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作品ID:441
こちらの作品は、「批評希望」で、ジャンルは「一般小説」です。
文字数約1138文字 読了時間約1分 原稿用紙約2枚
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■バール
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 批評希望 / 初級者 / 年齢制限なし /
そらもとべるはず
作品紹介
学校でやっていたコンクールに出せだせといわれて書いた作品です。
かなりやる気無く書いたので、批判あったらすいません
かなりやる気無く書いたので、批判あったらすいません
体重が軽いせいか、よく浮いてしまう。
この間、春のぽかぽかした陽気に乗せられて、ノーヘルで自転車を走らせていたときだ。
閑静な住宅街。
何も気にせず、十字路に突っ込んだところで、トラックと正面衝突をしてしまった。
いや、目の前にあったのは側面のなにやらいろいろ書いてあるところだったのだが。
自分は、あわてた。
そして、自転車のハンドルを持ち上げたのだ。思わず。
それから何が起きたかといえば、ただの悲劇である。
トラックの側面を走り上げた自分は、そのまま空中でアーチを描き、向こう側に着地したのだ。
何たる悲劇。
その後、トラックの運転手――怖そうなおっさんだった――から逃げるのに一苦労だった。
さらに、光景を見ていたらしい昼寝途中の猫にもすごかったと言われるし。
君は軽業師か何かかい? と。猫語で。
犬にも言われた。東北弁のきつい秋田犬であった。ただでさえ聞き取りにくい犬語がさらに聞き取りづらくなった。
要約して言うと、
「まるで少年はバスケの選手のようだな」
だそうだ。
その後数日の後に、なにやらカラスや亀やお隣の九官鳥やらが口々に母動語で言うには、どうやら近くの公園で相当うまいプレーヤーが練習をしているらしく、ここら辺のペット談議の意思疎通(ネットチャット)で話題らしい。
ふうん、とさらりと受け流していたら、このごろ越してきたドバトにつつかれつつ怒られた。お茶漬けじゃないんだからと。
もちろん上空から。
しょうがないので、公園で練習しているというその人を見に行くことにした。
角を曲がる前から、ボールをシュートするけたたましい音が響いていた。
この辺りには、たしか公園専門のクレームおばさんがいたと思うのだが、蛇に聞くところによると、文句を言おうとしてその気もうせるのだとか。
その理由は、すぐに分かった。
その人が持ったボールは、まるで磁石だった。公園の中でできる限りゴールネットから離れてボールを離す。何の引力か、それはゴールに滑らかに滑り込み、ゴールネットを軽やかに揺らした。
今度は、音が無かった。
この後自分はすぐに弟子入りを申し出た。
素直に感動したところもある。
しかし、この人に付いていき、トレーニングを積めば、体も浮かなくなるだろうと感じたのだ。
「・・・・・・ぼくでよければ、いつでも」
そういってくれた高校生くらいの少年は、口数が少なく、こちらが見上げるほど背が高く、線みたいな目を笑ったらボールを容赦なくぶつけられた。
自分は反動で浮いた。
しばらくそうやって少年の投げてくるボールを受け、キャッチできるようになった頃、体は浮かなくなり、動物たちもやかましくなくなった。
この間、春のぽかぽかした陽気に乗せられて、ノーヘルで自転車を走らせていたときだ。
閑静な住宅街。
何も気にせず、十字路に突っ込んだところで、トラックと正面衝突をしてしまった。
いや、目の前にあったのは側面のなにやらいろいろ書いてあるところだったのだが。
自分は、あわてた。
そして、自転車のハンドルを持ち上げたのだ。思わず。
それから何が起きたかといえば、ただの悲劇である。
トラックの側面を走り上げた自分は、そのまま空中でアーチを描き、向こう側に着地したのだ。
何たる悲劇。
その後、トラックの運転手――怖そうなおっさんだった――から逃げるのに一苦労だった。
さらに、光景を見ていたらしい昼寝途中の猫にもすごかったと言われるし。
君は軽業師か何かかい? と。猫語で。
犬にも言われた。東北弁のきつい秋田犬であった。ただでさえ聞き取りにくい犬語がさらに聞き取りづらくなった。
要約して言うと、
「まるで少年はバスケの選手のようだな」
だそうだ。
その後数日の後に、なにやらカラスや亀やお隣の九官鳥やらが口々に母動語で言うには、どうやら近くの公園で相当うまいプレーヤーが練習をしているらしく、ここら辺のペット談議の意思疎通(ネットチャット)で話題らしい。
ふうん、とさらりと受け流していたら、このごろ越してきたドバトにつつかれつつ怒られた。お茶漬けじゃないんだからと。
もちろん上空から。
しょうがないので、公園で練習しているというその人を見に行くことにした。
角を曲がる前から、ボールをシュートするけたたましい音が響いていた。
この辺りには、たしか公園専門のクレームおばさんがいたと思うのだが、蛇に聞くところによると、文句を言おうとしてその気もうせるのだとか。
その理由は、すぐに分かった。
その人が持ったボールは、まるで磁石だった。公園の中でできる限りゴールネットから離れてボールを離す。何の引力か、それはゴールに滑らかに滑り込み、ゴールネットを軽やかに揺らした。
今度は、音が無かった。
この後自分はすぐに弟子入りを申し出た。
素直に感動したところもある。
しかし、この人に付いていき、トレーニングを積めば、体も浮かなくなるだろうと感じたのだ。
「・・・・・・ぼくでよければ、いつでも」
そういってくれた高校生くらいの少年は、口数が少なく、こちらが見上げるほど背が高く、線みたいな目を笑ったらボールを容赦なくぶつけられた。
自分は反動で浮いた。
しばらくそうやって少年の投げてくるボールを受け、キャッチできるようになった頃、体は浮かなくなり、動物たちもやかましくなくなった。
後書き
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