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作品ID:605
こちらの作品は、「お気軽感想希望」で、ジャンルは「一般小説」です。
文字数約5069文字 読了時間約3分 原稿用紙約7枚
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「嵐王焔姫物語、閑話、クリスマス編」を読み始めました。
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■テノール
小説の属性:一般小説 / 未選択 / お気軽感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし /
嵐王焔姫物語、閑話、クリスマス編
作品紹介
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街は様々な色にライトアップされて、木々という木々がクリスマスツリーの如く彩られていた
町は雪が静かに降る、その雪も魔法の効果を受けて赤や青に煌めき、一つ一つがまるでお星さまのようだ
「おー、外すげぇ、あれ?ココノハも“ぼっち“なんすか?」
そういって話しかけるのはルドマン、亀族だ
そこには、そんな楽しそうな景色をよそに落ち込む少女が一人
「ぼっちじゃないもん!用事があって・・・」
「そーいうのぼっちっていうんすよー、・・・俺もアポ全潰れだし、・・・はぁ、クリスマスイベント、断らなきゃよかったなぁ」
今、町ではクリスマスの為のイベントが開催さらている
これは、昨日のこと
ココノハは、町のライトアップの手伝いをしていて
それがおわったら、ココノハは朱雀なので魔石燃料を作り、町に届けるという依頼も受けていて、リュートとは別行動でクリスマスの手伝いをしてい
「お手伝い終わりーっ!」
ビルの屋上に降り立ち、景色を写真に納める
冒険者の、みんなの、頑張っている姿を納めて、後でギルドで話をしよう
ココノハは朱雀、背中の羽が燃えており、それが 暖となる為、ココノハ自身は冬でも寒くない(ココノハ以外への干渉はない為、ココノハが立っている所だけ雪が溶けるということはない)その為、むしろ彼女は寒さというものを味わった事がないのだ
(リュートはどこにいるんだろう?)
ココノハはそう思い、早速ギルドの皆に連絡した
結果、今自分たちのギルドルームに居ることがわかった
彼女は、早速飛び立ち、リュートに会いにいった
明日はクリスマス!
クリスマスといったら!ライトアップ!クリスマスツリー!七面鳥!ケーキ!
その思い描く図には全て隣にリュートが映る
まず、リュートが私にクリスマスの予定を聞くでしょ?そしたら私は「無いよっ」て答えて、きっときっとクリスマス一緒にどう?って聞くでしょ?
そしたら!リュートと、クリスマスツリー観光して!それから二人で町の料理店で一緒に食べて!それからそれからーー
と、にへへと蕩けた表情は隠しきれていない
が、そう考えていたのも、それまでだった
「ただいまー!」
ココノハが扉を開けると、その当の本人は手紙を見ながら真剣な、目付きで見ていた
「えーっと、明日は・・・」
「リュートーーー!」
・・・ココノハ?
「あっ、ココノハ、どうしたの?」
もじもじと動くココノハ、急にどうしたんだ
「あのねー、あのねあのね」
「うん、何?」
「もー!言うことあるんじゃないの!?」
と、謎の怒り
・・・え、言うこと?えーっと、うーんっと
「ただいまー!」
よし、我ながら中々言い感じな入りかた
・・・あれ?リュート?なんか真剣そう?
ぶつぶつ言ってるし・・・、えぇい!
「リュートーーー!」
大声で叫んだ
整った青の髪と角、トパーズのような金の瞳、美しい宝石で装飾された竜の翼、フェザーズのスーツと違い、今日は竜式ドレス衣装の私服だ、いつもカッコいい彼が今日は一段とかっこよく見える
「あっ、ココノハ、どうしたの?」
「あのねー、あのねあのね」
えーっと、なんていえばいんだろう、これじゃ後手だし
「もー!何か言うことあるんじゃないの!?」
ごり押そう!きっと彼も答えてくれるだろう
「ああ、そうそう、明日の事なんだけどさ・・・」
よっしゃぁ!
