作品ID:1818
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嵐王焔姫物語
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / R-15 / 連載中
こちらの作品には、暴力的・グロテスクな表現・内容が含まれています。15歳以下の方、また苦手な方はお戻り下さい。
前書き・紹介
汽車にて
前の話 | 目次 | 次の話 |
「すぴー・・・」
と、無防備にも彼女はヨダレを垂らして眠る
真っ赤な髪と背中の美しい焔の翼は、荘厳な雰囲気をかもしだしているはずなのに、このざまだ
「まったく・・・」
そういって、蒼い髪の竜の美しい翼と、どこか特徴的な角を持つ青年はヨダレをふいていた
・・・が、寝てから五分もたたないうちに
「へくちゅ!」
と、くしゃみする
「大丈夫?ココノハ、風邪引いたの?」
「ずびー・・・、うーん、なんかこの感じ・・・、誰かが噂してるのかなあ・・・」
「ココノハのことを噂するなんて、ないない」
「あるよー!」
私はココノハ
ココノハ・カインハーストって言います!
「トラベラー」の冒険者で、種族は・・・
というか、良く気づかれないなぁって思うなー
背中の羽はこんなに真っ赤に燃えているのに
「バ、バーニングバード種なんです!」なんてありもしない種族を言ってまさか信じて貰えるなんて
えっと、話がそれてしまいました!
私は朱雀とよばれる、ちょっと特別な種族なんです!
お父様ゆずりで、とーっても珍しい種族なんだって!
かみぞく?だったかな?式神と呼ばれるものを従えることのできる種族なんだとか!
ギルドマスターにもギルドの皆にもお母様から「絶対に種族は明かすな」と言われているからこのことは内緒だよ!
で、今はちょっとした任務中なんだ!
あ、任務っていうのは冒険者の仕事みたいなもので・・・
たくさん魔物さんを征伐したり!開拓の為の地図を書いたり・・・、ダンジョンを探索したり!まあ色々あるんだよ!
で、その相棒がリュート!
昔からの幼馴染で今も最高のパートナー!
「・・・ココノハ」
で、リュートは・・・
「おい、ココノハ、聞いてる?」
「ぶべはっ!?」
「・・・聞いてなかったの?任務の内容伝えてたけど、ずっとニヤニヤしながらくーるくーるしてたよ?」
「それはっ!な、なんでもないかなー!きっときのせいだなー!?」
慌ててリュートに彼女は抱きついた
「あ、う、うん、そ、そうなんだ・・・
と、とりあえずこれ」
ばさっと、何やら分厚い紙を投げ渡される
「今回の任務の資料ね、あ、全部よまなくても、3ページと5ページに大方書いてあるから」
「はーい!探索任務なのに結構多いね?」
「だな、今回は魔物のなかでも強力な敵がいるらしい、討伐すれば報酬が増えるかも
とりあえずそれ読んどいて、討伐はそこから決めよう」
「わかった!じゃあ読んでおくね!」
ココノハはパラパラと読み出した
・・・俺はリュート
リュート・ストームズ・アルカディア
現在ココノハと同じ「フェザーズ」の冒険者だ
名前だけでは解らないだろう、というか判られたら困る
天候全てを司る竜・・・、「青龍」の種族
または、「嵐王」というこの名前を聞けば、俺がどういうものかは判るだろ?
・・・何?知らない?
ふーむ、ならば俺がなんで「嵐王」と呼ばれるかを説明しなければだね
「嵐王」または「青龍」
なんでそう呼ばれるかというと、天候を司る竜は基本的に一つしか操れない、でも嵐王は違う
この世に起こりうる全ての天候、または異常気象の属性なら全て扱える、それが嵐王の名を持つ竜
・・・そう、「神族の青龍」
四神くらい知っているだろ?
・・・それもしらない?
