作品ID:791
あなたの読了ステータス
(読了ボタン正常)一般ユーザと認識
「魔法と科学の機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)」を読み始めました。
読了ステータス(人数)
読了(47)・読中(0)・読止(0)・一般PV数(114)
読了した住民(一般ユーザは含まれません)
魔法と科学の機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / 年齢制限なし / 休載中
前書き・紹介
回想
前の話 | 目次 | 次の話 |
さかのぼるほど数時間前
「ここがメルタの町か・・・」
俺は自分の住む町の一個隣の町に来ていた。隣と言っても割と近いので日帰りも出来る。この町はこの辺では割と大きい鉱山がある。今回はその一部の個人運営されていた場所が目的地だ。とりあえず町から鉱山につながる道を通行人に聞いて教えてもらった通りに進む。
「「せーの!!!」」
道の途中で元気な声と共にガキーン! という甲高い金属音がした。
音のした方を見ると少年と少数だが少し女の子も居た。輪になって固まっている真中には二人の少年が向かい合って何やら真剣なまなざしで空中を見つめている。その空間には文様(もんよう)が書かれた正方形で大人の握り拳ほどの大きさの鉄が二つぴったりくっついて浮いている。
「懐かしいな・・・」
思わず足を止めてその光景に見入る
子供でも簡単に使える魔法
そう、魔法だ。俺ら人間にはなぜかは知らんが体内に魔力という力が流れている。この魔力の量は先天的に決まる。つまり魔力=その人の魔法の才能となる。まぁ、例外もいくつかあるけど・・・。
彼らが行使している魔法は簡単な物だ。と言っても1から魔法を展開しているわけではない。あの金属に刻まれている文様は刻印と言って、その刻印が刻まれた物に魔力を流すとその刻印が魔法を発露させるのだ。そしてその刻印は線が精密であればあるほど、そして大きいほど魔法を行使する者の負担を減らすことが出来る。一般的にこの道具のことを魔具(まぐ)と呼ぶ。この魔具には二種類存在する。もう片方はミスリルという石で作られるものなのだが・・・入手がとても困難でこれを用いる物は高額になる。
アレは小さな子供でも書けるような簡単な浮遊の刻印をそれぞれの子供が鉄に刻んで空中に浮かべてぶつけてどっちが先に音を上げるかという単純な力比べならぬ魔力比べだ。
左右の少年の魔具を見比べるとどうやら右の少年の方が線がきれいだった。しかし、どうやら左の少年は魔力量が高いらしく、勝負は拮抗している。
しばらく経つと二人とも同時に膝をついた。それと同時に魔具も真下に落下する。
「あ?・・・引き分けか?」「でも良いもの見たな!」「次は勝敗つけろよー!」
周りの賞賛の声の中で二人の少年は握手を交わして輪の中に入る。そうすると次にまた少年が出てくる。目の前にまたお手製の魔具を置いて魔力を通わせる。
「おっと、そうだ見入ってる暇じゃないじゃねぇか」
俺は再び歩を進める。すると目の前から四角いフォルムの箱のような物が走って来た。
ブロロロロロ
黒い煙を後ろから出しながら走るそれは、過去2500年前に突如消えた技術・・・科学の産物だ。科学はつい最近考古学者によって発見されて、その技術を現代に復活させたわけだ。そしてさっきの乗り物は確か正式名称は確か車と呼ばれていて、用途は移動や物の運搬に使う。科学は魔法と違って魔力を糧として動くわけじゃない。科学は主に燃料を燃やした時の熱量で動くから魔力量の低い人間でもその恩恵を受けることが出来る。しかし、いくつか問題が生じた。その一つは魔法が一般生活の基盤だったせいで燃料の需要が低かったのだ。今まで数多くの鉱山があったが結局封鎖したり凍結したりしている。しかし、科学の登場により燃料の需要は一気に上がってしまったのだ。よって封鎖や凍結した鉱山から再び燃料などを掘り出すことになった・・・・・・のだが・・・。
