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作品ID:525
「美少女は危険を連れて来る」へ

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美少女は危険を連れて来る

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


燃える月

前の話 目次 次の話

「炎舞・遠戦一ノ型・飛龍! 連射!」

 やはり最初に動いたのは世界だった。俺も手投げ爆弾を大量に作り投げる。

 視界が炎で埋まる。

「世界! お前様子を見るって言葉知らない!? ってか連射きくんだな」

「やってる間は舞いっぱなしだから疲れるんだけどね」

「一度引かないか? やっぱり作戦は立てたい」

「そうね・・・はぁぁぁ! 炎舞・遠戦二ノ型・昇竜!(しょうりゅう)」

 いままでより一回り大きい炎を作り地面に叩きつける。炎は地面に吸い込まれるように消え、そして・・・

 どぉおおおおおお!

 轟音とともに地面から龍の形をした炎が立ち上った。しかも、一つではなかった。まるでたくさんの龍が空に昇るような感じだった。

『ひゅう♪ なかなかすごい光景だな』

「お前その状態でどうやって口笛吹いたの!?」

「四季、置いてくわよ」

「お前も黒夜と同じで冷たいな」









「まったく、何所まで走っても同じ景色、嫌になる」

「俺ら、ヒマさえあれば逃げるな・・・そう思わないか黒夜?」

『四季が慎重すぎるのが原因だな』

「俺のせい?」

「四季のせい」

 世界の指摘で本格的にへこむ・・・

『ほら四季、作戦立てるのだろう?』

 そうだった。立ち上がれ! 俺!

「あの双子は連携が命だからな、それを断たないとどうにも出来ない」

『主な手段は相手を分散させるかこちらも連携を使うかの二択だな』

「前者も連携が必要だろうし、そうなると後者も無理、力押しでいければ苦労はしない」

『これはあれか? ろくな作戦が完成する前に敵に見つかるというパターンか?』

「不吉なこと言うな! 本気で怖いから」

「もう」「来てたり」「うふふふふふ」「くすくすくす」

 はい、来てました。

「黒夜もう一回刃のときやったやつ出来るか?」

『長いからな、相手が許すか・・・』

「最後のだけでいいと思う」

 集中して、黒夜を意識する。

『「共に強くなろう」』

 刃のときよりは少ないが成功はしたらしい。

「驚いた、まさか四季たちは《詩》を使えるとは・・・」

「これ《詩》って言うんだ」

「知らなかったのか・・・」

「どうするお姉ちゃん?」「私たちもやろうか」

 今度は姉妹が入れ替わるようにくるくると回り始めた。

『か?ご?め?か?ご?め』

 今度は二人に分かれて俺らの周りを回り始めた。

『か?ごのな?かのと?り?は?』

 俺らの周りをくるくる回りながら踊る姉妹、俺と世界は背中を合わせて構える。

『い?つ?い?つ?で?あ?う』

 ここで世界が痺れを切らしたみたいで・・・

「炎舞・遠戦一ノ型・飛龍!」

「あっつ!」

 飛龍を放つ、近くにいた俺はもちろん熱かった。真っ直ぐ満月のほうに飛び・・・



   当たらなかった。



「え?」

「は?」

『よ?あ?け?の?ば?んに』

 何も無かったかのように続ける姉妹。

「四季!」

「おう!」

 黒夜を銃に変え、満月に発砲、世界は袖の中に手を入れて、中から千本(せんぼん)と呼ばれる針を出して・・・投げた! 千本は放たれると同時に炎に包まれた。そのまま新月に向かって飛び・・・当たらなかった。

「どう言う事だ!?」

『私に分かれば苦労は無い!』

「四季! こっちも当たらないわ!」

『つ?るとか?めがす?べった』

 クソ! 阻止できないのか?

「っく! 炎舞・近戦一ノ型・火車!」

 そうか! 接近戦なら!

「行くぞ黒夜!」

『待つんだ四季! むやみに突っ込むと・・・』

 黒夜の静止を聞かず突っ込む、双剣を左右から挟むように振る。しかし、当たらなかった。

『うしろのしょ?めんだ???あれ』

 終わった、一体なにが?

「うふふふふふ」「くすくすくす」

 姉妹は終わると同時に林の中に走って消えた。

「何所に?」

 世界のほうを向くと・・・いた!

「世界! 後ろ!」

「え?」

 そのときには遅く世界はもろに蹴りを食らっていた。こっちに飛んでくる世界。

「っく!」

 受け止めると同時に・・・

「くすくすくす」

 後ろから笑い声、この笑い方、新月か!

 そこまで考えて頭に衝撃、派手に吹っ飛ばされる。

『四季!』

 黒夜が叫ぶ、クソ! 気配すら感じなかった!

 何とか受身を取り着地後ろを振り返ると・・・

「うふふふふふ、おにいさん好きだらけですよ?」

 満月が立っていた。その手に在ったのは・・・

「ガトリング砲か!」

「さようならです」

 くぅぅああああああああ!!!

 甲高い音と一緒に銃口が火を噴いた。

後書き


作者:総 誉
投稿日:2010/11/09 20:03
更新日:2010/11/09 20:04
『美少女は危険を連れて来る』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。

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