うーん、なら、我々が神族と呼ばれる理由までも説明をしなければね
昔々、「運命の勇者」と呼ばれる12の勇者がいた
そして、異変が起こるたび、それを起こそうとするものと、止める者達(運命の勇者の事だ)の戦いがおきた
で、結果は何度も勝利したが、それが数百年の時を経て復活したんだ
それを止めたのが第12の運命の勇者「レイヴァン・カインハースト」(物語ではレイヴァンとしかかかれてなかったとか、名字は残してしまうと、恐らくその血族が判明してしまうからだね)
朱雀と白虎・・・二つの神の血を引くもの
それが最後の敵「デヴォイド」を封印
そして、勇者の永遠の封印を行い、この先神を殺し、無を欲する者は現れなくなった
その後・・・、彼の消息は不明 、ここで物語は終わっている
・・・ていうか目の前にいるんだけどね、その血族が
そして、この事実を世界はおとぎ話として語られることになったとさ、めでたしめでたし
で、なんで神の血を引くかというと
1代目勇者が生まれたその時、そのお供をしていた五人の神(物語では五輪の剣と呼ばれている、
実際に呼ばれていた可能性がある)と、その後勇者に力を貸すため地に落りたち、まさかの偶然で恋に落ちて、その後人間と神のハーフの者
それを神族というんだとか、神の力を持つ俺達はその具現化されたもう一つの存在「式神」を持つのだ
本来人には見えない彼等だが、・・・大事な仲間だ
ちなみに、神族に関しては俺もすべては解らない
ただ、ある程度わかるのは
朱雀、白虎、青龍、玄武、麒麟(ここまでが五輪の剣)戦姫(ヴァルキリー)、冥王(おそらく現在魔王と呼ばれている者がこの種族だ、公には明かしてはいないけど)・・・これくらいしか俺も知らない
人は本来人為らざる力を持つものに畏敬の念をこめる
時に人のために戦い、化け物と呼ばれ
様々な者に止められても人のために失う
俺達は、昔からそういうもんだった
今は、神族の存在は人には知られていない、・・・知って欲しくもない
その力を見つけた時、人は必ず力を欲するからね
ココノハはそういう部分が心配だよな・・・
純粋で、無邪気で、人の話をまったく疑おうとしない、何もかもを、良いいことと信じる
だから、俺もココノハを守ってやらなきゃ、お前と同じ種類で、幼馴染なんだから
あ、ちなみにココノハと同じく
「ただの雷竜です」
これで通せた、まったくちょろいものだね・・・
「おーい、リュート?」
ともかく、こいつは色々と面倒を見てあげないとーー
「ねーーてーるーのーーー?おーい?おーい!」
どうなるのかわからないし、ていうか純粋すぎだし
「起きろーー!!!」
ガンっ!!
ココノハは右手に鉄槌(ココノハの神族は太陽を司る神族の朱雀なので、焔の類いなら何でもできる、更に太陽の魔力属性の大地の力も使える)を作り上げて思いっきり叩いた
こういうの・・・、俺じゃなきゃ・・・、死ぬ・・・
「ココノハ・・・、その太陽の鉄槌(ラデイェント・ハンマー)で殴るのは痛いを越えて熱いから止めて・・・」
しかし、まったく悪気のない様子で返された
「起きないのが悪い!もうすぐ駅に着くんだよ!」
「次は~、西の国エルザーデ~、現在不明の雨季により悪天候なことが多いと予想されます、お降りの際は雨の対策をしてから、降りることをおすすめいたします・・・」
「もうすぐか・・・」
「で、強敵の件なんだけどさー」
「なんだけど?」
「倒そう!」
・・・やれやれ、ま、知ってはいたけどさ
「・・・わかった、警戒は忘れないでね、・・・あ、銃剣の残弾は確認しときなよ?」
「あっ!」
・・・まったく
俺がいないと本当に何もかも忘れちゃうんだから
ココノハはせっせとエクリシル瓶(魔力の詰まったビン、銃剣はこれ一つで10発ほど撃つことができる、なお、最大5本詰め込むことができ、一度詰め込みさえすれば、自動で弾は補充される上に、弾が切れても辺りの霊力を集め元にもどるとても優秀な魔法弾、近代の魔法科学の結晶だろう)をリロードし始める
「リュートは剣はしっかり研いだ?」
「もちろん」
それは当然でしょ
「じゃあ道具(アイテム)は?」
「しっかり用意してるけど?」
それもとうぜry
「おおおーーーーー!」
すると、ココノハは大変関心した様子だった
「リュートは準備が上手だね!」
軽く呆れる
「いやココノハがしっかり準備してないんでしょ・・・」
「認めないっ!私は絶対みとめないもんね!」
そういって、更に殴られたいのかといった感じだ
「はいはい」
そっと車窓に目を向ける
もうそろそろかな?
・・・そういえば、レイティさんも何やらエルザーデ城の会合に呼ばれたんだっけ?
