1. トップ
  2. レビュー
  3. きららMAX
  4. ワンダフルデイズ
  5. 5〜6巻感想

ワンダフルデイズ - 5〜6巻

MAXの歴史と共に歩んできたこの作品も6巻にて完結。
この作品が最終回を迎えた時は流石に脱力しました。
あ〜・・・MAXの創刊以来最大の節目なんだな、って。
その後、すぐに次の連載がスタートしましたけどね♪
とはいえ、さっちゃんや壱さんに会えなくなるのはやっぱり寂しいですが。
個人的には特に先生の作品の中でも最初に出会った作品なので思い入れが強いのですよ。

冷静に考えてみると、先生の他の作品との強い結びつきってあまりないんですよね、この作品は。
共通するキャラクターが登場したり、相手の作品に出張したり。
確かに登場するのがほとんど人外だったり、人間でも大人だったりするのでなかなか他の作品とコラボし辛いところはあるのかもしれません。
そんな個性の塊の彼女達の物語もいよいよラスト。
これまで少しずつ散りばめられていた伏線が回収されていきます。
壱さんの思い出した過去、かつて金子家の座敷童子だった過去。
零さんとすずりの友情と、零さんの就職先(?)。
そして、それぞれの恋愛も完結編。
普通ラブコメ要素があったら主人公の筈が・・・さっちゃんは相変わらずです。

しおりさんと碧子ちゃんはすっかり仲がよくなっています。
知らない間に外堀から埋めた形?
で、当の本人達(しおりさんと蒼太君)もいよいよ接触。
さっちゃんの協力を得て、一緒に食事をする仲に。
それから・・・ホントゆっくり進展中?
珠季さんと鈴吾君もいい感じで進展中。
鈴吾君って何か子犬の様な子なので、なんか私の頭の中ではお姉さんの猫にしっぽを振って付いていく子犬のような図に変換される時が・・・
ええ、無類の動物好きですが・・・何か?
まあ、鈴吾君は6巻ではすっかり成長して子犬というよりは成犬です。
珠季さんの猫モードも登場。青春しています♪
そして、零さんどころか普通の人でも見える筈の壱さんまで見えない碧子ちゃんと零さんのストーリー。
段々と2人の距離が近づいていきます。
たきびさんは・・・おっさんです。
それがまたツボ。見た目小学生女子なのに中身はおっさん化して・・・
私はどうやらギャップモノが好きなようで、この手の「見た目と中身のギャップ」も大好物なのです。

冒頭でもちらりと触れた零さんの就職活動。
5巻のラスト辺りから新しい家を探し出します。
時を同じくして、さっちゃんの実家にかつていた座敷童子の話も。
もしかしてさっちゃんがこのアパートにやって来たのも偶然じゃない?
それにしても、金子家の先祖のざしきわらしが壱さんだけど、金子家の長男・幸太郎の奥さんであり、すずりちゃんの母親でもあるみのりさんの実家も零さんと繋がりがあるっぽかったようで。
すずりちゃんが座敷童子と縁があるのはもはや運命だった?

ネタとしては6巻P45右はツボでした。
上でもちょっと触れた「ギャップネタ」というのもあるんですが、「想像させるネタ」も好き。
なおかつインパクトも大きくて好きだな〜♪

戻る