心の中でガッツポーズするはずが
実際にしていたらしい、リュートは首をかしげていた
「ココノハ、・・・今日は妙に元気だね」
「そんなことはいいから!何々!?明日何があるの!?」
「そんなことって・・・?まぁ、明日なんだけどね」
「うんっ!」
「明日ちょっと先約があってそっちを優先するからココノハは別の人とクリスマスを楽しんでてね」
・・・え?
頭が真っ白になる
「・・・どうして?何で?」
そういって、リュートは箱を持ってきた
その中には多数の手紙がある
「ほら見てこれ、冒険者の第二位になってから、色々と討伐中継とかされちゃったし、・・・完全にスター状態でさ、こんな手紙(しかも大半ファンレターとラブレター)が届いてきたんだ、・・・・無下に返すわけにいかないし、明日はイベントがあるから、そっちに参加すると同時にお礼にいかなきゃ、今日はとりあえず断る返しだけ書いてイベント場所で待ってます、もし、イベントの時間以外に、まぁできれば昼に待ち合わせ場所と時間を書いてくれたら、そこに向かいます(リュートは雷鳴、つまり亜光速の為、ほぼ瞬間移動ができる)って書いて、それを配りに行く所でさ・・・、だからこれから毎年こういうので忙しくなるかもだから、ココノハも悪いけど・・・、別の人とクリスマスを過ごしてくれないかな、・・・来年からファンレターは全て無視するか・・・」
「うぅ、冗談・・・だよね?」
想像していた映像はパラパラと砕けていく
毎年二人でクリスマスは楽しんでいたのに・・・
「ううん、ごめんねココノハ、それじゃ、俺はもういかなきゃ」
そういって彼は消えた、得意のテレポートだろう
「そんなぁ・・・」
「まー大体察しついたっす、リュートのことでしょ?」
ココノハは頷く
「あれは仕方ないっすよ、俺も来たことあるし、ランクが上がると、一つの宿命みたいな奴だし、・・・俺は今日は一人でゆっくりしたいんす、いつも誰かに頼られてばっかりで忙しいし楽しいけど、たまには人もいないでゆっくりするとか、・・・こういう楽しい日くらい、こうやって過ごすのも悪くないなってね、・・・ってココノハ?」
そこにはすでに彼女はいなかった
空を見ると、彼女は飛んでいた
「あちゃー、自暴自棄に走っちゃったかな・・・、ココノハー早く戻ってくるんすよー」
~ノーランド国、聖大樹広場前~
「リュートなんか嫌い!」
そういって彼女は、町を歩く
「パパ!ママ!クリスマスプレゼントはこれ!」
「よしよし、これでいいんだね」
「あっでもーー」
狼族の家族だろうか、オモチャ店の前のショーケースで悩んでいる姿だ
(ココノハ、これでいいのかい?)
(うんっ!)
「・・・」
懐かしい、私もこんな思い出があったな
一人でこの町を歩くのは、もしかしたらこれが初めてなのかもしれない
・・・
一人って、・・・さみしいな
「本日のゲストは、フェザーズの二位にして最高の美男にして最強の雷竜族!リュート・ストームズ・アルカディアさんです!」
その声とともに、女性の歓声が聞こえる
「・・・言いすぎです、普通の冒険者ですよ」
「ふふ!ご謙遜はそれくらいにして!そんなリュートさんにファンからの質問コーナーです!冒険者において生き甲斐とはなんですか!?」
冒険者?・・・リュート?
そういえば、今、イベントがあるって・・・
もしかして、リュートが参加しなきゃいけないっていってたのは・・・
広場に向かう、聖大樹は白の雪と美しい飾りによってまるで違った姿だ
「そうですね・・・、依頼達成したときに直々にお礼して貰った時ですね、ああいう時が一番冒険者をやっててよかったなぁ、って感じますね、勿論手紙でも凄く嬉しいです」
広場から「すてき!」などなど変な叫びが聞こえる
女性がおおいなぁ、というか大半?
これ全てリュートのファンなんだろうか?
