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作品ID:661
こちらの作品は、「お気軽感想希望」で、ジャンルは「随筆・コラム」です。
文字数約1092文字 読了時間約1分 原稿用紙約2枚
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■灰縞 凪
小説の属性:随筆・コラム / 恋愛 / お気軽感想希望 / 初投稿・初心者 / 年齢制限なし /
あい
作品紹介
宮部 あい
・中学1年生
・女
・小説家になりたい
・中学1年生
・女
・小説家になりたい
居ても立ってもいられなくなったのは、修了式の日のことである。
クラスメートの秋宮 奏のことが好き。それに気づいたのは、入学式の1ヶ月ほど後だった。
身内の不幸事が続き、しばらく学校を休んでいた。精神的にも辛かった。
オンラインで授業に参加したとき、教室の移動で、教室の端末をよく運んでくれたのが、彼。
ほんの些細なことだ。でも、そこで自分の気持ちに気づいた。
他の男子も気づいたときには運んでくれてる。でも、秋宮のときが一番うれしい。
秋宮のとき”だけ”、「このあとの授業も頑張ろう」と思えた。
動機不純かもしれない。が、少なくともこれは一種の恋心だろうと、思った。
告白をしたいと思うようになったのは、1学期の終業式直前。
夏休みに入ったら会えなくなる。そんなの嫌だ。
付き合えたらどれほど良いだろうと思った。
でも、結局やらなかった。
私には夢がある。それは、小説家になること。
毎日毎日、家に帰るなりすぐ書いている。
付き合うってなったら、小説に触れる時間が減ってしまうだろう。
そもそも付き合える確証すらないし。
フられて、その気持ちをずるずる引きずってもしょうがない。
結局そのまま夏休みに入った。
進展ゼロのまま、3学期を迎えた。
ここで、告白をするにはうってつけの行事が訪れる。
林間学校。それも、バレンタインを中日にした日程で。
女友達には「あいちゃん!告白のチャンスだよ!」と言われる。
確かに。入学式から10ヶ月。私はよくここまで堪えてきた。
たぶん、今年度中で一番、告白に適したタイミングだろう。
ずっと、考えた。どうしようかと。
でもやっぱり、勇気は出なかった。
3月。修了式の日を迎えた。
結局、私と秋宮との関係は、「友達」のまま。
居ても立ってもいられなくなった。
2年生でまた同じクラスになれるかわからない。
今、してしまって次また同じクラスだったら、気まずい思いをさせてしまうかもしれない。
でも、そういう運がないところが、私だから。
この日だけは、勇気が出た。
「秋宮!!」
「えっ」
不思議そうな顔をする秋宮。・・・もう、後には引けない。
「・・・好きだよ。」
「!!」
「付き合えなくていいの。ただ、伝えたいだけだから。じゃっ!」
「え、あ、ちょっ」
・・・逃げてしまった。
さっきまでは告白したくて居ても立ってもいられなく、
今は恥ずかしくて居ても立ってもいられなくなった。
これで、私の恋は、終わりだ。
クラスメートの秋宮 奏のことが好き。それに気づいたのは、入学式の1ヶ月ほど後だった。
身内の不幸事が続き、しばらく学校を休んでいた。精神的にも辛かった。
オンラインで授業に参加したとき、教室の移動で、教室の端末をよく運んでくれたのが、彼。
ほんの些細なことだ。でも、そこで自分の気持ちに気づいた。
他の男子も気づいたときには運んでくれてる。でも、秋宮のときが一番うれしい。
秋宮のとき”だけ”、「このあとの授業も頑張ろう」と思えた。
動機不純かもしれない。が、少なくともこれは一種の恋心だろうと、思った。
告白をしたいと思うようになったのは、1学期の終業式直前。
夏休みに入ったら会えなくなる。そんなの嫌だ。
付き合えたらどれほど良いだろうと思った。
でも、結局やらなかった。
私には夢がある。それは、小説家になること。
毎日毎日、家に帰るなりすぐ書いている。
付き合うってなったら、小説に触れる時間が減ってしまうだろう。
そもそも付き合える確証すらないし。
フられて、その気持ちをずるずる引きずってもしょうがない。
結局そのまま夏休みに入った。
進展ゼロのまま、3学期を迎えた。
ここで、告白をするにはうってつけの行事が訪れる。
林間学校。それも、バレンタインを中日にした日程で。
女友達には「あいちゃん!告白のチャンスだよ!」と言われる。
確かに。入学式から10ヶ月。私はよくここまで堪えてきた。
たぶん、今年度中で一番、告白に適したタイミングだろう。
ずっと、考えた。どうしようかと。
でもやっぱり、勇気は出なかった。
3月。修了式の日を迎えた。
結局、私と秋宮との関係は、「友達」のまま。
居ても立ってもいられなくなった。
2年生でまた同じクラスになれるかわからない。
今、してしまって次また同じクラスだったら、気まずい思いをさせてしまうかもしれない。
でも、そういう運がないところが、私だから。
この日だけは、勇気が出た。
「秋宮!!」
「えっ」
不思議そうな顔をする秋宮。・・・もう、後には引けない。
「・・・好きだよ。」
「!!」
「付き合えなくていいの。ただ、伝えたいだけだから。じゃっ!」
「え、あ、ちょっ」
・・・逃げてしまった。
さっきまでは告白したくて居ても立ってもいられなく、
今は恥ずかしくて居ても立ってもいられなくなった。
これで、私の恋は、終わりだ。
後書き
はじめまして、そらいろ、という者です!
みなさまどうぞよろしくお願いします!
みなさまどうぞよろしくお願いします!
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