作品ID:1816
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嵐王焔姫物語
小説の属性:一般小説 / 未選択 / 感想希望 / 初級者 / R-15 / 連載中
こちらの作品には、暴力的・グロテスクな表現・内容が含まれています。15歳以下の方、また苦手な方はお戻り下さい。
前書き・紹介
前触れ
目次 | 次の話 |
「王を許すな!」
「なぜその子を犠牲にする!?」
「やめて・・・、ああ神よ・・・、何故この子にそんな運命を?」
子は、神官に手を引かれる
「私が人柱になる!その子は離してくれ!」
「それでは、駄目なのだ」
神官は悲しい声で返す
仮面からは表情は見えないが、伝う涙で表情は皆判った
「民よ・・・、良く聞け・・・」
王の声が響く
「どうか、許して欲しい・・・、私は最低の王だ・・・、”時の門”を封印するのには、この子を犠牲にする他ない・・・」
「何故です!?他の方法が・・・」
「もう、時間がないのだ」
神官がその言葉に返す
皆、絶句した
王は、優しく彼に近づく
そして問う
「君は・・・、何故望む?嫌といっていいんだ、そうすれば・・・、私達が滅びても、君は助かる、子供だし、わがままいったっていいのだ」
その子はぶっきらぼうに返した
「別に・・・、それで助かるなら、人柱なんて安いよ」
「そんな・・・」
「神官さん、皆さん、いままでありがとうございました、迷惑ばっかしかかけてないけど・・・、これが、俺のありかただったと思うんです」
「やめろ!君がーー」
「初めて下さい」
「・・・わかった」
「これより、時の封印を行う・・・」
誰かが遺跡に近づく
「この紋章は・・・?」
「竜印ですね、・・・青龍の印と酷似しています」
彼は少し考えて
「アスタロット、少し離れろ」
「御意」
雷を大きく放った
「・・・開いたか」
「ハスター様、あれは、なんでしょうか・・・?」
ハスターと呼ばれた男は驚愕の表情となる
「人・・・!?しかもまだ息をしている!」
「・・・何かのことで封印されていたのかもしれません、・・・理由は不明ですが」
「う・・・」
「む、おきたか、お前、名は何だ?」
幼い少年はぶっきらぼうに返す
「ねえよ」
「はっはっは、おもいしろいやつだなあ」
「・・・殺しますか?不敬ですよ?」
「いやまて、気に入った、ならばそなたの名前をつけてやる」
「なんでだよ」
「生意気だなあ、余計気に入ったぞ!ハスター、こいつを連れて帰る」
「なっ!?本気ですか!そこらで犬を拾ったとは訳が違うんですよ!?」
「もちろん、重々承知だ、・・・お前、帰る場所がないんだろう?」
「・・・・」
「図星だな、ほら来い」
「はあ、めんどくさくなりそうですね」
「さて、そなたの名前を考えねば」
(ハスター様、理由があるのでしょう、私には解らぬのです、どうかお教え下さい)
(青龍だからだ)
(は?)
(この子は青龍だ・・・、封印の理由はしらないが、これもまた運命、何より放って置くなんて可哀想だろうが)
(・・・そうですね)
(さて、名前は・・・、そうだな、よし)
遠い空まで響く、美しき笛
私の愛するべき、優しき名
「なぜその子を犠牲にする!?」
「やめて・・・、ああ神よ・・・、何故この子にそんな運命を?」
子は、神官に手を引かれる
「私が人柱になる!その子は離してくれ!」
「それでは、駄目なのだ」
神官は悲しい声で返す
仮面からは表情は見えないが、伝う涙で表情は皆判った
「民よ・・・、良く聞け・・・」
王の声が響く
「どうか、許して欲しい・・・、私は最低の王だ・・・、”時の門”を封印するのには、この子を犠牲にする他ない・・・」
「何故です!?他の方法が・・・」
「もう、時間がないのだ」
神官がその言葉に返す
皆、絶句した
王は、優しく彼に近づく
そして問う
「君は・・・、何故望む?嫌といっていいんだ、そうすれば・・・、私達が滅びても、君は助かる、子供だし、わがままいったっていいのだ」
その子はぶっきらぼうに返した
「別に・・・、それで助かるなら、人柱なんて安いよ」
「そんな・・・」
「神官さん、皆さん、いままでありがとうございました、迷惑ばっかしかかけてないけど・・・、これが、俺のありかただったと思うんです」
「やめろ!君がーー」
「初めて下さい」
「・・・わかった」
「これより、時の封印を行う・・・」
誰かが遺跡に近づく
「この紋章は・・・?」
「竜印ですね、・・・青龍の印と酷似しています」
彼は少し考えて
「アスタロット、少し離れろ」
「御意」
雷を大きく放った
「・・・開いたか」
「ハスター様、あれは、なんでしょうか・・・?」
ハスターと呼ばれた男は驚愕の表情となる
「人・・・!?しかもまだ息をしている!」
「・・・何かのことで封印されていたのかもしれません、・・・理由は不明ですが」
「う・・・」
「む、おきたか、お前、名は何だ?」
幼い少年はぶっきらぼうに返す
「ねえよ」
「はっはっは、おもいしろいやつだなあ」
「・・・殺しますか?不敬ですよ?」
「いやまて、気に入った、ならばそなたの名前をつけてやる」
「なんでだよ」
「生意気だなあ、余計気に入ったぞ!ハスター、こいつを連れて帰る」
「なっ!?本気ですか!そこらで犬を拾ったとは訳が違うんですよ!?」
「もちろん、重々承知だ、・・・お前、帰る場所がないんだろう?」
「・・・・」
「図星だな、ほら来い」
「はあ、めんどくさくなりそうですね」
「さて、そなたの名前を考えねば」
(ハスター様、理由があるのでしょう、私には解らぬのです、どうかお教え下さい)
(青龍だからだ)
(は?)
(この子は青龍だ・・・、封印の理由はしらないが、これもまた運命、何より放って置くなんて可哀想だろうが)
(・・・そうですね)
(さて、名前は・・・、そうだな、よし)
遠い空まで響く、美しき笛
私の愛するべき、優しき名
後書き
作者:テノール |
投稿日:2016/09/03 22:06 更新日:2016/09/03 22:32 『嵐王焔姫物語』の著作権は、すべて作者 テノール様に属します。 |
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