「次の質問です!フェザーズはとても人気のある兵科で、そこで贔屓なしに二位に登り詰めることはとても難しいことだと思います!何かコツはありますか!?」
リュートは少しだけ悩んでいた
そうだ手を振ってみよう、気づくかもしれない
でも、人が多かったので少しするのを躊躇った
本当に少し、軽くを手を降る
すると、リュートがこちらを見てきた
ココノハ?来てくれたのか
手を振ってる・・・、よし、俺も返すか
リュートが笑顔で、私に向かって返してくれた
少し嬉しかった、やっぱり私が少しだけ変に行きすぎていただけなのだ、リュートはいつもどおり、私ももうーー
その時、そこにいた女性達の声が響く
「リュート様ったら私に手を振って下さいましたわ!」
「いいえ!私です!」
「違います!」
・・・そうか、私とは限らないのか
「・・・特に何も意識したことはありません、・・・殆どが実力だと思います」
・・・いつのまにか、リュートと私には大きな壁が出来てしまった
悔しくて、寂しくて、ここを離れた
当たり前のものが、急に当たり前にならなくなってしまった
リュートは、ココノハが静かにいなくなる姿を見ていた
・・・やっぱり、かわいそうだよな
俺も、こうやってサービスするのもいいけど、こんな結果になるなら、来年からは、もう無しでいい気がする
「さて、次の質問ですがーーー」
リュートは、ココノハならどうするかを考えていた
そのあと、私は町をフラフラとあるった
寄り添うカップル、楽しそうな家族
どれも、凄く羨ましい、そう感じた
「ココノハちゃん?」
「レイティさん?」
「・・・どうしたの?何か思い詰めてるでしょ?」
サンタコスのレイティさんは忙しい身なのに私の事を心配する
「・・・なんでもないよ」
ぶっきらぼうに答えた、もう、どうでもいいのだ
「そう、・・・もう一度、貴方の大切な場所にいってみたら?きっと彼なら・・・、貴方のことを見捨てはしないわよ」
「えっ?」
レイティさんはいなくなっていた
「・・・?」
「ありがとうございました!リュートさん!」
鳥族の女性は頭を下げる
「いえことらこそ、お手紙ありがとうございます」
「はい!良ければ次もーー、いえっ今から!」
「いえ、・・・すいません、時間が押しているので」
「そうですか・・・、残念です」
急ごう、彼女(ココノハ)ならどうする?
・・・ギルドルーム?違う、町の飲食店?違うな
ココノハなら、・・・そうか
そうだ、去年はココアだったから、今年はチキンにしてみよう
よし、時間まで、後残り20分だ、光速移動すれば余裕を持って間に合う
リュートは空へと飛び立った、次の瞬間、光のはやさで移動する
~ノーランド国、聖大樹広場前~
午後11時25分
誰もいない、聖大樹の前
7時ころのピークに人が来るが、11時になると人はぱったりといなくなる、その時間を狙って来る人も少なく、聖大樹前は急に静かだった
「去年はここで、リュートとココアを飲んでたっけ」
そういって一人で呟く
・・・誰も、結局こなかった
・・・お腹すいたな
体が震えていることに気づく
「・・・寒い?のかな?」
わからなかった、体は何も感じないでも震えるのだ
「ううっ・・・」
「おーい!ココノハ!やっぱりここにいたのか!」
・・・ん?リュート?・・・リュート!?
振り向く、左手に袋を持ち、右手で手を振っている、やっぱりリュートだ!
「終わったの?」
「まぁね」
「他の人の予定は?」
「全て終わらしたよ」
彼は、私の隣に座って、袋から箱を取り出す
「・・・これは?」
「じゃじゃーん、去年はココアだったからね、ココノハ、お腹すいてるでしょ?スープと、チキンさ、・・・一緒に食べよ?」
手に持てるサイズのチキンと、2つのカップスープ
スープの蓋を開けると湯気が上がり、中身はミネストローネだった
「ココノハってもしかしてクラムチャウダーの方が良かった?」
「ううん!どっちでも大好き!」
「そっか!なら良かった、・・・それじゃ」
「それじゃ?」
リュートはチキンを持って、笑顔になる
「メリークリスマス、ココノハ」
「うん!メリークリスマス!」
あっ、どもテノールです
クリスマス!ということで書きましたよ!
