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魔法少女ほむら☆たむら

作者 あfろ 魔法少女ほむら☆たむら
作者HP
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掲載誌 まんがタイムきらら☆マギカ(芳文社)
単行本数 3巻(連載終了)
Wikipedia
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チャート
内容 人気アニメ「魔法処女まどか☆マギカ」をテーマに多くの作品が連載される「まんがタイムきららまどか☆マギカ」(長い・・・)の作品の1つ。
当然ではあるが、原作であるアニメを見ていることが楽しむための条件ではある。

同種の作品の多くは特定の平行世界を舞台としているが、本作では主人公であるほむらが毎回のように異なる世界を旅することが大きな特徴。
世界が異なるとそこに住む人物たちもどこか違ったキャラクターになっており、それがネタのキモとなる。
 ※ズレの大きさはキュゥベえの姿に現れる。

世界のズレ方がそのままキャラクターたちのズレ方にもつながっている(例:全員がうっかり屋さん)が、中にはマミの「すぐ死ぬ(大抵は登場すらできず“もう死んでる”という状態)」、さやかの「すぐ魔女化する」のようにある程度固定化されたものもある。
唯一影響を受けない主人公のほむらのみが常識人でありツッコミ役となる。
シリアスなシーンは一切なく、徹頭徹尾コントな作品。
感想 この手の作品の中でも「空気」や「かわいさ」よりも「ネタ!」を感じる作品の1つです。
原作のエッセンスを軸にしながら、許される中でどれだけ遊べるか。
通常ではそれで「ちょっとおかしなまどマギ」が描かれますが、この作品は「ちょっとおかしなまどマギ・・・が、いっぱい!」。
様々な平行世界を描き、その中でめいいっぱい遊んでいます。
キャラ以上に世界観をネタとして扱えるというのは大きな武器になります。
しかも、それが原作の設定を崩さない中で行われているのですからもうずるい!
ものすごく自由にやりまくっている感もありますが・・・
「テレビの時間軸」とか、ホントやりたい放題だったなぁ。
そこが面白いところでもあるのですが。
原作のあのシリアスな雰囲気とは完全に真逆です。
かといってゆるい空気の作品でもありません。
徹底的にコントな作品。それが本作です。

「別の世界に移るとそこに登場するキャラクターたちも変わる」というのが最大の特徴でしょう。
そのため、ほぼ出オチともいえるキャラの個性が毎回のように使い放題。
「同一人物なのに違う設定」というのは遊ぶにはもってこいです。
それを最大限に生かしたネタの数々。
そして、それ以上に前述ですが「世界そのもの」がネタになっているという自由さ。
決してぶれない「暁美ほむら」を軸にすることで作品としての枠を作り、その上でそれ以外の全てをネタにする。
まあ、ある意味マミさんもぶれませんが。
ホントすぐ死ぬなぁ・・・(理由があるんですが)
1巻P22の留守電ネタはホント笑いました。
単行本 発売日 ・1巻:2013年12月26日
・2巻:2015年5月27日
・3巻:2016年11月26日
●試し読み まんがタイムきららWeb:1巻
まんがタイムきららWeb:2巻
まんがタイムきららWeb:3巻
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