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心・体をかけて
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
第4話 約10分の攻防
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バスは完全に乗っ取られた。運転手は脅され、目的地とは逆方向へ向かっている。金城とその部下たちは、乗客や俺達に向かって銃をピクリとも動かさなかった。
「こんな事して、ただで済むと思うなよ! 資格剥奪はまぬがれないぞ!」
「分かっているさ!! 俺はあいつのためにすべてを賭けた!! あいつを泣かしたお前を許さない!!!」
その後も言い合いは続いた、どうやら『あいつ』の事を指している人がまだ高浦にとって分からない、説得しようとしたが、なかなかやめようとはしない。
「運転手!! さっさとさっき言った場所に行け!!」
運転手は冷汗を掻きながらあわてて返事をし、スピードを上げた。もうすでに通報した人がいたらしく、遠くからサイレンが聞こえてくる。その音を聞いた金城は、窓のほうを向いて舌打ちすると、再び金城は銃をもう一度高浦に向けた。
「悪いが、お前らには消えてもらう。少なくとも、お前の隣で泣きじゃくっているその女だ!」
金城が言い終わった後、部下たちの銃もすべて金城と早川に向けられた。
「金城は殺すな……と言われたが、俺はお前を許さない。逃がすわけがない。残り三分、爆死か銃殺どちらか選べ」
高浦の考えは二つとも当てはまらなかった。早川に作戦を告げると、コクッとうなずいた。
「私を殺して!! 金城さんには手を出さないで!!」
「答えはそれか……つくづくサイテーだな高浦!!」
金城が指示を出すと、すべての銃が早川に向けられた。
「こんな事して、ただで済むと思うなよ! 資格剥奪はまぬがれないぞ!」
「分かっているさ!! 俺はあいつのためにすべてを賭けた!! あいつを泣かしたお前を許さない!!!」
その後も言い合いは続いた、どうやら『あいつ』の事を指している人がまだ高浦にとって分からない、説得しようとしたが、なかなかやめようとはしない。
「運転手!! さっさとさっき言った場所に行け!!」
運転手は冷汗を掻きながらあわてて返事をし、スピードを上げた。もうすでに通報した人がいたらしく、遠くからサイレンが聞こえてくる。その音を聞いた金城は、窓のほうを向いて舌打ちすると、再び金城は銃をもう一度高浦に向けた。
「悪いが、お前らには消えてもらう。少なくとも、お前の隣で泣きじゃくっているその女だ!」
金城が言い終わった後、部下たちの銃もすべて金城と早川に向けられた。
「金城は殺すな……と言われたが、俺はお前を許さない。逃がすわけがない。残り三分、爆死か銃殺どちらか選べ」
高浦の考えは二つとも当てはまらなかった。早川に作戦を告げると、コクッとうなずいた。
「私を殺して!! 金城さんには手を出さないで!!」
「答えはそれか……つくづくサイテーだな高浦!!」
金城が指示を出すと、すべての銃が早川に向けられた。
後書き
作者:九紋龍 |
投稿日:2012/08/23 15:13 更新日:2012/08/29 15:24 『心・体をかけて』の著作権は、すべて作者 九紋龍様に属します。 |
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