たまにはこういう超あまっ甘なのも良いですね!
ただ、余りにも駄作+ココノハキャラ崩壊+書いてるこっちが辛くなってきたので。たぶん一週間か二週間後に消します
というわけで。オタッシャデー!
町は雪が静かに降る、その雪も魔法の効果を受けて赤や青に煌めき、一つ一つがまるでお星さまのようだ
「おー、外すげぇ、あれ?ココノハも“ぼっち“なんすか?」
そういって話しかけるのはルドマン、亀族だ
そこには、そんな楽しそうな景色をよそに落ち込む少女が一人
「ぼっちじゃないもん!用事があって・・・」
「そーいうのぼっちっていうんすよー、・・・俺もアポ全潰れだし、・・・はぁ、クリスマスイベント、断らなきゃよかったなぁ」
今、町ではクリスマスの為のイベントが開催さらている
これは、昨日のこと
ココノハは、町のライトアップの手伝いをしていて
それがおわったら、ココノハは朱雀なので魔石燃料を作り、町に届けるという依頼も受けていて、リュートとは別行動でクリスマスの手伝いをしてい
「お手伝い終わりーっ!」
ビルの屋上に降り立ち、景色を写真に納める
冒険者の、みんなの、頑張っている姿を納めて、後でギルドで話をしよう
ココノハは朱雀、背中の羽が燃えており、それが 暖となる為、ココノハ自身は冬でも寒くない(ココノハ以外への干渉はない為、ココノハが立っている所だけ雪が溶けるということはない)その為、むしろ彼女は寒さというものを味わった事がないのだ
(リュートはどこにいるんだろう?)
ココノハはそう思い、早速ギルドの皆に連絡した
結果、今自分たちのギルドルームに居ることがわかった
彼女は、早速飛び立ち、リュートに会いにいった
明日はクリスマス!
クリスマスといったら!ライトアップ!クリスマスツリー!七面鳥!ケーキ!
その思い描く図には全て隣にリュートが映る
まず、リュートが私にクリスマスの予定を聞くでしょ?そしたら私は「無いよっ」て答えて、きっときっとクリスマス一緒にどう?って聞くでしょ?
そしたら!リュートと、クリスマスツリー観光して!それから二人で町の料理店で一緒に食べて!それからそれからーー
と、にへへと蕩けた表情は隠しきれていない
が、そう考えていたのも、それまでだった
「ただいまー!」
ココノハが扉を開けると、その当の本人は手紙を見ながら真剣な、目付きで見ていた
「えーっと、明日は・・・」
「リュートーーー!」
・・・ココノハ?
「あっ、ココノハ、どうしたの?」
もじもじと動くココノハ、急にどうしたんだ
「あのねー、あのねあのね」
「うん、何?」
「もー!言うことあるんじゃないの!?」
と、謎の怒り
・・・え、言うこと?えーっと、うーんっと
「ただいまー!」
よし、我ながら中々言い感じな入りかた
・・・あれ?リュート?なんか真剣そう?
ぶつぶつ言ってるし・・・、えぇい!
「リュートーーー!」
大声で叫んだ
整った青の髪と角、トパーズのような金の瞳、美しい宝石で装飾された竜の翼、フェザーズのスーツと違い、今日は竜式ドレス衣装の私服だ、いつもカッコいい彼が今日は一段とかっこよく見える
「あっ、ココノハ、どうしたの?」
「あのねー、あのねあのね」
えーっと、なんていえばいんだろう、これじゃ後手だし
「もー!何か言うことあるんじゃないの!?」
ごり押そう!きっと彼も答えてくれるだろう
「ああ、そうそう、明日の事なんだけどさ・・・」
よっしゃぁ!
心の中でガッツポーズするはずが
実際にしていたらしい、リュートは首をかしげていた
「ココノハ、・・・今日は妙に元気だね」
「そんなことはいいから!何々!?明日何があるの!?」
「そんなことって・・・?まぁ、明日なんだけどね」
「うんっ!」
「明日ちょっと先約があってそっちを優先するからココノハは別の人とクリスマスを楽しんでてね」
・・・え?
