作品ID:354
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龍は虎を見下せない
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
白き虎の兄妹
前の話 | 目次 | 次の話 |
白虎 翔子はリビングでアルバムを見ていた。
「・・・・・・」
白虎は写真の中の男を見ていた。
男の名は白虎 盾(じゅん)、享年16歳。
死因は交通事故。
「・・・・・・」
ポチャン・・・・・・
白虎はいつのまにか涙の粒をおとした。
白虎は目をグシグシし、またアルバムに目をおとした。
その写真には16歳の盾と、となりには13歳の白虎、そして__
__11歳の万石 玄武がいた。
「白虎、皿洗い終わった・・・・・・ん?」
白虎家居候の玄武は白虎のみているアルバムを覗き込んだ。
「・・・・・・白虎」
玄武は白虎の横に座り、話しかけた。
「盾さんの事を思い出していたのか?」
「!」
玄武の言葉に白虎は体をふるわせた。
「・・・・・・」
白虎は玄武に言おうとしたが、声が震えてなにも言えなかった。
「・・・・・・俺がここにきたのは昨日」
玄武は口を開き、話した。
「その日、俺は3年ぶりにここにきた」
玄武はあの時、盾が死んだ日のことを思い出しながら、淡々と話した。
「あの日、俺はたまたま盾さんと一緒に帰って いた・・・・・・盾さんは俺にとっちゃアニ キ同然だった、しかし・・・・・・」
玄武は白虎の目を見て言った。
「無職の男に俺と盾さんは車に轢かれた」
白虎は見開き、玄武の目を見た。
「俺は盾さんの体がクッションのかわりになっ て生き残った」
白虎は目から涙を流し、玄武は涙を拭いてやりながら話した。
「その男は後で警察に捕まり、俺はソイツを殴 った」
玄武は一旦切り、白虎に言った。
「どうやっても盾さんは帰ってこない、でも、 盾さんは俺たちのなかで生きている」
玄武はそういって、椅子から立ち上がった。
「それじゃ、おやすみなさい」
玄武はそういって、白虎に笑顔を見せた__
「・・・・・・」
白虎は写真の中の男を見ていた。
男の名は白虎 盾(じゅん)、享年16歳。
死因は交通事故。
「・・・・・・」
ポチャン・・・・・・
白虎はいつのまにか涙の粒をおとした。
白虎は目をグシグシし、またアルバムに目をおとした。
その写真には16歳の盾と、となりには13歳の白虎、そして__
__11歳の万石 玄武がいた。
「白虎、皿洗い終わった・・・・・・ん?」
白虎家居候の玄武は白虎のみているアルバムを覗き込んだ。
「・・・・・・白虎」
玄武は白虎の横に座り、話しかけた。
「盾さんの事を思い出していたのか?」
「!」
玄武の言葉に白虎は体をふるわせた。
「・・・・・・」
白虎は玄武に言おうとしたが、声が震えてなにも言えなかった。
「・・・・・・俺がここにきたのは昨日」
玄武は口を開き、話した。
「その日、俺は3年ぶりにここにきた」
玄武はあの時、盾が死んだ日のことを思い出しながら、淡々と話した。
「あの日、俺はたまたま盾さんと一緒に帰って いた・・・・・・盾さんは俺にとっちゃアニ キ同然だった、しかし・・・・・・」
玄武は白虎の目を見て言った。
「無職の男に俺と盾さんは車に轢かれた」
白虎は見開き、玄武の目を見た。
「俺は盾さんの体がクッションのかわりになっ て生き残った」
白虎は目から涙を流し、玄武は涙を拭いてやりながら話した。
「その男は後で警察に捕まり、俺はソイツを殴 った」
玄武は一旦切り、白虎に言った。
「どうやっても盾さんは帰ってこない、でも、 盾さんは俺たちのなかで生きている」
玄武はそういって、椅子から立ち上がった。
「それじゃ、おやすみなさい」
玄武はそういって、白虎に笑顔を見せた__
後書き
作者:四神 麒麟 |
投稿日:2010/09/30 20:16 更新日:2010/09/30 20:16 『龍は虎を見下せない』の著作権は、すべて作者 四神 麒麟様に属します。 |
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