作品ID:97
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炎に従う〈はずの〉召喚獣
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結
前書き・紹介
キュリスタクティス参上……水好きな彼女。
前の話 | 目次 | 次の話 |
キュリスタクティス。
水好きな彼女。好物・聖水。
そんな彼女は一軒の湖にやってきた。
傍には炎に従う召喚獣……
フェクトタクティス。
「あんた何やってんの?」
「……」
「水、吹っかけられたら避けなさいよ」
「……何しにきたぁ……!?」
「こらこら炎飛ばさない」
この二匹の召喚獣は何かあったら
すぐキュリスの勝利で決まる喧嘩をするのだが、まぁそれはいいとして。
「さて。あんたに伝言」
「何でお前からなんだ」
「まぁ聞いてよ。
『桐生ネオを預かりました。
どうにかしてこの子を
助けにきてあげてください。
寧ろ絶対に来い!』」
「……え?」
「一般でいう脅迫状ね」
「何でそんなのがお前のところに」
「知らないわよ」
「それに何か文章おかしい」
「そーね。多分あの子相手はつらいのよ」
うんうんと頷くキュリス。
「……分かった。迎えに行く」
「あ! そこは……!」
パチンと何かが割れる音がしたと思えば。
「あ、あれ?」
「……なんだこれ」
「し、知らないわよ!」
「いや、お前が知らないわけないだろ」
「アンタがトラップかかったからよ!?」
「俺のせいかよ……」
「当然でしょ!?」
フェクトタクティス=キュリス
キュリスタクティス=フェクト
……=入れ替わり。
「と、とりあえず……」
「俺は丁寧に喋らなければいけないのか!」
「だ、大丈夫よ! 多分」
「多分って何だぁ!」
「だってこのトラップの効果が効く時間知らないもの!」
「はぁ!?」
「私はただ……トラップが私の領域内にあるな、と知っただけ!
アンタが踏むなんてそこまで知れるわけないでしょ!?」
「う……分かったよ」
「分かればいいのよ」
「でもどうすんだ?」
「何が?」
「いや、外見と中身違いすぎ」
「ぁ……」
「入れ替わりなんだけど大丈夫か?」
「ダメよダメ! 私がそんな乱暴な言葉遣いだなんて絶対いや!」
「それは仕方がない事で……」
「ていうか大体アンタがトラップを踏むからいけないのよ!」
「まだ言ってんのか! しつこい奴だな!」
「何よ! アンタのバトルスタイルに比べれば全然マシよ!」
「バトルスタイルと性格は違うだろ! 少なくとも=では結ばれない!」
「いいえ! スタイル=性格よ!」
「あーそうか! だったらそれで済ませばいいだろ!?」
「何よその言い方!」
「だから、お前の言うとおりです、って意味だよ!」
「アンタね……!」
フェクト〈キュリス〉の周りで
水がはじけ飛ぶ。
フェクト〈キュリス〉がキレた証拠だ。
対してキュリス〈フェクト〉は。
「げ……」
フェクト〈キュリス〉を怒らせたことを今更後悔していた。
……どこまでも続くこの喧嘩を止める召喚獣は今は居ない。
さぁ、誰がこの喧嘩を止めるのか!?
水好きな彼女。好物・聖水。
そんな彼女は一軒の湖にやってきた。
傍には炎に従う召喚獣……
フェクトタクティス。
「あんた何やってんの?」
「……」
「水、吹っかけられたら避けなさいよ」
「……何しにきたぁ……!?」
「こらこら炎飛ばさない」
この二匹の召喚獣は何かあったら
すぐキュリスの勝利で決まる喧嘩をするのだが、まぁそれはいいとして。
「さて。あんたに伝言」
「何でお前からなんだ」
「まぁ聞いてよ。
『桐生ネオを預かりました。
どうにかしてこの子を
助けにきてあげてください。
寧ろ絶対に来い!』」
「……え?」
「一般でいう脅迫状ね」
「何でそんなのがお前のところに」
「知らないわよ」
「それに何か文章おかしい」
「そーね。多分あの子相手はつらいのよ」
うんうんと頷くキュリス。
「……分かった。迎えに行く」
「あ! そこは……!」
パチンと何かが割れる音がしたと思えば。
「あ、あれ?」
「……なんだこれ」
「し、知らないわよ!」
「いや、お前が知らないわけないだろ」
「アンタがトラップかかったからよ!?」
「俺のせいかよ……」
「当然でしょ!?」
フェクトタクティス=キュリス
キュリスタクティス=フェクト
……=入れ替わり。
「と、とりあえず……」
「俺は丁寧に喋らなければいけないのか!」
「だ、大丈夫よ! 多分」
「多分って何だぁ!」
「だってこのトラップの効果が効く時間知らないもの!」
「はぁ!?」
「私はただ……トラップが私の領域内にあるな、と知っただけ!
アンタが踏むなんてそこまで知れるわけないでしょ!?」
「う……分かったよ」
「分かればいいのよ」
「でもどうすんだ?」
「何が?」
「いや、外見と中身違いすぎ」
「ぁ……」
「入れ替わりなんだけど大丈夫か?」
「ダメよダメ! 私がそんな乱暴な言葉遣いだなんて絶対いや!」
「それは仕方がない事で……」
「ていうか大体アンタがトラップを踏むからいけないのよ!」
「まだ言ってんのか! しつこい奴だな!」
「何よ! アンタのバトルスタイルに比べれば全然マシよ!」
「バトルスタイルと性格は違うだろ! 少なくとも=では結ばれない!」
「いいえ! スタイル=性格よ!」
「あーそうか! だったらそれで済ませばいいだろ!?」
「何よその言い方!」
「だから、お前の言うとおりです、って意味だよ!」
「アンタね……!」
フェクト〈キュリス〉の周りで
水がはじけ飛ぶ。
フェクト〈キュリス〉がキレた証拠だ。
対してキュリス〈フェクト〉は。
「げ……」
フェクト〈キュリス〉を怒らせたことを今更後悔していた。
……どこまでも続くこの喧嘩を止める召喚獣は今は居ない。
さぁ、誰がこの喧嘩を止めるのか!?
後書き
作者:フェクト |
投稿日:2009/12/23 21:01 更新日:2009/12/24 10:44 『炎に従う〈はずの〉召喚獣』の著作権は、すべて作者 フェクト様に属します。 |
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