頭が真っ白になる
「・・・どうして?何で?」
そういって、リュートは箱を持ってきた
その中には多数の手紙がある
「ほら見てこれ、冒険者の第二位になってから、色々と討伐中継とかされちゃったし、・・・完全にスター状態でさ、こんな手紙(しかも大半ファンレターとラブレター)が届いてきたんだ、・・・・無下に返すわけにいかないし、明日はイベントがあるから、そっちに参加すると同時にお礼にいかなきゃ、今日はとりあえず断る返しだけ書いてイベント場所で待ってます、もし、イベントの時間以外に、まぁできれば昼に待ち合わせ場所と時間を書いてくれたら、そこに向かいます(リュートは雷鳴、つまり亜光速の為、ほぼ瞬間移動ができる)って書いて、それを配りに行く所でさ・・・、だからこれから毎年こういうので忙しくなるかもだから、ココノハも悪いけど・・・、別の人とクリスマスを過ごしてくれないかな、・・・来年からファンレターは全て無視するか・・・」
「うぅ、冗談・・・だよね?」
想像していた映像はパラパラと砕けていく
毎年二人でクリスマスは楽しんでいたのに・・・
「ううん、ごめんねココノハ、それじゃ、俺はもういかなきゃ」
そういって彼は消えた、得意のテレポートだろう
「そんなぁ・・・」
「まー大体察しついたっす、リュートのことでしょ?」
ココノハは頷く
「あれは仕方ないっすよ、俺も来たことあるし、ランクが上がると、一つの宿命みたいな奴だし、・・・俺は今日は一人でゆっくりしたいんす、いつも誰かに頼られてばっかりで忙しいし楽しいけど、たまには人もいないでゆっくりするとか、・・・こういう楽しい日くらい、こうやって過ごすのも悪くないなってね、・・・ってココノハ?」
そこにはすでに彼女はいなかった
空を見ると、彼女は飛んでいた
「あちゃー、自暴自棄に走っちゃったかな・・・、ココノハー早く戻ってくるんすよー」
~ノーランド国、聖大樹広場前~
「リュートなんか嫌い!」
そういって彼女は、町を歩く
「パパ!ママ!クリスマスプレゼントはこれ!」
「よしよし、これでいいんだね」
「あっでもーー」
狼族の家族だろうか、オモチャ店の前のショーケースで悩んでいる姿だ
(ココノハ、これでいいのかい?)
(うんっ!)
「・・・」
懐かしい、私もこんな思い出があったな
一人でこの町を歩くのは、もしかしたらこれが初めてなのかもしれない
・・・
一人って、・・・さみしいな
「本日のゲストは、フェザーズの二位にして最高の美男にして最強の雷竜族!リュート・ストームズ・アルカディアさんです!」
その声とともに、女性の歓声が聞こえる
「・・・言いすぎです、普通の冒険者ですよ」
「ふふ!ご謙遜はそれくらいにして!そんなリュートさんにファンからの質問コーナーです!冒険者において生き甲斐とはなんですか!?」
冒険者?・・・リュート?
そういえば、今、イベントがあるって・・・
もしかして、リュートが参加しなきゃいけないっていってたのは・・・
広場に向かう、聖大樹は白の雪と美しい飾りによってまるで違った姿だ
「そうですね・・・、依頼達成したときに直々にお礼して貰った時ですね、ああいう時が一番冒険者をやっててよかったなぁ、って感じますね、勿論手紙でも凄く嬉しいです」
広場から「すてき!」などなど変な叫びが聞こえる
女性がおおいなぁ、というか大半?
これ全てリュートのファンなんだろうか?
