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作品ID:1157
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心・体をかけて

小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 完結

前書き・紹介


第2話 お疲れ様でした会

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 高浦が到着したときには、全員集まっており、周りから見れば店で事件が起こった感覚。

 高浦が予約しといた席は完全に埋まっていてのこり1人分か2人分ぐらいしか空いていない、すでに注文はしたらしく、注文した品が来るのを待つだけだった。

「おまたせしました?、アサヒビールです?」

 店員数名でビールを持ってくる、みんなは我先にとビールを自分の元に置く。

「今回も、お疲れ様でした!」

 高浦が言い終わると、全員で乾杯と大きな声で言った、絶対にほかの客が迷惑だという声で。

「おつでした?って言っても、高浦さんが一人でやったようなものじゃないですか! 俺らは何もやってねーよ」

「金城、飲みすぎんなよ。一応明日仕事だろ?」

 忠告は聞こえず、また一本頼んだ。



 そんな警察にはありえない、グダグダな会が、夜の10時の閉店時間まで続いた。

「たかうらさああん! もういっけ、ん行きましょう!?」

 確実に二日酔いするパターン……金城の酔った姿はいつもの事だ、酒弱いのに、大量に飲むからこうなる。

「もうやめとけ、警察の面子に関わる!」

 高浦は酒に強く、金城とはま逆の性格だ。

「ケチ先輩?。おれぇひと、りでいきますよ」

「飲むならお前の家で飲め」

 全員、タクシーで帰った、残った車は、店に許可をもらい、明日取りに行くことになった。

「さて、全員帰ったかな?」

「高浦さん!」

 後ろから斉藤が声をかける、高浦はビックリして斉藤とは反対に飛んで下がる。

「斉藤か、帰らないのか?」

「高浦さん、聞いて……」

 斉藤は自分の顔が熱くなるのが分かった、高浦が「どうした?」と聞くと斉藤は。

「あの……私、高浦さんの事……す」

「すみません。あの高浦刑事さんですか?」

 また話が途中になった、かなりの言いかけ、斉藤はかおがかなーり熱くなる。「確かに高浦だけど……?」

「今日の事件でお世話になりました、早川由美(はやかわゆみ)と言います。なにかお礼がしたくて……」

(この早川とかいうやつめ?!!)

 斉藤は恥ずかしさと怒りを抑えながら聞いていた。

「え? いや、仕事だからお礼なんていらないよ?」

「いいえ! お願いします!!」

 かなりお礼がしたいようだ、基本優しい高浦は、斉藤の目の前でOKしたのだ。

「よかった?、じゃあみんなの遊び場西口に明日の10時集合でいいですか?」

 明日高浦は休み、高浦はOKを出し早川とはいったん別れた。

「え? ちょっと、高浦さん? いいんですか??」

高浦はちょっとこまった表情で、答えた。

「いや……俺押しに弱くて……。まあ、明日は休みだし、息抜きでもいいかな?って」

「じゃあまた明後日! 仕事場でね♪」

 斉藤は待たせていたタクシーに乗って家へと向かった。

「でもって……俺のことが、す……ってなんだ?」

中学、高校生でも分かるようなことが、まったく分かっていない高浦だった。

後書き


作者:九紋龍
投稿日:2012/08/17 10:23
更新日:2012/08/17 11:03
『心・体をかけて』の著作権は、すべて作者 九紋龍様に属します。

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