作品ID:551
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もう未練はありませんか?
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
二人目のお客
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「・・・・・・ここは?」
真っ白い空間にたたずむ一人の少女が一人、年は13?14歳あたりだろう。肩より少し下まで伸びた髪をアップにまとめて二つ縛りにしていて、赤と白が基準の日本が代表する聖職者の格好の一つ、俗に言う巫女装束を着ていた。少女は戸惑って周りを見渡すと・・・・・・
「すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・」
一人の少女が鎌を抱き枕のように抱き締めながら壁に寄りかかって寝ている一人の少女がいた。
「すぅ・・・すぅ・・・あなた・・・神の分際で生意気ですね・・・すぅ・・・」
「神の分際で!? あんたどんだけランク高いの!?」
大声でツッコミを入れる少女を尻目に眠り続ける少女。少女は嘆息してから少女を起こしにかかる。
「おきて?おきろ?」
「ふふふ・・・私にたてつくからこうなるのですよ・・・すぅ・・・これに懲りたらこれから神ではなくミジンコと名乗りなさい・・・すぅ・・・」
「神に命令してる!!!」
まったく動じない少女・・・根気よく揺さぶり続ける少女・・・
「おきて! おきて! おきて! おきて! おきなさい!!!」
「はう・・・れてませんよ・・・わたひがれたらだれがここをかんりするんれふか・・・」
寝ぼけながら抗議する少女・・・その抗議にはまったく説得力は無かった。少女は現状を理解したらしく急いで立ち上がりこほん! っと咳払いした。
「寝てませんよ? 私が寝たら誰がここを管理するんですか?」
言い直した。
「わ・・・私はここの管理人で名前は白猫杏奈です」
誤魔化した。
「・・・すいませんでした・・・」
無言の重圧に耐え切れず少女は謝った。
「まぁいいわ・・・私は言ノ葉遊(ことのはゆう)いくつか聞きたいけどここは何所?」
「ここは、冥界に行く魂が未練をなくすための場所です」
「えっと・・・あなたの説明からすると私は死んだの?」
「はい。ざんね・・・」
「いやぁああああああああああああああああああ死んだぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」
「・・・驚くほど最初のお客さんとリアクションが一緒ですね。ちなみにあなたは二人目です」
「要らないよそんな情報!」
「・・・正確には三人目ですが・・・」
「正二人目になにが!?」
「消滅しました(させました)」
「あれ? 何か幻聴が・・・」
頭を押さえてうずくまる遊・・・
「? あ」
「どうしたの?」
満面の笑顔で杏奈が告げました。
「後戻り(あともどり)の扉が出てます」
杏奈が指指したのは遊の後ろだった。そこには一つの扉があった。水のような半透明な色をした扉で、真っ白な空間ではめだっていました。
「後戻りの扉?」
「はい。輪廻をご存知ですか? 冥界は(略)っと言うわけでここが作られました」
「ごめん・・・聞きたかったことの一つだけど今はあの扉について知りたい」
「えっと」
鎌で円を書いてから何かをつぶやく杏奈・・・少し経つと杏奈の手に一握りの書類が現れました。
「えっと・・・」
「後戻りの扉、本来死ぬはずではなかった魂を送り返すための扉。いままでそう言った魂を送り返す機能が冥界に無かったためここにその機能を設置された。自殺者も対象に入る」
杏奈が説明を開始しようとしたとき、杏奈とは違う別の声が後戻りの扉の説明をした。声のしたほうを見ると一匹の猫がいた。漆黒の毛の色していて海のような深い青色の瞳をした猫だった。
真っ白い空間にたたずむ一人の少女が一人、年は13?14歳あたりだろう。肩より少し下まで伸びた髪をアップにまとめて二つ縛りにしていて、赤と白が基準の日本が代表する聖職者の格好の一つ、俗に言う巫女装束を着ていた。少女は戸惑って周りを見渡すと・・・・・・
「すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・」
一人の少女が鎌を抱き枕のように抱き締めながら壁に寄りかかって寝ている一人の少女がいた。
「すぅ・・・すぅ・・・あなた・・・神の分際で生意気ですね・・・すぅ・・・」
「神の分際で!? あんたどんだけランク高いの!?」
大声でツッコミを入れる少女を尻目に眠り続ける少女。少女は嘆息してから少女を起こしにかかる。
「おきて?おきろ?」
「ふふふ・・・私にたてつくからこうなるのですよ・・・すぅ・・・これに懲りたらこれから神ではなくミジンコと名乗りなさい・・・すぅ・・・」
「神に命令してる!!!」
まったく動じない少女・・・根気よく揺さぶり続ける少女・・・
「おきて! おきて! おきて! おきて! おきなさい!!!」
「はう・・・れてませんよ・・・わたひがれたらだれがここをかんりするんれふか・・・」
寝ぼけながら抗議する少女・・・その抗議にはまったく説得力は無かった。少女は現状を理解したらしく急いで立ち上がりこほん! っと咳払いした。
「寝てませんよ? 私が寝たら誰がここを管理するんですか?」
言い直した。
「わ・・・私はここの管理人で名前は白猫杏奈です」
誤魔化した。
「・・・すいませんでした・・・」
無言の重圧に耐え切れず少女は謝った。
「まぁいいわ・・・私は言ノ葉遊(ことのはゆう)いくつか聞きたいけどここは何所?」
「ここは、冥界に行く魂が未練をなくすための場所です」
「えっと・・・あなたの説明からすると私は死んだの?」
「はい。ざんね・・・」
「いやぁああああああああああああああああああ死んだぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」
「・・・驚くほど最初のお客さんとリアクションが一緒ですね。ちなみにあなたは二人目です」
「要らないよそんな情報!」
「・・・正確には三人目ですが・・・」
「正二人目になにが!?」
「消滅しました(させました)」
「あれ? 何か幻聴が・・・」
頭を押さえてうずくまる遊・・・
「? あ」
「どうしたの?」
満面の笑顔で杏奈が告げました。
「後戻り(あともどり)の扉が出てます」
杏奈が指指したのは遊の後ろだった。そこには一つの扉があった。水のような半透明な色をした扉で、真っ白な空間ではめだっていました。
「後戻りの扉?」
「はい。輪廻をご存知ですか? 冥界は(略)っと言うわけでここが作られました」
「ごめん・・・聞きたかったことの一つだけど今はあの扉について知りたい」
「えっと」
鎌で円を書いてから何かをつぶやく杏奈・・・少し経つと杏奈の手に一握りの書類が現れました。
「えっと・・・」
「後戻りの扉、本来死ぬはずではなかった魂を送り返すための扉。いままでそう言った魂を送り返す機能が冥界に無かったためここにその機能を設置された。自殺者も対象に入る」
杏奈が説明を開始しようとしたとき、杏奈とは違う別の声が後戻りの扉の説明をした。声のしたほうを見ると一匹の猫がいた。漆黒の毛の色していて海のような深い青色の瞳をした猫だった。
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2010/11/14 21:28 更新日:2010/11/14 21:33 『もう未練はありませんか?』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
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