作品ID:421
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Storage Star
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 連載中
前書き・紹介
Storage space 1
目次 | 次の話 |
そこは、とても不思議な場所だった。
あたり一面には広大な草原が広がっている。草原には視界をふさぐようなものもないので、はるか遠くまで見通すことができる。が、遠くのほうにも山などが見えないので、この草原の広さはどうやら相当なものらしい。
空は、真っ白だった。どれだけ見回しても、太陽も、月も、星も、雲さえそこには存在していないようだった。ただ、白い空が延々と広がっているだけである。
ただ、風は時折吹いている。風がたびに草原の草がさわさわと音を立てている。
そこに、一人の少年がたたずんでいた。
少年は時折吹く風で自らの羽織っている白衣をはためかせながら、草原のど真ん中であたりを興味深そうに見回していた。
『―やあ、来たんだね』
「うん、来たよ」
少年が辺りを見回しているとどこからともなく声がかけられた。が、その周り一帯には誰の姿もないようだ。
また、少年のほうも突如響いて来た発声主不明の声に驚くこともなく、まるで知ってる相手と話すかのように言葉を返した。
「ようやく・・・、ようやくこの場所にたどり着いたよ」
『そうだね・・・、それが君の、幼い頃の君の、あの時からの念願だったからね』
風が、ゆっくりと辺りをなでていった。
あたり一面には広大な草原が広がっている。草原には視界をふさぐようなものもないので、はるか遠くまで見通すことができる。が、遠くのほうにも山などが見えないので、この草原の広さはどうやら相当なものらしい。
空は、真っ白だった。どれだけ見回しても、太陽も、月も、星も、雲さえそこには存在していないようだった。ただ、白い空が延々と広がっているだけである。
ただ、風は時折吹いている。風がたびに草原の草がさわさわと音を立てている。
そこに、一人の少年がたたずんでいた。
少年は時折吹く風で自らの羽織っている白衣をはためかせながら、草原のど真ん中であたりを興味深そうに見回していた。
『―やあ、来たんだね』
「うん、来たよ」
少年が辺りを見回しているとどこからともなく声がかけられた。が、その周り一帯には誰の姿もないようだ。
また、少年のほうも突如響いて来た発声主不明の声に驚くこともなく、まるで知ってる相手と話すかのように言葉を返した。
「ようやく・・・、ようやくこの場所にたどり着いたよ」
『そうだね・・・、それが君の、幼い頃の君の、あの時からの念願だったからね』
風が、ゆっくりと辺りをなでていった。
後書き
作者:風太 |
投稿日:2010/10/16 21:55 更新日:2010/10/16 21:55 『Storage Star』の著作権は、すべて作者 風太様に属します。 |
目次 | 次の話 |
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