロモンが強まっている状態からは脱せるだろう。のことだから「ブレヒャーさんもそんな冗談言うんですね!」と笑って流す可能性もあったし、そう言われたならば特にこだわる意味もないブレヒャーは引き下がる気でいたが。
「……いいんですか?」
隣から聞こえてきたのは、案外弱気な、縋るような声だった。にしては珍しいが、やはり強すぎるヒートと抑制剤に弱っていたのだろう。そろそろと窺うような声がして、デーゲンブレヒャーの入っているスペースにが顔を出す。その頬は淡く色付いていて、大きな瞳は少しの不安と切実な懇願に揺れていた。カーテンの影に隠れるようにして顔を出すの腕を引いて、デーゲンブレヒャーよりは小さい体を抱き寄せる。細く柔らかい体がぽすりと胸の中に収まって、滑らかな肌が擦れた。
「番を持つ気はないんでしょう?」
「うん……」
シルバーアッシュとの契約がどうなっているかは知らないが、本人に番を持つ意思がないことは知っている。番という関係が完全にアルファ優位である以上、オメガであるが他者に自身の全てを委ねられないのは当たり前のことだった。に必要以上に肩入れする気はないが、それなりに好感を抱いている相手が困っているなら手を貸すことも吝かではない。ちょっとした親切心のようなものだった。巷で言われる「オメガとのセックスは合法的な麻薬」という風説を確かめることに、全く興味がないわけでもなかった。
「ん……」
デーゲンブレヒャーが後頭部に手を添えると、は素直に顔を上げてキスを受け入れる。柔らかな花弁のような唇同士が重なり、温かな吐息を食む。ちゅ、ちゅ、と可愛らしくも必死なリップ音を立ててがデーゲンブレヒャーの唇に吸い付いてくる。フェロモンが漏れているだけあって、理性も限界に近かったらしい。それでよく平然と戦闘訓練をこなしていたものだと思えど、考えてみれば自分もを打ちのめして見下ろすことにいつも以上の興奮を覚えた気がする。知らずフェロモンの影響を受けていたからこんなことに踏み切ったのかもしれないと、懇願するようなキスに応えながらデーゲンブレヒャーは思った。
「ンン、ッ……」
「……ふ、」
くちゅくちゅと舌を絡め合いながら、本人も豪語するように美しい曲線を描く腰へと両手を回す。腰を抱き締めるようにして軽く抱き上げ、お互いの乳房を擦り合わせる。ふにゅふにゅと潰れる、弾力のある柔らかな塊。デーゲンブレヒャーの肌はボディーソープの泡に塗れていて、肌を合わせるとぬるりと滑ってゆく。すべらかな肌が泡を潤滑油にして擦れ合い、硬さを持ち始めた胸の先端が互いのそれに触れて刺激を生む。ぷっくりと勃ち上がった乳首同士がぬるつきながらコリコリと擦れ、の腰はもじもじと焦れったそうに揺れた。一方の乳首に押し潰されるようにもう一方の乳首が乳房に埋もれたり、つるりと滑って捻るように向きを変えながら擦れ合ったりと薄桃色の尖りが白く柔らかな膨らみの間で揉みくちゃにされる。ヒートのせいか快感に素直なの様子に、デーゲンブレヒャーも悪い気はしなかった。つま先立ちの脚が震えてふるふると揺れる尻はオメガにしては小振りできゅっと引き締まっていて、指先でくすぐるように撫ぜるともうそれだけで気持ちいいのか背筋までふるりと震える。そっと手を割れ目に差し込むと、とろりとした感触が甘えるようにデーゲンブレヒャーの指を迎えた。
「あ……」
「大歓迎ね」
ふっと息を吹きかけるように囁くと、上気している頬が更に赤くなる。可愛い顔をふいっと背けて恥ずかしがってしまったに顔を寄せ、耳にちゅっと口付けを落とした。愛らしい痴態に硬くなった自身を、未だ照れるように隠れている陰核に押し付ける。「ひぁッ」と高い声を上げて腰を引かせるものだから、肩を掴んでそっとシャワールームの壁に押し付けた。逃げ場のなくなったの陰核にキスをするように、亀頭でつんと突いたりぐりぐりと押し当てたりを繰り返す。
