作品ID:311
あなたの読了ステータス
(読了ボタン正常)一般ユーザと認識
「Devil+Angel=Reo」を読み始めました。
読了ステータス(人数)
読了(43)・読中(0)・読止(0)・一般PV数(140)
読了した住民(一般ユーザは含まれません)
Devil+Angel=Reo
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
最終話。
前の話 | 目次 | 次の話 |
「璃維、大丈夫」
そう。大丈夫だよ。璃維は大丈夫。私も頑張るから。
でも、璃維は頑張りすぎだよ。
もう少し、力抜いて。
ほら。心配しないで。
大丈夫。もう一回だけ、頑張ってみよう?
璃維は頑張りすぎ。
でも、頑張る事をやめちゃったらそれはダメなんだよ。
「璃維。心配なんてないんだから。
だから、行こう?
大丈夫。誰も璃維を否定しないから」
赤髪の少女がぼんやりと頭の中で浮かび上がってくる。
それは、誰よりも信頼している幼馴染の少女で……。
彼女が、赤髪を揺らしながら、トーナメント会場に戻っていく。
あんなに破壊し続けた自分をまだ、こうして信じ続けてくれる。
シュヴェルトヘリアを、フェリアンヴェスピュリア大公国立学校を破壊して、し続けて。
それでも彼女はこうして、自分の隣にいる。
それに感謝するしか、自分には……。
「行こう! 璃維!
皆、待ってるよ!!」
レオ争奪戦で初優勝を飾ったあの日。
この場所で誰よりも満面の笑みで、走り行く少女を追いかけていく。
それが、一番、思い出になっていた。
後書き
作者:斎藤七南 |
投稿日:2010/09/13 17:45 更新日:2010/09/13 17:45 『Devil+Angel=Reo』の著作権は、すべて作者 斎藤七南様に属します。 |
前の話 | 目次 | 次の話 |
読了ボタン