※エメトフィリア(嘔吐性愛)の彼女と岩泉
※岩泉ゲロってる
「うえっ……お゛、えっ……」
「はじめ、大丈夫?」
「わ、り……う、おえっ……」
「立て……ないよね。無理して抑えなくていいから、吐いちゃっていいよ」
「床、汚れんだろ……っ」
「私のジャージに吐いていいから、どうせ今日もう帰るだけだし」
「ん、な……うえ゛っ」
「はい、いいから吐くー、さっさと吐くー」
***
「……わりぃ」
「いいのいいの、彼女なんだから気にしないで」
「ジャージ俺んちで洗ってくるからよこせ」
「大丈夫だよ、私が勝手にしたことなんだから」
「新しいの買うか、ゲロかぶったのなんて嫌だろ」
「気持ちは嬉しいけど、はじめのなら嫌でもなんでもないから本当に大丈夫だよ」
「……今度何か奢るわ」
「うん、楽しみにしてる」
(はじめの吐瀉物が染み込んだジャージ洗いたくないなあ。捨てるなんて絶対やだ。はじめの口内で咀嚼されて、はじめの食道通ってはじめの胃液で溶かされて、はじめの一部になりかけてたものが染み込んだジャージだよ。絶対大切にしよう。えづくはじめの表情すごく色っぽかったなあ。もし次があるなら次はあんまり我慢しないでおえええって思いっきり声出して欲しいな)
何も仕込んだりはしてないよ、たぶん。
150624