後で、念話してみるかな・・・
「オッケー!、リュートも準備万端?」
「もちろん、一応言うけど、地図作成のために、次元魔法展開装置(ディメィション・マインド)の設置が優先だからね?」
「わかった!へへー!任せといて!」
汽車は・・・、もうすぐ、エルザーデにたどり着く
二人の冒険者は運命の歯車に飲まれ始める事をこの時はまだ知らない・・・
と、無防備にも彼女はヨダレを垂らして眠る
真っ赤な髪と背中の美しい焔の翼は、荘厳な雰囲気をかもしだしているはずなのに、このざまだ
「まったく・・・」
そういって、蒼い髪の竜の美しい翼と、どこか特徴的な角を持つ青年はヨダレをふいていた
・・・が、寝てから五分もたたないうちに
「へくちゅ!」
と、くしゃみする
「大丈夫?ココノハ、風邪引いたの?」
「ずびー・・・、うーん、なんかこの感じ・・・、誰かが噂してるのかなあ・・・」
「ココノハのことを噂するなんて、ないない」
「あるよー!」
私はココノハ
ココノハ・カインハーストって言います!
「トラベラー」の冒険者で、種族は・・・
というか、良く気づかれないなぁって思うなー
背中の羽はこんなに真っ赤に燃えているのに
「バ、バーニングバード種なんです!」なんてありもしない種族を言ってまさか信じて貰えるなんて
えっと、話がそれてしまいました!
私は朱雀とよばれる、ちょっと特別な種族なんです!
お父様ゆずりで、とーっても珍しい種族なんだって!
かみぞく?だったかな?式神と呼ばれるものを従えることのできる種族なんだとか!
ギルドマスターにもギルドの皆にもお母様から「絶対に種族は明かすな」と言われているからこのことは内緒だよ!
で、今はちょっとした任務中なんだ!
あ、任務っていうのは冒険者の仕事みたいなもので・・・
たくさん魔物さんを征伐したり!開拓の為の地図を書いたり・・・、ダンジョンを探索したり!まあ色々あるんだよ!
で、その相棒がリュート!
昔からの幼馴染で今も最高のパートナー!
「・・・ココノハ」
で、リュートは・・・
「おい、ココノハ、聞いてる?」
「ぶべはっ!?」
「・・・聞いてなかったの?任務の内容伝えてたけど、ずっとニヤニヤしながらくーるくーるしてたよ?」
「それはっ!な、なんでもないかなー!きっときのせいだなー!?」
慌ててリュートに彼女は抱きついた
「あ、う、うん、そ、そうなんだ・・・
と、とりあえずこれ」
ばさっと、何やら分厚い紙を投げ渡される
「今回の任務の資料ね、あ、全部よまなくても、3ページと5ページに大方書いてあるから」
「はーい!探索任務なのに結構多いね?」
「だな、今回は魔物のなかでも強力な敵がいるらしい、討伐すれば報酬が増えるかも
とりあえずそれ読んどいて、討伐はそこから決めよう」
「わかった!じゃあ読んでおくね!」
ココノハはパラパラと読み出した
・・・俺はリュート
リュート・ストームズ・アルカディア
現在ココノハと同じ「フェザーズ」の冒険者だ
名前だけでは解らないだろう、というか判られたら困る
天候全てを司る竜・・・、「青龍」の種族
または、「嵐王」というこの名前を聞けば、俺がどういうものかは判るだろ?
・・・何?知らない?
ふーむ、ならば俺がなんで「嵐王」と呼ばれるかを説明しなければだね
「嵐王」または「青龍」
なんでそう呼ばれるかというと、天候を司る竜は基本的に一つしか操れない、でも嵐王は違う
この世に起こりうる全ての天候、または異常気象の属性なら全て扱える、それが嵐王の名を持つ竜
・・・そう、「神族の青龍」
四神くらい知っているだろ?
・・・それもしらない?
