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作品ID:486
「美少女は危険を連れて来る」へ

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美少女は危険を連れて来る

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


幼馴染×姉現る 四季の黒夜隠ぺい戦線 ?正面玄関を封鎖せよ?前編

前の話 目次 次の話

 その瞬間は突然やって来た。

 世の学生は春休みを向かえるこの時期(こんな時期に学生が生活費について悩む瞬間があるとは・・・)に四季に降りかかる問題は発生した。



 翌日、四季宅の台所

「生活費が・・・」

 どうするかな・・・この春休み生き残れるかな。正直刃とかと戦ってる時より命の危機を感じる。そんな事を一人考えて居ると。

 ピンポーン

「? 誰だ?」

 黒夜はいつも朝起きないし、新聞は役所の人が勝手に決めたはずだから勧誘は来ないはずなのに・・・

 ピンポーン

「とりあえず出るか」

 玄関に向かい覗き穴から外を見ると・・・

「・・・誰もいねぇ」

 ピンポンダッシュか? 流石にここをピンポイントで狙う酔狂なやつはいないだろうし。

 不審に思ったのでチェーンをかけてから開ける。安全第一。

 がちゃ

「は???い・・・」

 知ってるだろうか、人は物事に反応するのに半秒かかるという。っが、人の自己防衛本能はその法則を無視することが出来るのである。

 バタン!

「ちょ! 四季?! ここ開けろ! って言うか速! 人間の限界を超えてる!」

 やばい! 何でここにあいつがいるんだ!

 全力ダッシュで黒夜の元に舞い戻る。

「・・・起きろ黒夜! 非常事態だ!」

「どうしたんだ四季・・・そんな小声で叫ぶなんて意味の分からん起こし方するな、私はまだ寝て居たいのだ・・・」

「・・・っば! ・・・お前そんな大声出すな! ・・・非常事態だっつってんだろ! さっさと起きろ!」

 全く起きる気配の無い黒夜、迫り来る命の危機。

「・・・起きるんだ黒夜! 起きてくれ! いや、マジで!」

「ふふ・・・そんな攻撃効かんわ! むにゃむにゃ・・・」

「寝言かよ! もしかして最初から起きてなかった!?」

「四季?! ここ蹴破るわよ?! ・・・だめね、十色(といろ)さん呼ぼ」

 やばい! あいつ姉貴呼ぶ気だ!

「クソ! 死ぬ! 殺される!」

「・・・ん、朝か? 全く、四季が五月蝿いから起きてしまったではないか」

 やった! 希望が見えた!

「・・・全く、むにゃむにゃ、いきなり全裸になるな、四季は変態か?」

「寝言かよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」



 目を覚まさない黒夜、迫り来る四季へのかつて無い命の危機!

 四季は全ての問題を回避できるのか?



 後編へ

後書き


作者:総 誉
投稿日:2010/10/28 19:34
更新日:2010/10/28 19:38
『美少女は危険を連れて来る』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。

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作品ID:486
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