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「魔法と科学の機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)」を読み始めました。
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魔法と科学の機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 休載中
前書き・紹介
VS召喚士
前の話 | 目次 |
3回・・・・・・この数字は俺が最初の一回を含め攻撃を仕掛けた回数だ。そしてこの3回の攻撃はすべて失敗に終わった。
一回目は強引に突破をしようとしたら普通に殴り飛ばされた(めっちゃ痛かった)二回目は攻撃を回避後突破しようとしたのだが………ゴーレムが振り下ろした拳で抉れた地面に足を取られてバランスを崩してしまいそのまま殴り飛ばされ失敗(これまた痛かった)三回目は二回目と同じ手段だがやはり足を取られて失敗に終わった。
「進退窮まったか………」
俺の戦法は無尽蔵に近い魔力量に物を言わせて回復魔法を使って長期戦に持ち込み相手を疲弊させていく方法である。しかし、召喚士はこの手段が通用しない。最初にコストを支払い強いのを呼び出してしまえば向こうはそれ以上魔力を消費しないのだ。対召喚士戦は呼び出された魔物を倒すか魔物を通り抜けて直接召喚士を潰すかの二択である。
俺にはこのゴーレムを倒す手段は無いので後者の手段でしか勝ち目はないのだが………。
「降参?」
対戦相手はこちらが微動だにしないのを降伏と見たのかそう訪ねてきた。その声はどこか親しみやすい印象だった。
「いや……まだだ」
首を横に振って戦闘続行の意思を示す。
「まぁ、一か八か……行くか」
右足を後ろに下げて地面を蹴って前三回と同じように特攻する。
「突っ込んで来るだけじゃこの子は突破出来ないよ!」
目の前に立ちはだかるゴーレム! しかし俺は構わず加速し続ける!
加速! 加速!!! 加速!!!!!
ゴーレムの攻撃範囲まであともう少しというところまで来ても減速せず突っ込む。相手の反撃を警戒して最高速度では突っ込めなかった。しかし、今回はそんなこと気にせず突っ込む。
そしてついにゴーレムの領域に踏み込んだ! 人の反射神経では捉えきれぬ速さで俺の前に立ちはだかるゴーレムを気配で察知する。ヒュゴォ!と言う重い音と共に振り下ろされる拳に向かって俺は跳んだ!
我ながら単純な作戦だが横がダメなら上と言うことだ。
ゴーレムが振り下ろす腕の上ギリギリを飛び越えてゴーレムの背後に降り立つ!
ついに抜いた!
そのまま勢いに乗って召喚士の元へ突っ走る。
「詰み(チェックメイト)だ!」
腰からナイフを抜き取り対戦相手の喉元に突き突き付ける。召喚士は基本的に術者自体は戦闘能力は無い。このようにホールドアップしてしまえば勝ち同然なのだ。
ゆっくりと両手を上に上げていく召喚士……。
「にゃは、詰めが甘いよ少年!」
次の瞬間俺の視界が反転した。どうやら俺は投げ飛ばされたようだ。
「っ! いつつつつつつつつ!」
次の瞬間腕をひねられてうつ伏せの状態させられる。片腕は後ろに回されたままなのでもう腕を折る覚悟が無ければ抜け出すことが出来ない。
負け……か……。
対戦相手の足をポンポンと叩いて降参しようとした時、不意に拘束が解けた。そして耳を疑う一言を放った。
「降参♪」
「え?」
時間の流れが止まったかのような感じさえした。
一回目は強引に突破をしようとしたら普通に殴り飛ばされた(めっちゃ痛かった)二回目は攻撃を回避後突破しようとしたのだが………ゴーレムが振り下ろした拳で抉れた地面に足を取られてバランスを崩してしまいそのまま殴り飛ばされ失敗(これまた痛かった)三回目は二回目と同じ手段だがやはり足を取られて失敗に終わった。
「進退窮まったか………」
俺の戦法は無尽蔵に近い魔力量に物を言わせて回復魔法を使って長期戦に持ち込み相手を疲弊させていく方法である。しかし、召喚士はこの手段が通用しない。最初にコストを支払い強いのを呼び出してしまえば向こうはそれ以上魔力を消費しないのだ。対召喚士戦は呼び出された魔物を倒すか魔物を通り抜けて直接召喚士を潰すかの二択である。
俺にはこのゴーレムを倒す手段は無いので後者の手段でしか勝ち目はないのだが………。
「降参?」
対戦相手はこちらが微動だにしないのを降伏と見たのかそう訪ねてきた。その声はどこか親しみやすい印象だった。
「いや……まだだ」
首を横に振って戦闘続行の意思を示す。
「まぁ、一か八か……行くか」
右足を後ろに下げて地面を蹴って前三回と同じように特攻する。
「突っ込んで来るだけじゃこの子は突破出来ないよ!」
目の前に立ちはだかるゴーレム! しかし俺は構わず加速し続ける!
加速! 加速!!! 加速!!!!!
ゴーレムの攻撃範囲まであともう少しというところまで来ても減速せず突っ込む。相手の反撃を警戒して最高速度では突っ込めなかった。しかし、今回はそんなこと気にせず突っ込む。
そしてついにゴーレムの領域に踏み込んだ! 人の反射神経では捉えきれぬ速さで俺の前に立ちはだかるゴーレムを気配で察知する。ヒュゴォ!と言う重い音と共に振り下ろされる拳に向かって俺は跳んだ!
我ながら単純な作戦だが横がダメなら上と言うことだ。
ゴーレムが振り下ろす腕の上ギリギリを飛び越えてゴーレムの背後に降り立つ!
ついに抜いた!
そのまま勢いに乗って召喚士の元へ突っ走る。
「詰み(チェックメイト)だ!」
腰からナイフを抜き取り対戦相手の喉元に突き突き付ける。召喚士は基本的に術者自体は戦闘能力は無い。このようにホールドアップしてしまえば勝ち同然なのだ。
ゆっくりと両手を上に上げていく召喚士……。
「にゃは、詰めが甘いよ少年!」
次の瞬間俺の視界が反転した。どうやら俺は投げ飛ばされたようだ。
「っ! いつつつつつつつつ!」
次の瞬間腕をひねられてうつ伏せの状態させられる。片腕は後ろに回されたままなのでもう腕を折る覚悟が無ければ抜け出すことが出来ない。
負け……か……。
対戦相手の足をポンポンと叩いて降参しようとした時、不意に拘束が解けた。そして耳を疑う一言を放った。
「降参♪」
「え?」
時間の流れが止まったかのような感じさえした。
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2011/11/13 00:14 更新日:2011/11/13 00:16 『魔法と科学の機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
前の話 | 目次 |
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