「あっ、だめ、それだめ、ぁんッ♡」
勃起して硬くなったクリトリスが、亀頭に押し潰されたり捏ね回されたりと揉みくちゃにされる感覚が堪らないのだろう。退がれないとわかっているのに壁に腰を押し付ける様は、自ら腰を振って誘っているようで淫らだ。ダメと言いながらもその声は甘く蕩けていて、勃起したアルファの陰茎を前にしたせいかフェロモンが甘く香る。のフェロモンは甘さはあまり濃くなく、むしろ仄かに香る程度で匂いはさほど強くない。けれど澄んだ匂いの中に香るその微かな甘さが、もっと欲しくなるような強烈な飢餓感を催す。求めずにはいられなくなるような、本能に訴えかける匂い。確かにこれは奥底から引き摺り出してしまいたくなるような匂いだと、「飢えと嗜虐心を強く刺激される」と評していた雇い主の言葉を思い出した。
「はぅ……♡」
つぷん、と指をソコに沈める。デーゲンブレヒャーの細く長い中指を、既に愛液に溢れているの膣は容易く呑み込んでいった。狭く熱いナカが、愛液に濡れたヒダを押し付けるように絡んでくる。くい、と指を少し曲げるだけで、関節や指先が膣壁を押し撫でる感覚に甘く抜けるような声を漏らす。陰核の裏側をくるくると円を描くように撫で回すと、蕩けた声を上げて背中を反らした。
「は、ぁ……♡ ブレヒャー、さん、……ッ、ブレヒャーさん……ッ」
ナカを撫でられる快感での腰が浮き、先ほどまで腰を引いて逃げていた陰茎に自ら陰核を押し付けるように動いてしまう。外も内も敏感な部分を執拗に擦られて、は縋るように何度もデーゲンブレヒャーの名前を呼ぶ。潤んだ瞳が、紅潮した頬が、色付いた唇が、その全てで懇願しているようで。「可愛い」と呟いて唇を重ねると、はビクッと背中を震わせた。
「ふ、ぅう……ッ」
「……イったの?」
「だ、だって、ブレヒャーさんが……かわいいって、言うからぁ……」
別に責めているわけではないのだが、言い訳のようには耳まで赤くして言い立てた。可愛いなどという言葉はあの『恋人』に散々言われているだろうに、変なところで思い切りが良いわりに初心な少女だった。ふ、と思わず笑みが漏れて、まだ震えている腰に手を添えた。
「あっ♡」
ちゅぽ、と割れ目に先端を潜り込ませる。とろとろに潤っている入り口は狭く、デーゲンブレヒャーのソレを締め付けながらも奥に呑み込もうとヒクヒクと震えて誘ってくる。その誘いに乗って奥までひと息に突き込みたい衝動が湧き上がったが、それを抑えて入り口で先端だけをじゅぽじゅぽと出入りさせる。キツく締め付けてくる膣口にカリが引っかかって擦れる感覚が腰を疼かせ、突き込みを激しくさせる。あ、あ、と上擦った声が狭いシャワールームに甘く響いて、耳に届く声さえも興奮を煽るようだった。足りない、と強請るように仄かな甘さが幾度も鼻をくすぐって、理性の奥から本能を誘い出そうとする。この程度ならまだ我を忘れるほどでもないけれど、と思いつつもデーゲンブレヒャーは敢えて首輪から意識を逸らした。その白い首筋に誘うように匂いが溢れてきていると、わかっていたからだった。
「……ふ、ぅ、」
「んぁッ、あ、ぁん♡ ……ッ、ぅあ♡」
ズプズプと、先端で浅いところを抉り上げるように腰の動きを早めていく。膣口をほぐすように、何度も反り返しを引っかけてはまた押し込む。顎を反らしてひっきりなしに喘ぐは今にもイキそうで、甘えるようにデーゲンブレヒャーの首に腕を回した。それに応えるように先走りを溢れさせる先端を一際強く押し付けると、「ん゛〜ッ♡」と気持ち良さそうに鳴いて背中をびくびくと震わせる。イった隙を突くように、いちばん奥まで一気にずぷりと自身を沈めた。
