作品ID:1160
あなたの読了ステータス
(読了ボタン正常)一般ユーザと認識
「心・体をかけて」を読み始めました。
読了ステータス(人数)
読了(60)・読中(0)・読止(0)・一般PV数(181)
読了した住民(一般ユーザは含まれません)
心・体をかけて
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
第4話 バスジャック
前の話 | 目次 | 次の話 |
高浦は、早川と一緒に動物園行きのバスに乗っていた。
「動物園、楽しみですね」
早川はとっても楽しげにしているが、高浦は違った。
(バスの中がピリピリしてる……)
高浦は、この時間の割には多い人数と、夏なのに、くそ暑そうな服を着ている者が数名いた。
中にも、普通の乗客がいると見たが、その人たちも、今までにないピリピリしたバスということは、分かっていると思われた。
「すみません! おります!」
と、乗客が言った瞬間。
「伏せろ!!」
バーンと銃声が響く、誰が指示したのかわからないが、伏せろと聞こえたのは確かだ。
悲鳴がバスの中で耳が割れるほどに聞こえた。もちろん、一般人の早川が銃声に慣れているはずがない。
「さすが高浦さん、反応早いね」
バスの先頭に立っていたのは、見覚えのある顔だった。
「金城……!」
一瞬自分の目を疑ったが、間違いはなかった。
「なんでこんな事をしている!」
「さあ、誰かに命令されているってのは事実だが。それ以上は言えねえ」
高浦は懐にある無線機で応援を呼ぼうとしたが
バーン、と取り出そうとした無線機を、金城は打ち抜いていた。
「無駄なことはするなよ、数分で爆発するからな」
高浦は、拳銃に手をかけながら、チャンスを待っていた。
「動物園、楽しみですね」
早川はとっても楽しげにしているが、高浦は違った。
(バスの中がピリピリしてる……)
高浦は、この時間の割には多い人数と、夏なのに、くそ暑そうな服を着ている者が数名いた。
中にも、普通の乗客がいると見たが、その人たちも、今までにないピリピリしたバスということは、分かっていると思われた。
「すみません! おります!」
と、乗客が言った瞬間。
「伏せろ!!」
バーンと銃声が響く、誰が指示したのかわからないが、伏せろと聞こえたのは確かだ。
悲鳴がバスの中で耳が割れるほどに聞こえた。もちろん、一般人の早川が銃声に慣れているはずがない。
「さすが高浦さん、反応早いね」
バスの先頭に立っていたのは、見覚えのある顔だった。
「金城……!」
一瞬自分の目を疑ったが、間違いはなかった。
「なんでこんな事をしている!」
「さあ、誰かに命令されているってのは事実だが。それ以上は言えねえ」
高浦は懐にある無線機で応援を呼ぼうとしたが
バーン、と取り出そうとした無線機を、金城は打ち抜いていた。
「無駄なことはするなよ、数分で爆発するからな」
高浦は、拳銃に手をかけながら、チャンスを待っていた。
後書き
作者:九紋龍 |
投稿日:2012/08/22 10:30 更新日:2012/08/23 15:07 『心・体をかけて』の著作権は、すべて作者 九紋龍様に属します。 |
前の話 | 目次 | 次の話 |
読了ボタン