作品ID:580
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ストーリー・オブ・ジャスティス
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 休載中
前書き・紹介
第2章 8話
前の話 | 目次 |
「んじゃ改めて自己紹介だ。俺はライザ。ライザ・ローファルだ。」
「知ってるだろうが、俺はヴァニスだ。」
「私はリ・・・・」
「ん?どうかしたか?」
ここで私は躊躇ったの。
(本名で言うべきかしら・・・)
「心配するな。コイツは信用できる。」
「おいおい、いまさら俺を疑うのかよ。」
「あ、ごめんなさい。私はリノ。リノ・クライラ・グランドパレスよ。」
「妙に長い名前だな。しかもグランドパレスっていうとあの王国の名前じゃん。ってことは差し詰め王女様ってところか?」
「そのとおりよ。私は王宮を抜け出してきたの。」
「毎日同じようなことばかりじゃあ飽きるわな。分かるぜ、その気持ち。」
「あなたと一緒にされてもね。」
「それはひどいな。」
そういいつつ彼は苦笑したの。
「抜け出してきたっていうとコイツといっ・・・」
その瞬間(目では捉えられない速さだったわ。)ヴァニスがライザの口をおさえたの。
「そのことは言うな。いいな?」
「なんだお前、まだ言ってなかったのかよ。」
「・・・・・・」
そうライザが言うとヴァニスは急に黙ってしまったの。
その中で私だけが取り残されたような気持ちになったわ。
(なんか不愉快・・・)
そう思いつつも船(船とは言ってもそこまで大きくはないわ。)は進んでいく。
「そういえばリノの武器って変わってるよな。」
「あ、これ?これは王宮で使っててからずっと私が持ってるものだけど?」
「ちょいと見せてくれるか?」
「いいけど・・・」
そう言って私は剣(剣とは言ってもどちらかというとレイピアに近い)をライザに渡したの。
「この鞘、それにこの宝石、間違いじゃなけりゃこれは・・・」
そんなようなことを彼は言っていたわ。
「おいヴァニス。コイツは・・・」
「俺も薄々感じてはいたが本物だとはな。」
「おいリノ。この剣のことだが・・・」
「どうかしたの?」
「これは多分、というか確実に宝剣の一種だ。しかもコイツは・・・」
「へえ、宝剣だったんだ。それでも私は使うけど。」
「いや、問題はそこじゃない。ちょっと見ててくれ。」
「いいけど・・・」
そう言うと彼は柄に埋まっている宝石を抜き取ったの。
「あ、その宝石とれるんだ。」
「感想は多分そこだけじゃないと思うぜ。」
「え?・・・・あ!」
剣のほうを見てみるとなんと、剣の色が変わっていたの。
「どういうことなの?」
「つまりコイツは宝剣中の宝剣、万色の聖剣(ダルス・マグニ)だ。」
「ダルス・マグニ?」
「ああ、コイツは填めた宝石により色、そして能力が変化する。」
「えっと、例えば?」
「今填められていたのはこのアクアマリンだったよな?丁度俺はダイヤモンドを持ってる。コイツを填め込むと・・・」
「あっ!色が変わった!」
「それだけじゃねぇ。こいつで剣の性質も変わる。例を言うと、アクアマリンだと水辺で切れ味が増すし、ダイヤモンドだと・・・これは硬質化してるな。」
「そうだったんだ!それじゃあ、もっと大事にしていかなきゃね!」
「おいお前等、盛り上がるのはいいが、もうすぐ着くぞ?」
「やっと陸地かぁ。船の上にずっといるのも疲れるわね。」
「ま、これから何日かは船での移動だがな。」
そんなことを話しつつも船は進んでいったの。
「知ってるだろうが、俺はヴァニスだ。」
「私はリ・・・・」
「ん?どうかしたか?」
ここで私は躊躇ったの。
(本名で言うべきかしら・・・)
「心配するな。コイツは信用できる。」
「おいおい、いまさら俺を疑うのかよ。」
「あ、ごめんなさい。私はリノ。リノ・クライラ・グランドパレスよ。」
「妙に長い名前だな。しかもグランドパレスっていうとあの王国の名前じゃん。ってことは差し詰め王女様ってところか?」
「そのとおりよ。私は王宮を抜け出してきたの。」
「毎日同じようなことばかりじゃあ飽きるわな。分かるぜ、その気持ち。」
「あなたと一緒にされてもね。」
「それはひどいな。」
そういいつつ彼は苦笑したの。
「抜け出してきたっていうとコイツといっ・・・」
その瞬間(目では捉えられない速さだったわ。)ヴァニスがライザの口をおさえたの。
「そのことは言うな。いいな?」
「なんだお前、まだ言ってなかったのかよ。」
「・・・・・・」
そうライザが言うとヴァニスは急に黙ってしまったの。
その中で私だけが取り残されたような気持ちになったわ。
(なんか不愉快・・・)
そう思いつつも船(船とは言ってもそこまで大きくはないわ。)は進んでいく。
「そういえばリノの武器って変わってるよな。」
「あ、これ?これは王宮で使っててからずっと私が持ってるものだけど?」
「ちょいと見せてくれるか?」
「いいけど・・・」
そう言って私は剣(剣とは言ってもどちらかというとレイピアに近い)をライザに渡したの。
「この鞘、それにこの宝石、間違いじゃなけりゃこれは・・・」
そんなようなことを彼は言っていたわ。
「おいヴァニス。コイツは・・・」
「俺も薄々感じてはいたが本物だとはな。」
「おいリノ。この剣のことだが・・・」
「どうかしたの?」
「これは多分、というか確実に宝剣の一種だ。しかもコイツは・・・」
「へえ、宝剣だったんだ。それでも私は使うけど。」
「いや、問題はそこじゃない。ちょっと見ててくれ。」
「いいけど・・・」
そう言うと彼は柄に埋まっている宝石を抜き取ったの。
「あ、その宝石とれるんだ。」
「感想は多分そこだけじゃないと思うぜ。」
「え?・・・・あ!」
剣のほうを見てみるとなんと、剣の色が変わっていたの。
「どういうことなの?」
「つまりコイツは宝剣中の宝剣、万色の聖剣(ダルス・マグニ)だ。」
「ダルス・マグニ?」
「ああ、コイツは填めた宝石により色、そして能力が変化する。」
「えっと、例えば?」
「今填められていたのはこのアクアマリンだったよな?丁度俺はダイヤモンドを持ってる。コイツを填め込むと・・・」
「あっ!色が変わった!」
「それだけじゃねぇ。こいつで剣の性質も変わる。例を言うと、アクアマリンだと水辺で切れ味が増すし、ダイヤモンドだと・・・これは硬質化してるな。」
「そうだったんだ!それじゃあ、もっと大事にしていかなきゃね!」
「おいお前等、盛り上がるのはいいが、もうすぐ着くぞ?」
「やっと陸地かぁ。船の上にずっといるのも疲れるわね。」
「ま、これから何日かは船での移動だがな。」
そんなことを話しつつも船は進んでいったの。
後書き
作者:ルカナ |
投稿日:2010/12/01 22:44 更新日:2010/12/01 22:44 『ストーリー・オブ・ジャスティス』の著作権は、すべて作者 ルカナ様に属します。 |
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