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作品ID:1154
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心・体をかけて

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


プロローグ

目次 次の話

「総員! 現場に急行!! 犯人の身柄を押さえろ!!!」

 警察官全員に指令をだす、高浦純一(たかうらじゅんいち)は24歳の若さで、司令官を務めるエリート刑事、今回は殺人未遂、犯人はまだ近辺にいるらしい、

 サイレンを鳴らし現場に向かう、すでに立ち入り禁止の黄色いテープがはってあり、警察官が行ったりきたりの繰り返し。

「犯人は?」

高浦が警察官の金城良治(きんじょうりょうじ)に聞く、彼もかなりのエリート。

「はっ! まだこの付近にいると見られます!! 何人か目撃証言が出ており、犯人確保も近いと思われます」

「よし、第二チームは犯人の捜索に回れ! 第一、第三は現場付近の聞き込みだ! 残りは被害者を落ち着かせろ!!」

 高浦が一喝すると、全員一気に動き出す、高浦は第二チームと共に犯人確保に向かう。

「犯人の特徴は?」

金城に聞く、一番信頼出来るからだ。

「全身黒ずくめ、白マスクだったと情報が」

高浦はうなずくと、ある人に向かって走り出した、その先には証言とほぼ同じ人にこえをかけた、任意同行をさせるつもりだ。

「パトカー用意しろ! 話を聞け!」

高浦が指示を出し、全員が動き容疑者をパトカーに乗せた。

「さすが高浦さん! 動きが素早いです!」

齋藤綾香(さいとうあやか)女性警察官が話しかけてくる、短い髪をポニーテールにして、可愛らしい顔が髪に隠れないように前髪をピンでまとめている。

「お前だってこのくらいできるぞ!? 褒めてどうする?」

笑いながら齋藤に向き合う、彼女の顔が少し赤くなる。

「いや……だって。私は…………」

「高浦刑事! 容疑者を警察署に連行しました」

どきっと齋藤は心で感じた。大切な事を言おうとして、金城に邪魔された感覚だ。

「よし、全員署に戻れ! ああ、なんだっけ齋藤?」

「大丈夫です! また後で言いますね♪」

(好きなんだって、言うから…………)

齋藤はその場を駆け出した。自分の愛用パトカーに乗って。

「何だったんだ? 齋藤の奴?」

疑問を持ちながらも、警察車両に乗り署に向かった。

後書き


作者:九紋龍
投稿日:2012/08/15 10:34
更新日:2012/08/15 23:41
『心・体をかけて』の著作権は、すべて作者 九紋龍様に属します。

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