作品ID:528
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美少女は危険を連れて来る
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
舞い散る桜
前の話 | 目次 | 次の話 |
とっさに黒夜で大量に剣を作り盾にした。刃のときもやったあれだ。
「黒夜! 平気か!?」
『爆発物に比べたら全然痛くない』
とりあえず一安心、次は世界だ。
「おい! 世界! 起きろ!」
全力で世界を揺さぶる。
「・・・う、いったぁ・・・」
起きた。攻撃は続いているのでしゃがませる。
「大丈夫か世界?」
「ええ・・・全然平気よ、なにか?」
皮肉を利かせた言い方だった。
・・・俺のせい?
「俺の周りの女性はたくましいな・・・」
そういって黒夜の力により出現している大量の剣の立野ほうを見る。
いまだ続く銃撃、黒夜もそろそろきついだろう。
「世界、何とかできないか?」
「私が攻撃しか出来ないと思ったら大間違い! 炎舞・防壁(ぼうへき)一ノ型・亀甲!(きっこう)」
世界の炎舞で目の前に展開された亀の甲羅のような形をした炎のシールドが現れた。黒夜を引っ込める事は出来なかった。
「これ・・・防げるの? だって炎だぜ?」
「私が信用できないの? 正確には守るというより溶かしてるわ。だからさっさと黒夜引っ込めないと溶けるわよ」
マジか! 黒夜を手元に引き戻す。
『・・・死ぬかと思った』
ごめん、黒夜・・・俺も正直どうすればいいのか分からなかったんだ・・・
「でも、こっちからも攻撃できなくないか?」
「まあ、見てなさい」
炎舞を始める世界、踊りの型から飛龍、どうする気だ?
「炎舞・遠戦一ノ型・飛龍!」
片手に炎を集中して集めた巨大な飛龍は目の前に展開されている亀甲に当たり・・・
吸収した。
「炎舞・複合(ふくごう)一ノ型・鳳凰!(ほうおう)」
もともと大きめバランスボールと同じ位の大きさだった飛龍は、亀甲を吸収してとてつもない大きさになっていた。
相手の攻撃を無効にしながら真っ直ぐ飛んでいく鳳凰、当たるか?
「お姉ちゃん!」
新月が叫ぶのが聞こえる。
ドゴォォォ!
鳳凰が満月の立っていたところに当たった。炎が消えてそこに満月はいなかった。
「っち!」
盛大に舌打ち、しかし、いまの新月の発言は大きなヒントだ。
「世界! 攻撃は当たるようだ」
「でも、姿が見えない・・・あ、あれなら何とかなるかも」
「お! あれってのはなんとも興味深いな」
「発動まで時間がかかるの、その間私を守ってくれない?」
「おうおう! ずいぶんとべただな、だけど、上等だ!」
交渉成立、世界は早速舞い始めた。俺は周りを警戒し始める。
集中集中集中・・・
ひゅお・・・
風を切る音、そこか!
「させねぇ!」
世界をかばうように前に出る。そこにいたのは・・・
『新月か、満月は何所に?』
考えるより先に新月の蹴りを受け止める。
「っは!」
そのまま迎撃、しかし簡単に回避された。
『避けると言う事は攻撃が当たると言う事だ、いけるぞ四季』
「簡単に言う!」
次は・・・右!
「うふふふふふ」
笑い方から満月と判断、再び世界をかばうように前に出る。逆さの状態であごを狙った蹴り上げ。
「く!」
ぎりぎりで回避、体勢が崩れる。
「甘いですよおにいさん! うふふふふふ」
満月は空中で一回転して、そのままかかと落としにつなげてきた。回避は出来ない! 剣を十字にして防御、満月はその勢いでさらに上に跳ぶ。
「うふふふふふ」
そのまま離脱するかと思いきや・・・
「油断はだめですよ?」
「な!」
満月の手に在ったのは二丁の小銃、背景の月を背に発砲!
「・・・ふぅ」
落ち着いて見切る。体勢から回避は出来ない! なら・・・
「はぁぁあ!」
剣を振る。そして狙い通りに弾道と剣が交差した。
ガキーン!