なんとその鉱山に魔物が住み着いてしまったのだ。魔物とは凶暴な生き物・・・ではない場合もあるが一様に人間に害があるのだ。種類は生物系・鉱物系・エレメント系とある。生物系は文字通り生物のような外見をしている。鉱物系は砂や石などの無機物が意識を持って俺ら人間を襲うのだ。最後のエレメント系・・・これは一番厄介で火や電気と言った物が意思を持って動くのだ。
そんなものが住み着いているため鉱山は使用したくても使用出来ないのだ。
そんな時にその魔物の退治を請け負うのがギルドと呼ばれる組織だ。国が保有する鉱山などは国が抱えている騎士団などが退治に向かうが、どうもにも個人運営の鉱山はその所有者が金を払わないと国は動かない。しかも、騎士団を動かすには途方にもない金がかかるらしく、とてもじゃないけどそんな金はかけられないという人が頼るのがギルドだ。ギルドとは簡単に言うと便利屋と言った感じだ。今やギルドに持ち込まれる依頼の7割はこの手の魔物退治だと言われている。
俺は魔法を教える施設を卒業してまだ一ヶ月経つかどうかというところのド素人だ。しかし、俺はどうやら史上稀に見るほどの高魔力の持ち主らしいのだ。
そして俺が所属するギルド・・・「トレース」は俺が卒業と共に学友二人と共に新設したばかりのギルドなのだ。俺はその初仕事に向かっている。
「あいつらも今頃別の仕事してんのかねぇ?・・・」
なぜか最初の仕事を押し付けられた俺は一人さみしく鉱山へ向かう。
しばらく歩くとその鉱山の入り口が見えた。
「ここか・・・」
入り口には「立ち入り禁止」の立札が立っている。
「入る前に装備確認しておくか・・・」
背中に触れるとひやりとした感触がした。俺が背中にしょっているのは剣が収められた鞘だ。しかし、普通の物とは違う。鞘は幅が広く、上下に一つずつ柄がついている。一つの鞘に剣が二つ収まっているのだ。右肩から左脇に向けてなので右手は上から。左手は腰の後ろの手を回して抜刀する。ちなみに右より左の方が短く、俺はこいつを逆手に持って戦う。さらに左右にはそれぞれ風と雷の刻印が入っている。俺の剣は小さいので面積は小さいが・・・まぁ、そこは史上稀に見る魔力量を持つ俺なので問題は無し。それと腰にもう一つ右の方に柄が向いているナイフが一本・・・俺の相棒だ。
・・・・・・特に特殊能力があるわけじゃないんだけどね
とりあえず俺は鉱山の中に足を踏み入れて・・・・・・魔物と対面した時に全力で後悔した。
「ここがメルタの町か・・・」
俺は自分の住む町の一個隣の町に来ていた。隣と言っても割と近いので日帰りも出来る。この町はこの辺では割と大きい鉱山がある。今回はその一部の個人運営されていた場所が目的地だ。とりあえず町から鉱山につながる道を通行人に聞いて教えてもらった通りに進む。
「「せーの!!!」」
道の途中で元気な声と共にガキーン! という甲高い金属音がした。
音のした方を見ると少年と少数だが少し女の子も居た。輪になって固まっている真中には二人の少年が向かい合って何やら真剣なまなざしで空中を見つめている。その空間には文様(もんよう)が書かれた正方形で大人の握り拳ほどの大きさの鉄が二つぴったりくっついて浮いている。
「懐かしいな・・・」
思わず足を止めてその光景に見入る
子供でも簡単に使える魔法
そう、魔法だ。俺ら人間にはなぜかは知らんが体内に魔力という力が流れている。この魔力の量は先天的に決まる。つまり魔力=その人の魔法の才能となる。まぁ、例外もいくつかあるけど・・・。
彼らが行使している魔法は簡単な物だ。と言っても1から魔法を展開しているわけではない。あの金属に刻まれている文様は刻印と言って、その刻印が刻まれた物に魔力を流すとその刻印が魔法を発露させるのだ。そしてその刻印は線が精密であればあるほど、そして大きいほど魔法を行使する者の負担を減らすことが出来る。一般的にこの道具のことを魔具(まぐ)と呼ぶ。この魔具には二種類存在する。もう片方はミスリルという石で作られるものなのだが・・・入手がとても困難でこれを用いる物は高額になる。
アレは小さな子供でも書けるような簡単な浮遊の刻印をそれぞれの子供が鉄に刻んで空中に浮かべてぶつけてどっちが先に音を上げるかという単純な力比べならぬ魔力比べだ。
左右の少年の魔具を見比べるとどうやら右の少年の方が線がきれいだった。しかし、どうやら左の少年は魔力量が高いらしく、勝負は拮抗している。