「あ……!? あ、……〜〜〜ッ♡♡」
「……う、」
達した瞬間の空白に突然最奥まで硬い熱を突き立てられて、は目を白黒とさせて声にならない声を上げた。抱き着いているの腕の震えが、声の代わりに溢れる吐息が、の受け止め切れなかった快感を溢れさせているようで。ビクビクと震える媚肉を押し広げて自身を突き立てたデーゲンブレヒャーも、連続してイったの待ち侘びていたような締め付けに耐え切れず吐精した。どろりとした熱の感触に悦ぶように、膣内がきゅうきゅうと陰茎に絡み付いて締め上げる。襞が竿全体を扱き上げるように蠢いて、一滴余さず搾り取ろうとしているかのようだった。
「……ッ、ふ、」
鼻先をくすぐったのはあの飢餓感を催す甘さで、デーゲンブレヒャーは奥歯に力を込める。ぞわっと下腹部に甘い疼きが走って、膣内全てで吸い付いてくるようなナカの動きにぞわぞわと背筋まで熱が走り抜けた。呆けていたが身じろぎすると、ちゅぷ、と最奥のそれが先端に吸い付いてきた。白濁を吐き出した尿道口から、まだ残りを吸い上げようとするかのように。ぐ、との腰を押さえる手に力がこもる。ふーっと荒い息を吐いて、ゆっくりとの腰に両手を回した。また抱き締めるように――もデーゲンブレヒャーに抱き着いているから抱き合う体勢で、再び硬くなったソレをぱちゅぱちゅと打ち付け始める。
「はッ、あ♡ ブレヒャーさん、ああっ♡」
引き抜いては打ち付ける単純な動きだが、はすっかり蕩けた声でデーゲンブレヒャーにしがみつく。もにゅりと胸が押し潰され、硬くなった乳首が肌の上で擦れた。のナカは声以上に蕩けていて、温かくぬるぬるとした肉襞が優しく陰茎を包み込んで締め付ける。膣口はやはり狭く、キツく根元をしごき上げて吐精への欲を掻き立てた。子宮口は最奥に先端がぶつかるたび、嬉しそうにちゅ、と吸い付いて甘えてくる。それら全てを蹂躙するように陰茎でナカをごちゅごちゅと抉り上げ、弱いところを徹底的に責め抜いていく。ぱん、ぱんと腰がぶつかり合う音が次第に速さを増していく。「きちゃう、またきちゃう、」とが泣いて、耳元の哀願ももう興奮を掻き立てるものでしかなかった。
「あっ♡ あ♡ ああぅ、あ゛〜〜ッ♡♡」
ぎゅっとデーゲンブレヒャーに抱き着いたの全身がビクンッと大きく震えて、柔らかな体全体で締め付けてくるかのようだった。汗をかいてしっとりとした肌が密着して、フェロモンが強く香る。膣内の締め付けと全身の密着にぞわぞわと腰が震えて、まだその気ではなかったのにびゅくりと漏らすように射精してしまっていた。確かにこれは合法的な麻薬と言えるかもしれないと、デーゲンブレヒャーは眉を寄せる。孕みたいと甘えて縋ってくるかのような膣内、射精したときの脳内が真っ白になるかのような強烈な快感、イかせた時の充足感や征服感、フェロモンがもたらす飢餓感によって薄くなっていく理性。オメガ全体がこうなのかが特にそうなのかは知らないが、少なくともこの女をその辺に放っておけないということだけは理解できる。オメガはそのほとんどが
魔族の女性だという俗説が出回るのも、ある意味では頷ける。全身であなただけの種が欲しいと甘えて縋ってくるかのような体、奥へ奥へと沼に沈めるように誘ってくる匂い。魔性だと、誰だってそう表現するだろう。
「ぶれひゃ、さん、もっと……♡」
「……ええ」