はじき返す。同じように次も打ち落とす。
「な!」
流石の満月もおどろいたらしい。そろそろいいだろう。
「お疲れ様、戻ってきて四季」
世界の準備が終わった。世界の横に戻る。
「四季、いまから仕上げに入る。動かないでね、下手に動くと炭になるから」
「それはこぇな・・・」
言われたとおりに動きを止める。
再び舞い始める世界、周りに火の粉が飛び散る。そして火の粉一つ一つが桜の花びらのような形になった。
「舞い散る花びらは全て私であり。私は舞い散る花びら・・・」
歌いながら舞う世界・・・どこか《詩》に似ている。
「炎舞・秘伝(ひでん)一ノ型・桜火!!!(おうか)」
そこまで言って動かなくなった世界、桜の花びらの形をした火の粉はいまも舞っている。
時間だけが流れ・・・そして。
「くすくすくす」「うふふふふふ」
双子が姿を現した。そして花びらに触れて・・・
「引っかかった!」
花びらが一瞬で火柱になった。
「桜火は私にとっての切り札の一つ、花びらが舞う場所は私の間合い。不用意に突っ込んでくると花びらが感知して火柱に変わる」
「終わったか・・・」
本当にそう思った。しかし、そこまで甘くなかった。
「うふふふふふ」「くすくすくす」
満月と新月の笑い声!
「クソ! 何所だ!」
火柱が消えて双子が現れた。
「私たちは」「負けるわけには」『いかない!』
立ち上がる姉妹・・・
「私たちは」「負けられない」「くすくす・・・ケラ・・・ケラケラ」「うふふ・・・うふふふ・・・あは・・・あははは」
怪しく笑い始める姉妹、服はすすだらけでもうかわいさのカケラもない。そして・・・
「ケラケラ・・・ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!」「あはは・・・あはははははははははははははは!」
姉妹は壊れたように笑い始めた。
「四季・・・」
「世界、いうな・・・俺も同じ事考えてるてると思う・・・」
『せーので言おうか』
せーの・・・
『「「メッチャ怖い!」」』
「あはははははは!」「ゲラゲラゲラ!」
狂ったように笑い続ける姉妹、負けられない理由とは?
「黒夜! 平気か!?」
『爆発物に比べたら全然痛くない』
とりあえず一安心、次は世界だ。
「おい! 世界! 起きろ!」
全力で世界を揺さぶる。
「・・・う、いったぁ・・・」
起きた。攻撃は続いているのでしゃがませる。
「大丈夫か世界?」
「ええ・・・全然平気よ、なにか?」
皮肉を利かせた言い方だった。
・・・俺のせい?
「俺の周りの女性はたくましいな・・・」
そういって黒夜の力により出現している大量の剣の立野ほうを見る。
いまだ続く銃撃、黒夜もそろそろきついだろう。
「世界、何とかできないか?」
「私が攻撃しか出来ないと思ったら大間違い! 炎舞・防壁(ぼうへき)一ノ型・亀甲!(きっこう)」
世界の炎舞で目の前に展開された亀の甲羅のような形をした炎のシールドが現れた。黒夜を引っ込める事は出来なかった。
「これ・・・防げるの? だって炎だぜ?」
「私が信用できないの? 正確には守るというより溶かしてるわ。だからさっさと黒夜引っ込めないと溶けるわよ」
マジか! 黒夜を手元に引き戻す。
『・・・死ぬかと思った』
ごめん、黒夜・・・俺も正直どうすればいいのか分からなかったんだ・・・
「でも、こっちからも攻撃できなくないか?」
「まあ、見てなさい」
炎舞を始める世界、踊りの型から飛龍、どうする気だ?
「炎舞・遠戦一ノ型・飛龍!」
片手に炎を集中して集めた巨大な飛龍は目の前に展開されている亀甲に当たり・・・
吸収した。
「炎舞・複合(ふくごう)一ノ型・鳳凰!(ほうおう)」
もともと大きめバランスボールと同じ位の大きさだった飛龍は、亀甲を吸収してとてつもない大きさになっていた。
相手の攻撃を無効にしながら真っ直ぐ飛んでいく鳳凰、当たるか?
「お姉ちゃん!」
新月が叫ぶのが聞こえる。
ドゴォォォ!