うーん、なら、我々が神族と呼ばれる理由までも説明をしなければね
昔々、「運命の勇者」と呼ばれる12の勇者がいた
そして、異変が起こるたび、それを起こそうとするものと、止める者達(運命の勇者の事だ)の戦いがおきた
で、結果は何度も勝利したが、それが数百年の時を経て復活したんだ
それを止めたのが第12の運命の勇者「レイヴァン・カインハースト」(物語ではレイヴァンとしかかかれてなかったとか、名字は残してしまうと、恐らくその血族が判明してしまうからだね)
朱雀と白虎・・・二つの神の血を引くもの
それが最後の敵「デヴォイド」を封印
そして、勇者の永遠の封印を行い、この先神を殺し、無を欲する者は現れなくなった
その後・・・、彼の消息は不明 、ここで物語は終わっている
・・・ていうか目の前にいるんだけどね、その血族が
そして、この事実を世界はおとぎ話として語られることになったとさ、めでたしめでたし
で、なんで神の血を引くかというと
1代目勇者が生まれたその時、そのお供をしていた五人の神(物語では五輪の剣と呼ばれている、
実際に呼ばれていた可能性がある)と、その後勇者に力を貸すため地に落りたち、まさかの偶然で恋に落ちて、その後人間と神のハーフの者
それを神族というんだとか、神の力を持つ俺達はその具現化されたもう一つの存在「式神」を持つのだ
本来人には見えない彼等だが、・・・大事な仲間だ
ちなみに、神族に関しては俺もすべては解らない
ただ、ある程度わかるのは
朱雀、白虎、青龍、玄武、麒麟(ここまでが五輪の剣)戦姫(ヴァルキリー)、冥王(おそらく現在魔王と呼ばれている者がこの種族だ、公には明かしてはいないけど)・・・これくらいしか俺も知らない
人は本来人為らざる力を持つものに畏敬の念をこめる
時に人のために戦い、化け物と呼ばれ
様々な者に止められても人のために失う
俺達は、昔からそういうもんだった
今は、神族の存在は人には知られていない、・・・知って欲しくもない
その力を見つけた時、人は必ず力を欲するからね
ココノハはそういう部分が心配だよな・・・
純粋で、無邪気で、人の話をまったく疑おうとしない、何もかもを、良いいことと信じる
だから、俺もココノハを守ってやらなきゃ、お前と同じ種類で、幼馴染なんだから
あ、ちなみにココノハと同じく
「ただの雷竜です」
これで通せた、まったくちょろいものだね・・・
「おーい、リュート?」
ともかく、こいつは色々と面倒を見てあげないとーー
「ねーーてーるーのーーー?おーい?おーい!」
どうなるのかわからないし、ていうか純粋すぎだし
「起きろーー!!!」
ガンっ!!
ココノハは右手に鉄槌(ココノハの神族は太陽を司る神族の朱雀なので、焔の類いなら何でもできる、更に太陽の魔力属性の大地の力も使える)を作り上げて思いっきり叩いた
こういうの・・・、俺じゃなきゃ・・・、死ぬ・・・
「ココノハ・・・、その太陽の鉄槌(ラデイェント・ハンマー)で殴るのは痛いを越えて熱いから止めて・・・」
しかし、まったく悪気のない様子で返された
「起きないのが悪い!もうすぐ駅に着くんだよ!」
「次は~、西の国エルザーデ~、現在不明の雨季により悪天候なことが多いと予想されます、お降りの際は雨の対策をしてから、降りることをおすすめいたします・・・」
「もうすぐか・・・」
「で、強敵の件なんだけどさー」
「なんだけど?」
「倒そう!」
・・・やれやれ、ま、知ってはいたけどさ
「・・・わかった、警戒は忘れないでね、・・・あ、銃剣の残弾は確認しときなよ?」
「あっ!」
・・・まったく
俺がいないと本当に何もかも忘れちゃうんだから
ココノハはせっせとエクリシル瓶(魔力の詰まったビン、銃剣はこれ一つで10発ほど撃つことができる、なお、最大5本詰め込むことができ、一度詰め込みさえすれば、自動で弾は補充される上に、弾が切れても辺りの霊力を集め元にもどるとても優秀な魔法弾、近代の魔法科学の結晶だろう)をリロードし始める
「リュートは剣はしっかり研いだ?」
「もちろん」
それは当然でしょ
「じゃあ道具(アイテム)は?」
「しっかり用意してるけど?」
それもとうぜry
「おおおーーーーー!」
すると、ココノハは大変関心した様子だった
「リュートは準備が上手だね!」
軽く呆れる
「いやココノハがしっかり準備してないんでしょ・・・」
「認めないっ!私は絶対みとめないもんね!」
そういって、更に殴られたいのかといった感じだ
「はいはい」
そっと車窓に目を向ける
もうそろそろかな?
・・・そういえば、レイティさんも何やらエルザーデ城の会合に呼ばれたんだっけ?
後で、念話してみるかな・・・
「オッケー!、リュートも準備万端?」
「もちろん、一応言うけど、地図作成のために、次元魔法展開装置(ディメィション・マインド)の設置が優先だからね?」
「わかった!へへー!任せといて!」
汽車は・・・、もうすぐ、エルザーデにたどり着く
二人の冒険者は運命の歯車に飲まれ始める事をこの時はまだ知らない・・・
後書き
作者:テノール |
投稿日:2016/09/03 22:24 更新日:2016/09/03 22:32 『嵐王焔姫物語』の著作権は、すべて作者 テノール様に属します。 |
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