すり、と脚を絡められて危うく理性が切れかける。の方はもうすっかり本能に溺れているようで、道理であんなに噛み跡だらけにされるわけだと要らぬ納得までしてしまった。あの演出家が実用一辺倒の飾り気もない、この華奢な首には無骨すぎる丈夫な首輪を贈るわけである。とろりと潤んだ目を向けられると、息もつかせぬキスをしてやりたくなる。すりすりと脚や腰に絡み付いてイタズラしてくる片脚を掴んで、柔らかな内腿を晒すように脚を持ち上げて開かせ壁に腰を押し付けさせる。普段のなら羞恥のあまり悲鳴を上げているところだろうが、今のは「あ……♡」とどこか期待しているような声さえ上げて頬を赤らめるだけだった。
「あなたが満足するまであげるわ」
「うん……ッ」
きゅん、とおなかが震えて絡み付いてくる。脚を掴んだまま突き上げ、子宮まで揺するようにモノを前後させる。ぐぷりと深く咥えては離そうとしないソコを躾けるように腰を打ちつけ、それすら悦ぶように収縮する媚肉をずりずりと擦り上げる。突き上げるたびに形のいい乳房がゆさゆさと揺れて、ぐぽぐぽとはしたない水音が反響した。それでもまだ欲しいというかのように、が無意識のうちに腰を動かして求めてくる。その締め付けは甘くも過剰なほどで、また出す気もないうちに出させられては面白くないとデーゲンブレヒャーはもう片方の脚も抱え上げた。背中を預けている壁と、両脚を持ち上げて支えるデーゲンブレヒャーだけに全身の体重を預ける形になったは自由に動くことができず、されるがままに突き込まれて切なそうに鳴く。それがまた嗜虐心を煽って、最奥まで深く貫いたソレでぐりぐりと子宮口を押し上げた。
「あ、ぁ……♡ ふぁ♡ んぁあ……♡」
腑抜けたような声を出して、がデーゲンブレヒャーの首にしがみつく。その吐息さえも甘く感じるほどフェロモンは強く溢れていて、自身が今オメガに深く誘い込まれていることを自覚した。けれど首輪に噛み付くような真似はせず、ちろりと舌先で留め具を舐めた。冷たいだけの金属が、火照りそうな脳に少しだけ冷静さを取り戻してくれる。体重がほとんど全てかかっている分、陰茎を全て呑み込んで子宮口を押し付けてくるかのような膣内。ゆっくりと焦らすように引き抜いて、欲しがりな口に頬張らせてやるように押し込んで。そのたびに、熱く溶かされるような快感が頭まで昇ってくる。腹の底まで全て吸い上げられそうな、底なしの欲がじゅぷじゅぷと奥へ呑み込もうとする。ぽたぽたと、結合部から溢れたどちらのものともつかない液体が床に落ちて濁った円を描いた。不自由な体勢でただ突き込まれるたびに喘ぐの膣内がビクビクと細かく震え始めて、何度目かの絶頂を迎えようとしていた。
「三回じゃ、……ッ、足りなかったわね」
「ふぁ……?」
正直なところ、ヒートを迎えたオメガの性欲とフェロモンの強さを多少侮っていたことは否定できない。頭まで蕩けたような声を上げたの体はまだまだ欲しいとばかりに熱が籠っていて、受け身に誘っていながらも貪欲に新たな熱を待っている。デーゲンブレヒャーの方もまだ到底収まりはきかず、まだどこか余裕のあるこのオメガを蹂躙してやりたいという欲が首をもたげていた。しばしば傲慢と同義であるアルファの本能が、足りないなどとのたまう生意気なオメガの胎をはち切れんばかりにいっぱいにして許しを乞わせてやれと訴えている。親切心のはずだったのだけれど、とデーゲンブレヒャーはの脚を抱え直した。鍛えられた体に本気で犯される気配を感じたのか、期待するようにナカがきゅうっと震える。とろりと溢れた愛液を押し込むように、どちゅっと奥を突き上げる。激しい動きに悦ぶように上がった甘ったるい声に、この声が掠れるまでどれくらいだろうかと口角が上がったのだった。
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