小説を「読む」「書く」「学ぶ」なら

創作は力なり(ロンバルディア大公国)


小説鍛錬室

   小説投稿室へ
運営方針(感想&評価について)

読了ボタンへ
作品紹介へ
感想&批評へ
作者の住民票へ

作品ID:196

こちらの作品は、「お気軽感想希望」で、ジャンルは「一般小説」です。

文字数約607文字 読了時間約1分 原稿用紙約1枚


読了ボタン

button design:白銀さん Thanks!
※β版(試用版)の機能のため、表示や動作が変更になる場合があります。

あなたの読了ステータス

(読了ボタン正常)一般ユーザと認識
「蒲焼」を読み始めました。

読了ステータス(人数)

読了(147)・読中(2)・読止(1)・一般PV数(595)

読了した住民(一般ユーザは含まれません)


小説の属性:一般小説 / 未選択 / お気軽感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし /

蒲焼

作品紹介

 ネタなしオチなし意味もなしの三拍子そろった蒲焼です。

いや、でもネタとして書いたし、うなぎは寿司のネタにも使われてるからいいのか、あれ? 残念ながら、私の脳みそでは理解できません。

 でも、やっぱり私自身としては一人称のほうが書いていて楽しいです。

 ちなみに、私は鰻よりも鯰の方が好きです。濃厚です。

 


 夏とは違い、冬の時間は焦っているかのように去っていくようだ。ついさっき昼になったかと思えば既に空は朱色に染まっている。

私は金網の上に置いてある鰻を、ひっくり返した。程よい具合に焦げ目が付き、芳ばしく香っている。

 刷毛にタレを塗ると、鰻に塗った。わが店伝統の、極秘中の極秘である秘伝のタレは、中国産の鰻を一瞬で最高級の浜名湖産の鰻へと変化させる。そういえばお婆ちゃんが言っていたが、鰻は産地によって味が変わると言うことは無いらしい。どうも生まれるところは同じとのことだ。

煙が目に入り、少ししみるがそんなことは馴れっこ。私は構わずに、まだ白い鰻を金網の上に乗せていく。濃厚な肉汁が火の中へ落ち、清々しい音と共に香りを運ぶ。その香りに呼ばれてか、徐々に人が集まり始めた。

 ……というのは残念ながら無い。そろそろグルメ番組の取材がきてもいいと思うのだが、残念ながら来ない。しかしそれでも固定客は多く、十一時を過ぎた頃になると常連の華の無いおじさん連中が酒を飲みに来る。せっかく来るんなら、肴としてではなく、魚として食べて頂きたいものだ。

そうこうしているうちに、鰻は焼きあがり、そこらの店とは比べ物にならない芸術品に仕上がった。うん、私は天才だ。私はそれを皿に移し、ラップをかけてから保温機に並べた。

 保温機の中には、整然と焼けた鰻が並べてある。ちなみに三個に一つは鯰ということは企業秘密だ。

後書き

未設定


作者 広島 こむぎ
投稿日:2010/03/13 02:57:24
更新日:2010/03/13 02:57:24
『蒲焼』の著作権は、すべて作者 広島 こむぎ様に属します。
HP『未設定

読了ボタン

button design:白銀さん Thanks!

読了:小説を読み終えた場合クリックしてください。
読中:小説を読んでいる途中の状態です。小説を開いた場合自動で設定されるため、誤って「読了」「読止」押してしまい、戻したい場合クリックしてください。
読止:小説を最後まで読むのを諦めた場合クリックしてください。
※β版(試用版)の機能のため、表示や動作が変更になる場合があります。

自己評価


感想&批評

作品ID:196
「蒲焼」へ

小説の冒頭へ
作品紹介へ
感想&批評へ
作者の住民票へ

ADMIN
MENU
ホームへ
公国案内
掲示板へ
リンクへ

【小説関連メニュー】
小説講座
小説コラム
小説鍛錬室
小説投稿室
(連載可)
住民票一覧

【その他メニュー】
運営方針・規約等
旅立ちの間
お問い合わせ
(※上の掲示板にてご連絡願います。)


リンク共有お願いします!

かんたん相互リンク
ID
PASS
入力情報保存

新規登録


IE7.0 firefox3.5 safari4.0 google chorme3.0 上記ブラウザで動作確認済み 無料レンタル掲示板ブログ無料作成携帯アクセス解析無料CMS