作品ID:2370
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ブラック・サンタ ~聖ニコラウス36世
小説の属性:一般小説 / 現代ファンタジー / 批評希望 / 初投稿・初心者 / 年齢制限なし / 連載中
前書き・紹介
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前の話 | 目次 | 次の話 |
1:香
『!』
「ある事」に気が付いて、私は目を覚ました。
今日は、私にとって最後、あのビッグイベントの日だ。
そのビッグイベントとは、〈クリスマス〉だ。
着替えを箪笥(たんす)からかっさらうと、階段を駆け降りた。と、
『ビッターン!』
「てててて。‘‘」
階段の3段目あたりで、派手にすっ転んでしまった。が、今の香には、そんな事どうでもいいぐらい、毅然とした『パワー』を持っていた。残りの階段を滑るように降りると、急いで玄関に向かう。
『ガラガラがラッ』
普段は絶対にしないであろう、とんでもないスピードでドアを開ける。しかし、プレゼントらしき物は、見当たらない。
「うーん」
一人で考え込む。昨年と、確か一昨年も、この場所だった。だったら、一昨々年はどこだったっけ?
「あ」
『ダダダダダダッ』
もう1度階段を上る。確か、一昨々年は、扉の開く側に置いてあった為、いわゆる(灯台下暗し)で、なかなか見つからなかったんだった。
『カチャッ』
開きっぱなしのドアを止めておくための、何というか留め具みたいなものを外すと、
「あった――‼」
完全にそれらしき物があった。しっかし、袋の色がピンクというのは、小6の香としては、少し思う部分が無きにしもあらず、だが。いやいや、今はそんな事を気にしている場合ではないだろう。なんてったって、プレゼントが来たのだから!
カシャカシャカシャ、と、袋が擦れる音を立てながら、開封する。その時の香の顔はきっと、限りなく緩んでいたに違いない。しかし直後、どん底に突き落とされることになる。
「今年は何かな~」
そんな事を呟きながら、袋から顔を表したのは・・・
「って、なんじゃこりゃー⁉」
それは、明らかに戦隊モノの人形たちだったのだ
「@¥*―――――」
声にならない声を上げながら、香はそのまま固まった。
『!』
「ある事」に気が付いて、私は目を覚ました。
今日は、私にとって最後、あのビッグイベントの日だ。
そのビッグイベントとは、〈クリスマス〉だ。
着替えを箪笥(たんす)からかっさらうと、階段を駆け降りた。と、
『ビッターン!』
「てててて。‘‘」
階段の3段目あたりで、派手にすっ転んでしまった。が、今の香には、そんな事どうでもいいぐらい、毅然とした『パワー』を持っていた。残りの階段を滑るように降りると、急いで玄関に向かう。
『ガラガラがラッ』
普段は絶対にしないであろう、とんでもないスピードでドアを開ける。しかし、プレゼントらしき物は、見当たらない。
「うーん」
一人で考え込む。昨年と、確か一昨年も、この場所だった。だったら、一昨々年はどこだったっけ?
「あ」
『ダダダダダダッ』
もう1度階段を上る。確か、一昨々年は、扉の開く側に置いてあった為、いわゆる(灯台下暗し)で、なかなか見つからなかったんだった。
『カチャッ』
開きっぱなしのドアを止めておくための、何というか留め具みたいなものを外すと、
「あった――‼」
完全にそれらしき物があった。しっかし、袋の色がピンクというのは、小6の香としては、少し思う部分が無きにしもあらず、だが。いやいや、今はそんな事を気にしている場合ではないだろう。なんてったって、プレゼントが来たのだから!
カシャカシャカシャ、と、袋が擦れる音を立てながら、開封する。その時の香の顔はきっと、限りなく緩んでいたに違いない。しかし直後、どん底に突き落とされることになる。
「今年は何かな~」
そんな事を呟きながら、袋から顔を表したのは・・・
「って、なんじゃこりゃー⁉」
それは、明らかに戦隊モノの人形たちだったのだ
「@¥*―――――」
声にならない声を上げながら、香はそのまま固まった。
後書き
未設定
作者:橋本優太 |
投稿日:2022/02/06 12:45 更新日:2022/02/06 12:45 『ブラック・サンタ ~聖ニコラウス36世』の著作権は、すべて作者 橋本優太様に属します。 |
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