作品ID:479
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「美少女は危険を連れて来る」を読み始めました。
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美少女は危険を連れて来る
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
俺に出来る事
前の話 | 目次 | 次の話 |
「では、いくぞ少年!」
先攻は刃、横薙ぎの一閃!
見える・・・
さっきまで全くといってもいいほど見えなかった刃の動きが手に取るように分かる。屈んで攻撃を避ける。そのまま懐に飛び込むが、距離をとられてしまった。
「やるな少年、さっきまでとは別人だ」
「ほめ言葉として受け取っておく」
今度はこちらから仕掛ける。真っ直ぐ刃に突っ込んでいく、刃は縦に刀を振って牽制してきたが、スピードを落とさず体を横に倒し、必要最低限の動きで避ける。体の横スレスレを刀が通りすぎる。そのままスピードを落とさず後ろに回りこむ、刃は反応できていない。
俺・・・そんなに速くなった?
吸い込まれるように刃の後頭部を俺が振り落とした剣が捕らえる。
え、こんなに簡単に攻撃当たっていいの?
地面に倒れる刃。
「あ、安心しろ。みね打ちだ」
口からそんな言葉が、余裕だな俺。
「四季、私は今逆刃刀だぞ? みね打ちだと刃の首が飛んでいるぞ」
黙ってろよ黒夜! せっかくの決め台詞が台無しだろ!
「う・・・」
足元からうめき声急いで後ろに退避。
「簡単にはいかないか・・・」
「黒夜、頼むからこういう時は声に出して喋れ。俺が独り言言ってる見たいだろ」
『それは盲点だった・・・不慣れだからな。許せ』
「なぜか許せる気がしないのいんだけど・・・」
『次から気をつける』
「そうしてくれ」
「敵を目の前にして雑談とは、余裕だな四季少年」
そこには後頭部を抑えながら立つ刃がいた。
「いい加減負けてくれよ」
「そうはいかないのだよ四季少年、世の中、絶対に譲れない物と言うのがあるのだよ」
再び構えを取る刃。
「少年に問いたい」
「どうぞご自由に後々俺が不利になるような質問には答えないが」
「なに、私が気になった事だ」
「何? 好きな物?」
刃は俺の冗談を聞き流しいきなり核心を突く質問をしてきた。
「少年は何をしたいのだ?」
「・・・もっと具体的に言ってくれないか?」
「少年はそこの少女を助けて何がしたい?」
「何も、困ってるから助けた、それだけ」
「じゃあ四季少年は助けを求めてきた者を全て助けるのか? それは無理だと思うぞ? 少年に出来る事は限りがある」
「それは俺が一番分かってるよ刃」
今までの丁寧な口調(四季的に)を捨てて素になる。
「確かに俺に出来る事には限りがある! 俺が出来るのは精々ありの巣いじりが限界だ」
『四季、流石にそれは無力すぎる。私は今四季に助けを求めた事を激しく後悔しかけたぞ』
「だけどな! そんな俺でも出来ることがあるならやりたいんだよ。誰かを助けられるのに助けないのは俺としてはとても腹が立つんだよ!」
「それが答えか?」
「そうだ」
「少年、少年にはその少女を助けるのは少年には荷が重過ぎる」
「やれるとこまでやるさ」
「そうか・・・なら」
構えを解き、目を閉じてこういった。
「私を倒すことから始めるのだな、いくぞリイン」
『あれをやるのか刃? 疲れるから嫌なのだがそうも言ってられないな』
また何かやるつもりか? 今度は何を・・・
「少年、私は少年を殺す気でいく」
来るか!
「私が・・・」
「えい」
ごん! ドサっ
「おら! おら! おら!」
ドゴ! バキ! ドカ!
『な! 四季! 何をしているんだ!』
「え、何って・・・気絶させただけだけど?」
『空気的には不意打ちしていいタイミングではなかっただろう! しかも追撃しただろう!』
「戦場ではそんな物通用しない」
『抵抗しない者に蹴りを入れるのはどうかと思うのだが!』
「勝ったんだから・・・いいじゃないか?」
『そんな終わりよければ全て良しレベルではないだろう!』
「ギャーギャーうっせぇな!」
『四季! 開き直るな!』
こうして何とか危機を回避するのに成功した四季だが、その後黒夜が五月蝿かったのは目に見えた現実である。
先攻は刃、横薙ぎの一閃!