鳳凰が満月の立っていたところに当たった。炎が消えてそこに満月はいなかった。
「っち!」
盛大に舌打ち、しかし、いまの新月の発言は大きなヒントだ。
「世界! 攻撃は当たるようだ」
「でも、姿が見えない・・・あ、あれなら何とかなるかも」
「お! あれってのはなんとも興味深いな」
「発動まで時間がかかるの、その間私を守ってくれない?」
「おうおう! ずいぶんとべただな、だけど、上等だ!」
交渉成立、世界は早速舞い始めた。俺は周りを警戒し始める。
集中集中集中・・・
ひゅお・・・
風を切る音、そこか!
「させねぇ!」
世界をかばうように前に出る。そこにいたのは・・・
『新月か、満月は何所に?』
考えるより先に新月の蹴りを受け止める。
「っは!」
そのまま迎撃、しかし簡単に回避された。
『避けると言う事は攻撃が当たると言う事だ、いけるぞ四季』
「簡単に言う!」
次は・・・右!
「うふふふふふ」
笑い方から満月と判断、再び世界をかばうように前に出る。逆さの状態であごを狙った蹴り上げ。
「く!」
ぎりぎりで回避、体勢が崩れる。
「甘いですよおにいさん! うふふふふふ」
満月は空中で一回転して、そのままかかと落としにつなげてきた。回避は出来ない! 剣を十字にして防御、満月はその勢いでさらに上に跳ぶ。
「うふふふふふ」
そのまま離脱するかと思いきや・・・
「油断はだめですよ?」
「な!」
満月の手に在ったのは二丁の小銃、背景の月を背に発砲!
「・・・ふぅ」
落ち着いて見切る。体勢から回避は出来ない! なら・・・
「はぁぁあ!」
剣を振る。そして狙い通りに弾道と剣が交差した。
ガキーン!
はじき返す。同じように次も打ち落とす。
「な!」
流石の満月もおどろいたらしい。そろそろいいだろう。
「お疲れ様、戻ってきて四季」
世界の準備が終わった。世界の横に戻る。
「四季、いまから仕上げに入る。動かないでね、下手に動くと炭になるから」
「それはこぇな・・・」
言われたとおりに動きを止める。
再び舞い始める世界、周りに火の粉が飛び散る。そして火の粉一つ一つが桜の花びらのような形になった。
「舞い散る花びらは全て私であり。私は舞い散る花びら・・・」
歌いながら舞う世界・・・どこか《詩》に似ている。
「炎舞・秘伝(ひでん)一ノ型・桜火!!!(おうか)」
そこまで言って動かなくなった世界、桜の花びらの形をした火の粉はいまも舞っている。
時間だけが流れ・・・そして。
「くすくすくす」「うふふふふふ」
双子が姿を現した。そして花びらに触れて・・・
「引っかかった!」
花びらが一瞬で火柱になった。
「桜火は私にとっての切り札の一つ、花びらが舞う場所は私の間合い。不用意に突っ込んでくると花びらが感知して火柱に変わる」
「終わったか・・・」
本当にそう思った。しかし、そこまで甘くなかった。
「うふふふふふ」「くすくすくす」
満月と新月の笑い声!
「クソ! 何所だ!」
火柱が消えて双子が現れた。
「私たちは」「負けるわけには」『いかない!』
立ち上がる姉妹・・・
「私たちは」「負けられない」「くすくす・・・ケラ・・・ケラケラ」「うふふ・・・うふふふ・・・あは・・・あははは」
怪しく笑い始める姉妹、服はすすだらけでもうかわいさのカケラもない。そして・・・
「ケラケラ・・・ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!」「あはは・・・あはははははははははははははは!」
姉妹は壊れたように笑い始めた。
「四季・・・」
「世界、いうな・・・俺も同じ事考えてるてると思う・・・」
『せーので言おうか』
せーの・・・
『「「メッチャ怖い!」」』
「あはははははは!」「ゲラゲラゲラ!」
狂ったように笑い続ける姉妹、負けられない理由とは?
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2010/11/10 19:52 更新日:2011/05/15 21:04 『美少女は危険を連れて来る』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
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