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作品ID:300
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黒猫の日に

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 連載中

前書き・紹介


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前の話 目次

「そういえば、一組に転校生が来るらしいよ。佐竹君は知っていた?」

 「いや、今初めて聞いた。」

 転校生ねぇ…、なんだってこんな時期に。

まぁ、いろいろ事情があるのだろうが五組の僕には関係ないや。

 

この時は転校生についてその程度にしか考えていなかったのだが

二十分後、彼女は僕の前に現れる。

僕のクラスメイトとして。







「どうも?、服部で?す。おじいちゃんのコネで転入しちゃいました。あっ、おじいちゃんはこの学校の理事長さんです。誕生日は12月12日の蛇使い座、好きな食べ物はラーメン。というわけで皆さんよろしくね☆」







…ふむ。なんてイカした(あるいはイカレた)奴なんだろう。

おじいちゃんのコネって…自己紹介でそんなこと暴露していいのだろうか。しかも蛇使い座って…そんなもん久々に聞いたわ。

服部京子(はっとり きょうこ)黒板に書かれた字を見る限りこの人物は服部京子なるお名前のようだ。

なかなかいい名前じゃないか。

さて、京子という名は普通女性につけられる名前だと僕は思う。そして目の前に立つ服部京子氏も女性である。

長い黒髪に透き通るような白い肌、豊満とはいえないが存在感を放つお胸。

ぶっちゃけタイプだ。超タイプだ。ドストライクだ。

しかし、僕が言いたいのはそんなことではなく(これはこれで重要なのだが)なぜ彼女は男物の学生服、つまり学ランを着ているかということだ。

 そもそも転校生が来るのは一組のはずでは。どういうことだと佐久間を見ればあいつもあいつで戸惑っている様子。

戸惑う佐久間というのもなかなかレアである。

 佐久間紫はこの学校においてかなりの有名人である。そのため顔が広く、学園七不思議から教師の給与明細までありとあらゆる情報を握っている。

 その彼女が知らなかったのだ。これは普通じゃない。

「急なことで先生も驚いていますが皆さん服部さんと仲良くしてくださいね。で、服部さんの座席なんですが…、あ、清水さんがお休みのようなのでとりあえずそちらに座ってください。」

 あぁ、なんということか。清水さんはよく宿題を見せてもらっている我が隣人ではないか。

すたすたと席え向かう京子氏。ふむ、超かわいい。

 そして彼女は清水さんの席へ座った。

「よっと、これからよろしくね。」

僕はよろしく、と呟きながら気取られぬよう今日休んだ隣の清水さんに心の底から心の底で感謝した。 

後書き


作者:アソウギ
投稿日:2010/08/29 22:04
更新日:2010/08/29 22:04
『黒猫の日に』の著作権は、すべて作者 アソウギ様に属します。

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