見える・・・
さっきまで全くといってもいいほど見えなかった刃の動きが手に取るように分かる。屈んで攻撃を避ける。そのまま懐に飛び込むが、距離をとられてしまった。
「やるな少年、さっきまでとは別人だ」
「ほめ言葉として受け取っておく」
今度はこちらから仕掛ける。真っ直ぐ刃に突っ込んでいく、刃は縦に刀を振って牽制してきたが、スピードを落とさず体を横に倒し、必要最低限の動きで避ける。体の横スレスレを刀が通りすぎる。そのままスピードを落とさず後ろに回りこむ、刃は反応できていない。
俺・・・そんなに速くなった?
吸い込まれるように刃の後頭部を俺が振り落とした剣が捕らえる。
え、こんなに簡単に攻撃当たっていいの?
地面に倒れる刃。
「あ、安心しろ。みね打ちだ」
口からそんな言葉が、余裕だな俺。
「四季、私は今逆刃刀だぞ? みね打ちだと刃の首が飛んでいるぞ」
黙ってろよ黒夜! せっかくの決め台詞が台無しだろ!
「う・・・」
足元からうめき声急いで後ろに退避。
「簡単にはいかないか・・・」
「黒夜、頼むからこういう時は声に出して喋れ。俺が独り言言ってる見たいだろ」
『それは盲点だった・・・不慣れだからな。許せ』
「なぜか許せる気がしないのいんだけど・・・」
『次から気をつける』
「そうしてくれ」
「敵を目の前にして雑談とは、余裕だな四季少年」
そこには後頭部を抑えながら立つ刃がいた。
「いい加減負けてくれよ」
「そうはいかないのだよ四季少年、世の中、絶対に譲れない物と言うのがあるのだよ」
再び構えを取る刃。
「少年に問いたい」
「どうぞご自由に後々俺が不利になるような質問には答えないが」
「なに、私が気になった事だ」
「何? 好きな物?」
刃は俺の冗談を聞き流しいきなり核心を突く質問をしてきた。
「少年は何をしたいのだ?」
「・・・もっと具体的に言ってくれないか?」
「少年はそこの少女を助けて何がしたい?」
「何も、困ってるから助けた、それだけ」
「じゃあ四季少年は助けを求めてきた者を全て助けるのか? それは無理だと思うぞ? 少年に出来る事は限りがある」
「それは俺が一番分かってるよ刃」
今までの丁寧な口調(四季的に)を捨てて素になる。
「確かに俺に出来る事には限りがある! 俺が出来るのは精々ありの巣いじりが限界だ」
『四季、流石にそれは無力すぎる。私は今四季に助けを求めた事を激しく後悔しかけたぞ』
「だけどな! そんな俺でも出来ることがあるならやりたいんだよ。誰かを助けられるのに助けないのは俺としてはとても腹が立つんだよ!」
「それが答えか?」
「そうだ」
「少年、少年にはその少女を助けるのは少年には荷が重過ぎる」
「やれるとこまでやるさ」
「そうか・・・なら」
構えを解き、目を閉じてこういった。
「私を倒すことから始めるのだな、いくぞリイン」
『あれをやるのか刃? 疲れるから嫌なのだがそうも言ってられないな』
また何かやるつもりか? 今度は何を・・・
「少年、私は少年を殺す気でいく」
来るか!
「私が・・・」
「えい」
ごん! ドサっ
「おら! おら! おら!」
ドゴ! バキ! ドカ!
『な! 四季! 何をしているんだ!』
「え、何って・・・気絶させただけだけど?」
『空気的には不意打ちしていいタイミングではなかっただろう! しかも追撃しただろう!』
「戦場ではそんな物通用しない」
『抵抗しない者に蹴りを入れるのはどうかと思うのだが!』
「勝ったんだから・・・いいじゃないか?」
『そんな終わりよければ全て良しレベルではないだろう!』
「ギャーギャーうっせぇな!」
『四季! 開き直るな!』
こうして何とか危機を回避するのに成功した四季だが、その後黒夜が五月蝿かったのは目に見えた現実である。
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2010/10/26 20:50 更新日:2010/10/28 18:59 『美少女は危険を連れて来る』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
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