作品ID:1756
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言葉とその力
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 連載中
前書き・紹介
プロローグ 不思議な力の発見と力の解放
目次 | 次の話 |
「申し訳ありませんが、あなたに託します」
母なる母体にいるときから語りかけてくるあの光の玉(?)は一体? その光によれば、彼は大きな使命を果たせる人間だと選ばれたらしい。正しき導く者としてその試練に耐えぬくと判断されたのは知る由もない。
この物語は主人公、幻悟が六歳のころの自分を思い出すところから始まる。幻悟は自分の使う能力を役立てると喜んでくれる地域の人たちの笑顔が好きだった。しかし、琴葉一家を恨む者に騙されて両親を……………………
「あなたにこれからの未来を良くしてもらえるよう期待します」
ここにいると心安らぐようなこの空間は一体どこだろう? 全身を愛で包まれていく中で幻悟は謎の声を発する光の集合体を見つけた。
「僕に語りかけているのは誰ですか?」
「勝手ながらあなたに未来を切り開く可能性のある力を託しました。出来ればより良い未来を……」
「僕には何の事だかわからないよ。どういうことなの?」
「あなたが成長していけば自然とわかりますよ。私にはこれ位が精いっぱいだったのです」
「僕に何かをしてほしいのでしたら手伝います。でもよく話が――――――」
ここで幻悟少年は目を覚ました。今の夢は何だったのか? 彼は疑問に思ったが、今はやるべきこともあるので気にしない事にした。
彼が生まれつき言葉の特殊能力を持っているのは事実である。彼の名前は琴葉ことは 幻悟げんごという。幻悟少年十四歳、彼は六歳のころのことを思い出していた。
幻悟少年はまだあどけなさの多い六才のある時期、初めて自分の言葉には凄すごい力が宿っていることを知った。
彼が初めて特殊能力(以下、言葉力で統一)を使用した不思議な現象をみたのはなにげない無邪気な好奇心からくる疑問によってであった。
何も知らない彼は、もしかしたらしなければ良かった行動をすることになる。
◇
セミの一生って短いな。だって、たった一週間くらいでしょ?もう少し長く生きられるといいと思わない、お父さん」
この日、幻悟少年は父親と家近辺の野山まで散歩に来ていた。ここは大都市の中でも貴重な自然があふれる場所、奥多摩。ここで動きまわっていた彼はセミの死を真近で見て、ふと感想を口に出しただけのはずであった。ところが、今にも息絶えかけていたセミが幻悟少年の言葉に反応したかのように息を吹き返し、飛び去って行ったのである。これには彼の父親も驚おどろいた。
この幻悟少年による言葉力は奥多摩住民の中でどんな現象でも起こしてくれるそうだと大盛況になっていった。彼は住民達から我が町に誕生した「神童」だと噂されるようになっていく。一時期は神仏のごとく崇められる存在にされかかった程だ。それに関して、彼の両親が丁重に断って騒ぎが収まったという事実があったりする。その一方では、彼が言葉力という謎な能力を持っているので妬ねたむものが出現したりしていた。
そんなある日のことである。彼は心ない何者かの手によって「神童」から、「悪魔」・「怪物」と町内中から忌いみ嫌われる引き金となる事件を起こさせられてしまうことになる。普通ならそこまで騒ぎにならないような出来事な事件を何者かによって悪意を込めて言いふらされたのだ。
母なる母体にいるときから語りかけてくるあの光の玉(?)は一体? その光によれば、彼は大きな使命を果たせる人間だと選ばれたらしい。正しき導く者としてその試練に耐えぬくと判断されたのは知る由もない。
この物語は主人公、幻悟が六歳のころの自分を思い出すところから始まる。幻悟は自分の使う能力を役立てると喜んでくれる地域の人たちの笑顔が好きだった。しかし、琴葉一家を恨む者に騙されて両親を……………………
「あなたにこれからの未来を良くしてもらえるよう期待します」
ここにいると心安らぐようなこの空間は一体どこだろう? 全身を愛で包まれていく中で幻悟は謎の声を発する光の集合体を見つけた。
「僕に語りかけているのは誰ですか?」
「勝手ながらあなたに未来を切り開く可能性のある力を託しました。出来ればより良い未来を……」
「僕には何の事だかわからないよ。どういうことなの?」
「あなたが成長していけば自然とわかりますよ。私にはこれ位が精いっぱいだったのです」
「僕に何かをしてほしいのでしたら手伝います。でもよく話が――――――」
ここで幻悟少年は目を覚ました。今の夢は何だったのか? 彼は疑問に思ったが、今はやるべきこともあるので気にしない事にした。
彼が生まれつき言葉の特殊能力を持っているのは事実である。彼の名前は琴葉ことは 幻悟げんごという。幻悟少年十四歳、彼は六歳のころのことを思い出していた。
幻悟少年はまだあどけなさの多い六才のある時期、初めて自分の言葉には凄すごい力が宿っていることを知った。
彼が初めて特殊能力(以下、言葉力で統一)を使用した不思議な現象をみたのはなにげない無邪気な好奇心からくる疑問によってであった。
何も知らない彼は、もしかしたらしなければ良かった行動をすることになる。
◇
セミの一生って短いな。だって、たった一週間くらいでしょ?もう少し長く生きられるといいと思わない、お父さん」
この日、幻悟少年は父親と家近辺の野山まで散歩に来ていた。ここは大都市の中でも貴重な自然があふれる場所、奥多摩。ここで動きまわっていた彼はセミの死を真近で見て、ふと感想を口に出しただけのはずであった。ところが、今にも息絶えかけていたセミが幻悟少年の言葉に反応したかのように息を吹き返し、飛び去って行ったのである。これには彼の父親も驚おどろいた。
この幻悟少年による言葉力は奥多摩住民の中でどんな現象でも起こしてくれるそうだと大盛況になっていった。彼は住民達から我が町に誕生した「神童」だと噂されるようになっていく。一時期は神仏のごとく崇められる存在にされかかった程だ。それに関して、彼の両親が丁重に断って騒ぎが収まったという事実があったりする。その一方では、彼が言葉力という謎な能力を持っているので妬ねたむものが出現したりしていた。
そんなある日のことである。彼は心ない何者かの手によって「神童」から、「悪魔」・「怪物」と町内中から忌いみ嫌われる引き金となる事件を起こさせられてしまうことになる。普通ならそこまで騒ぎにならないような出来事な事件を何者かによって悪意を込めて言いふらされたのだ。
後書き
作者:ニューナイト |
投稿日:2016/06/28 01:29 更新日:2016/06/28 01:29 『言葉とその力』の著作権は、すべて作者 ニューナイト様に属します。 |
目次 | 次の話 |
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