しばらく経つと二人とも同時に膝をついた。それと同時に魔具も真下に落下する。
「あ?・・・引き分けか?」「でも良いもの見たな!」「次は勝敗つけろよー!」
周りの賞賛の声の中で二人の少年は握手を交わして輪の中に入る。そうすると次にまた少年が出てくる。目の前にまたお手製の魔具を置いて魔力を通わせる。
「おっと、そうだ見入ってる暇じゃないじゃねぇか」
俺は再び歩を進める。すると目の前から四角いフォルムの箱のような物が走って来た。
ブロロロロロ
黒い煙を後ろから出しながら走るそれは、過去2500年前に突如消えた技術・・・科学の産物だ。科学はつい最近考古学者によって発見されて、その技術を現代に復活させたわけだ。そしてさっきの乗り物は確か正式名称は確か車と呼ばれていて、用途は移動や物の運搬に使う。科学は魔法と違って魔力を糧として動くわけじゃない。科学は主に燃料を燃やした時の熱量で動くから魔力量の低い人間でもその恩恵を受けることが出来る。しかし、いくつか問題が生じた。その一つは魔法が一般生活の基盤だったせいで燃料の需要が低かったのだ。今まで数多くの鉱山があったが結局封鎖したり凍結したりしている。しかし、科学の登場により燃料の需要は一気に上がってしまったのだ。よって封鎖や凍結した鉱山から再び燃料などを掘り出すことになった・・・・・・のだが・・・。
なんとその鉱山に魔物が住み着いてしまったのだ。魔物とは凶暴な生き物・・・ではない場合もあるが一様に人間に害があるのだ。種類は生物系・鉱物系・エレメント系とある。生物系は文字通り生物のような外見をしている。鉱物系は砂や石などの無機物が意識を持って俺ら人間を襲うのだ。最後のエレメント系・・・これは一番厄介で火や電気と言った物が意思を持って動くのだ。
そんなものが住み着いているため鉱山は使用したくても使用出来ないのだ。
そんな時にその魔物の退治を請け負うのがギルドと呼ばれる組織だ。国が保有する鉱山などは国が抱えている騎士団などが退治に向かうが、どうもにも個人運営の鉱山はその所有者が金を払わないと国は動かない。しかも、騎士団を動かすには途方にもない金がかかるらしく、とてもじゃないけどそんな金はかけられないという人が頼るのがギルドだ。ギルドとは簡単に言うと便利屋と言った感じだ。今やギルドに持ち込まれる依頼の7割はこの手の魔物退治だと言われている。
俺は魔法を教える施設を卒業してまだ一ヶ月経つかどうかというところのド素人だ。しかし、俺はどうやら史上稀に見るほどの高魔力の持ち主らしいのだ。
そして俺が所属するギルド・・・「トレース」は俺が卒業と共に学友二人と共に新設したばかりのギルドなのだ。俺はその初仕事に向かっている。
「あいつらも今頃別の仕事してんのかねぇ?・・・」
なぜか最初の仕事を押し付けられた俺は一人さみしく鉱山へ向かう。
しばらく歩くとその鉱山の入り口が見えた。
「ここか・・・」
入り口には「立ち入り禁止」の立札が立っている。
「入る前に装備確認しておくか・・・」
背中に触れるとひやりとした感触がした。俺が背中にしょっているのは剣が収められた鞘だ。しかし、普通の物とは違う。鞘は幅が広く、上下に一つずつ柄がついている。一つの鞘に剣が二つ収まっているのだ。右肩から左脇に向けてなので右手は上から。左手は腰の後ろの手を回して抜刀する。ちなみに右より左の方が短く、俺はこいつを逆手に持って戦う。さらに左右にはそれぞれ風と雷の刻印が入っている。俺の剣は小さいので面積は小さいが・・・まぁ、そこは史上稀に見る魔力量を持つ俺なので問題は無し。それと腰にもう一つ右の方に柄が向いているナイフが一本・・・俺の相棒だ。
・・・・・・特に特殊能力があるわけじゃないんだけどね
とりあえず俺は鉱山の中に足を踏み入れて・・・・・・魔物と対面した時に全力で後悔した。
後書き
作者:総 誉 |
投稿日:2011/07/02 13:46 更新日:2011/07/02 13:46 『魔法と科学の機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)』の著作権は、すべて作者 総 誉様に属します。 |
前の話 | 目次 | 次の話 |
読了ボタン