「次の質問です!フェザーズはとても人気のある兵科で、そこで贔屓なしに二位に登り詰めることはとても難しいことだと思います!何かコツはありますか!?」
リュートは少しだけ悩んでいた
そうだ手を振ってみよう、気づくかもしれない
でも、人が多かったので少しするのを躊躇った
本当に少し、軽くを手を降る
すると、リュートがこちらを見てきた
ココノハ?来てくれたのか
手を振ってる・・・、よし、俺も返すか
リュートが笑顔で、私に向かって返してくれた
少し嬉しかった、やっぱり私が少しだけ変に行きすぎていただけなのだ、リュートはいつもどおり、私ももうーー
その時、そこにいた女性達の声が響く
「リュート様ったら私に手を振って下さいましたわ!」
「いいえ!私です!」
「違います!」
・・・そうか、私とは限らないのか
「・・・特に何も意識したことはありません、・・・殆どが実力だと思います」
・・・いつのまにか、リュートと私には大きな壁が出来てしまった
悔しくて、寂しくて、ここを離れた
当たり前のものが、急に当たり前にならなくなってしまった
リュートは、ココノハが静かにいなくなる姿を見ていた
・・・やっぱり、かわいそうだよな
俺も、こうやってサービスするのもいいけど、こんな結果になるなら、来年からは、もう無しでいい気がする
「さて、次の質問ですがーーー」
リュートは、ココノハならどうするかを考えていた
そのあと、私は町をフラフラとあるった
寄り添うカップル、楽しそうな家族
どれも、凄く羨ましい、そう感じた
「ココノハちゃん?」
「レイティさん?」
「・・・どうしたの?何か思い詰めてるでしょ?」
サンタコスのレイティさんは忙しい身なのに私の事を心配する
「・・・なんでもないよ」
ぶっきらぼうに答えた、もう、どうでもいいのだ
「そう、・・・もう一度、貴方の大切な場所にいってみたら?きっと彼なら・・・、貴方のことを見捨てはしないわよ」
「えっ?」
レイティさんはいなくなっていた
「・・・?」
「ありがとうございました!リュートさん!」
鳥族の女性は頭を下げる
「いえことらこそ、お手紙ありがとうございます」
「はい!良ければ次もーー、いえっ今から!」
「いえ、・・・すいません、時間が押しているので」
「そうですか・・・、残念です」
急ごう、彼女(ココノハ)ならどうする?
・・・ギルドルーム?違う、町の飲食店?違うな
ココノハなら、・・・そうか
そうだ、去年はココアだったから、今年はチキンにしてみよう
よし、時間まで、後残り20分だ、光速移動すれば余裕を持って間に合う
リュートは空へと飛び立った、次の瞬間、光のはやさで移動する
~ノーランド国、聖大樹広場前~
午後11時25分
誰もいない、聖大樹の前
7時ころのピークに人が来るが、11時になると人はぱったりといなくなる、その時間を狙って来る人も少なく、聖大樹前は急に静かだった
「去年はここで、リュートとココアを飲んでたっけ」
そういって一人で呟く
・・・誰も、結局こなかった
・・・お腹すいたな
体が震えていることに気づく
「・・・寒い?のかな?」
わからなかった、体は何も感じないでも震えるのだ
「ううっ・・・」
「おーい!ココノハ!やっぱりここにいたのか!」
・・・ん?リュート?・・・リュート!?
振り向く、左手に袋を持ち、右手で手を振っている、やっぱりリュートだ!
「終わったの?」
「まぁね」
「他の人の予定は?」
「全て終わらしたよ」
彼は、私の隣に座って、袋から箱を取り出す
「・・・これは?」
「じゃじゃーん、去年はココアだったからね、ココノハ、お腹すいてるでしょ?スープと、チキンさ、・・・一緒に食べよ?」
手に持てるサイズのチキンと、2つのカップスープ
スープの蓋を開けると湯気が上がり、中身はミネストローネだった
「ココノハってもしかしてクラムチャウダーの方が良かった?」
「ううん!どっちでも大好き!」
「そっか!なら良かった、・・・それじゃ」
「それじゃ?」
リュートはチキンを持って、笑顔になる
「メリークリスマス、ココノハ」
「うん!メリークリスマス!」
あっ、どもテノールです
クリスマス!ということで書きましたよ!
たまにはこういう超あまっ甘なのも良いですね!
ただ、余りにも駄作+ココノハキャラ崩壊+書いてるこっちが辛くなってきたので。たぶん一週間か二週間後に消します
というわけで。オタッシャデー!
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