作品ID:559
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もう未練はありませんか?
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
四人目 杏奈、転生の扉の向こうへ
前の話 | 目次 | 次の話 |
まるで画用紙をあわせて作ったような空間に一人の女性がいた。
「・・・ここはどこだ?」
女性にあるまじき言葉遣いである。
「ここはお前に救いを与える場所だ」
女性が声のしたほうを見ると一匹の黒猫がいた。
しばらく見つめあい・・・
「猫が喋るなんてありえねぇ」
猫以外に何か無いか探し出す女性。
「失敬な! 僕が喋ったらいけないのか!」
「・・・本気で喋ってらぁ」
「僕の名前はディクショナリー。ディーと呼べ」
「ディクショナリー、辞書の事か?」
「それと少し待ってもらえるかな? 本職起こしてくる」
「? 別にあたしは構わないぜ? 出来るだけ早めにここの状況を説明して欲しいしな」
ディーはてくてくと歩いていくと・・・
「・・・・・・・・・・・・」
そこには横たわる一人の少女がいた。見事なまでにうつぶせの状態で寝転んでいる。少女の横には少女の髪の色と同じような色をした鎌が一つ転がっていた。
「アンナ?客が来たぞ?仕事しろ?」
器用に前足でアンナと呼ばれる少女を突っつきながら起こそうとする。しかし・・・
「・・・・・・・・・・・・」
反応は無い。ディーはため息をついて、アンナの上に飛び乗って、そのまま跳ね回った。
「アンナ! いつまで落ち込んでるつもりだ! さっさとおきて仕事しろ! 12番も報われないぞ!」
「・・・嫌です。死ぬまでずっと実験体だったなんてもともと報われないじゃないですか」
「いいからおきて仕事しろ! 人の体で実験しといてそれは無いじゃないのか! まだ背骨痛いんだぞ!」
「よかったですね?w」
「無表情笑顔コワ!」
しばらくして・・・
「・・・私は白猫杏奈です。ここの管理人です」
普通なら誰もわからないような自己紹介をする杏奈、その横には力を使い果たしてぐったりしているディー・・・
ちなみに現在の杏奈の髪型はツインテールと呼ばれる物である。ぼっさぼっさなのは気のせいと言う事で・・・
「・・・か」
いままで待ちぼうけを食らっていた女性はぷるぷると震えていた。
「・・・ほらアンナ。怒ってるよ? 謝ったら?」
「そーですねw」
「無表情笑顔やめ!」
そして女性の震えがいきなりぴたっととまったと思いきや・・・
「かわいい?????????????????????♪♪♪」
絶叫しながら杏奈に突っ込む女性。そのスピードは光を超えたといっても過言ではなかった。そのまま杏奈にタックル!
「がふっ!」
まさしく肺から空気が強制排出されたと表現できる悲鳴(?)だった。
「きゃ??????????♪ ロリ銀ツインテールキタァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアア♪☆♪☆♪」
そのまま抱き枕よろしくごろごろ杏奈を抱き締めながら転がる女性、杏奈は・・・
「ヒューヒューヒュー」
瀕死だった。と言うか肺に空気が通ってなかった。
「アンナ!? ストップ! パートナーストップ!」
必死に止めるディー。パートナーの危機である。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!♪☆♪☆」
「・・・その扉を通ればいいのですか?」
「! アンナ! その扉ってまさか転生の扉!? だめだアンナ! その扉は通っちゃだめだ!」
杏奈、生命維持の限界まで30秒
「・・・ここはどこだ?」
女性にあるまじき言葉遣いである。
「ここはお前に救いを与える場所だ」
女性が声のしたほうを見ると一匹の黒猫がいた。
しばらく見つめあい・・・
「猫が喋るなんてありえねぇ」
猫以外に何か無いか探し出す女性。
「失敬な! 僕が喋ったらいけないのか!」
「・・・本気で喋ってらぁ」
「僕の名前はディクショナリー。ディーと呼べ」
「ディクショナリー、辞書の事か?」
「それと少し待ってもらえるかな? 本職起こしてくる」
「? 別にあたしは構わないぜ? 出来るだけ早めにここの状況を説明して欲しいしな」
ディーはてくてくと歩いていくと・・・
「・・・・・・・・・・・・」
そこには横たわる一人の少女がいた。見事なまでにうつぶせの状態で寝転んでいる。少女の横には少女の髪の色と同じような色をした鎌が一つ転がっていた。
「アンナ?客が来たぞ?仕事しろ?」
器用に前足でアンナと呼ばれる少女を突っつきながら起こそうとする。しかし・・・
「・・・・・・・・・・・・」
反応は無い。ディーはため息をついて、アンナの上に飛び乗って、そのまま跳ね回った。
「アンナ! いつまで落ち込んでるつもりだ! さっさとおきて仕事しろ! 12番も報われないぞ!」
「・・・嫌です。死ぬまでずっと実験体だったなんてもともと報われないじゃないですか」
「いいからおきて仕事しろ! 人の体で実験しといてそれは無いじゃないのか! まだ背骨痛いんだぞ!」
「よかったですね?w」
「無表情笑顔コワ!」
しばらくして・・・
「・・・私は白猫杏奈です。ここの管理人です」
普通なら誰もわからないような自己紹介をする杏奈、その横には力を使い果たしてぐったりしているディー・・・
ちなみに現在の杏奈の髪型はツインテールと呼ばれる物である。ぼっさぼっさなのは気のせいと言う事で・・・
「・・・か」
いままで待ちぼうけを食らっていた女性はぷるぷると震えていた。
「・・・ほらアンナ。怒ってるよ? 謝ったら?」
「そーですねw」
「無表情笑顔やめ!」
そして女性の震えがいきなりぴたっととまったと思いきや・・・
「かわいい?????????????????????♪♪♪」
絶叫しながら杏奈に突っ込む女性。そのスピードは光を超えたといっても過言ではなかった。そのまま杏奈にタックル!
「がふっ!」
まさしく肺から空気が強制排出されたと表現できる悲鳴(?)だった。
「きゃ??????????♪ ロリ銀ツインテールキタァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアア♪☆♪☆♪」
そのまま抱き枕よろしくごろごろ杏奈を抱き締めながら転がる女性、杏奈は・・・
「ヒューヒューヒュー」
瀕死だった。と言うか肺に空気が通ってなかった。
「アンナ!? ストップ! パートナーストップ!」
必死に止めるディー。パートナーの危機である。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!♪☆♪☆」
「・・・その扉を通ればいいのですか?」
「! アンナ! その扉ってまさか転生の扉!? だめだアンナ! その扉は通っちゃだめだ!」
杏奈、生命維持の限界まで30秒
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2010/11/19 20:55 更新日:2010/11/19 20:56 『もう未練はありませんか?』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
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